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【トライアングル・ストラテジーを語りたい】Vol.1 3周しみての感想
こんにちは!しいのき(@ShinokiDesign)です。
今週は今ハマっているスクウェア・エニックスの最新作『トライアングルストラテジー』について語りたいと思います。
『トライアングルストラテジー』は、スクウェア・エニックスより2022年3月4日発売のNintendo Switch用ゲームソフト。
ドット絵と3DCGの融合''HD-2D''で描かれる
完全新作タクティクスRPG
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前作にあたるのか『オクトパストラベラー』も最高で、今回は事前に体験プレイもして「こ、これは名作の予感‥!!」と感じたので、発売当日に購入して3周プレイしました!熱が熱いうちに感想を伝えたいと思います!
大いにネタバレしますので、
初見で楽しみたい方はこの先は自己責任でお願いします🙇♀️
01-簡単にいうと、ドラクエ5で結婚相手を選ぶ時のようなドキドキ感が毎回味わえる
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基本的に攻略は見たくない派なのですが、
オクトパストラベラーもこちらのトライアングルストラテジーも初見で十分楽しめます。
むしろ知らずにドキドキしながらやったほうが断然楽しいと思います。
このゲームの特徴である「選択によって分岐する壮大なストーリー」
周りの仲間を説得して分岐を決めるのですが、説得しても納得してもらえなかったり、説得することでえらい大変な目にあったりするのでもうドキドキです。
簡単にいうと、
ドラクエ5で結婚相手を選ぶ時のようなドキドキが毎回味わえます。(笑)
いやこれは大袈裟じゃないと思う。実際1周目の自分がそうだったので。
先が読めないストーリーを楽しんでいた昔のゲームの感覚を味わうことができたんです。
最初は自分が最善だと思う選択をしてエンディングを迎えたのですが、
悪行を手伝わさせられるし、闇闘技場で戦わさせられるし、親友はいなくなるし、最後の敵には逃げられるし、なんかモヤっとする納得いかない終わり方をしました。全然思い通りにことが運ばなかった‥!!
ラスボスを倒したからって、世界が平和になると思うなよと。
自分が選んだ選択肢によって最後のボスが変わりますが、「自分にとって」のラスボスであって、その人を倒したからといって世界は混沌のまま。やはり他のルートを試してみないともやっとしたまま終わります。
このゲームをして、「信念」を持って選択することの「難しさ」を痛感しました。悪い意味ではなく、結局どの道を選んだって、全部が思い通りには行かないし、物語は進んでいくんです。
そういったことも含めて、全部のストーリーを見ないと『トライアングル・ストラテジー』の本当の凄さが実感できないと思います。
やればやるほどストーリーの奥深さにのめり込みました。
ちなみに、3周してからやっと攻略サイトを見まして、
ちゃんと「真エンディングルート」というのがあるそうで、4周目はそちらをやってみようと思っています。
ですが、この記事を書いている今はそのエンディングを見ていないため、もやっとした状態での感想となるのでご了承ください😅
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02-バトルが楽しい!キャラクターが個性的で良き!
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ストーリーがしっかりしているし、ほとんどはストーリーを追っていて、たまに戦う感じなのですが、バトルはもちろん楽しいです。
キャラの育成も分かりやすい。
「レベル上げに時間を費やす」という無駄な作業がないのと、死んでもペナルティがないので一旦戦ってみてゲームオーバーしてもいいのです。
ゲームオーバーしても途中まで戦った分の経験値はそのままで、アイテムは多分戦う前に戻ってた気がします。
4周目は使わなかったキャラクターを使ってみたいと思っています!
03-RPG部分で油断していると突然のバットエンド
1周目の中盤、信念の天秤でどんな選択をしても詰まない、ゲームオーバーにはならないんだと油断してRPG部分を疎かにした時がありました。
実際に信念の天秤の選択肢ではゲームオーバーになりませんが、
RPG部分でまさかのバットエンドへ一直線。
もうこの時は恐ろしいほど止まりません。
有無を言わさず「そしてウォルホート家は歴史から名を消しました」です。
操作やストーリーにも慣れて、まあ大丈夫っしょ。と余裕をかましていたら「あれ‥これやばくない。。?」という方向へ物語がどんどん進んでいき、まさかのバッドエンド。
ちなみに私はこれを2回もやってしまいました。。
でもご安心を。
この場合はシステムさんがちゃんと「あなたは大事な部分を見逃しました。もう一度チャレンジしますか?」と失敗する直前までストーリーを戻してくれます。😌 (ほっ。)
こういうドキドキ感がまたいいんですよね。
やはりゲームはこうじゃないと。(昭和世代感)
04-音楽がいいゲームに駄作なし
ゲーム音楽はロマサガシリーズが最高にして至高だと思っているのですが、
今回も音楽が好きなゲームランキングTOP10にランクインするぐらい好きです。
思い出補正というか、曲を聞くと場面が思い出されるのもあって、音楽が好きということはもうそのストーリーに惚れてるんですよね。
「バトル音楽を聴くとあのゲームがやりたくなる」のまさしくそれです。
05-ストーリーについて
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このゲームをやる直前は「ファイアーエンブレム 風花雪月」をやっていて、
「なんだよこの名作は‥!!( ゚д゚)クワッ」となっていたのです。
風花雪月を1周して「うーん」2周目で「なるほど」3周目で「ついに真実に辿り着いた‥!!✨」という達成感を味わいました。
このゲームもそうなのかなと思っていたんですよ。
ちゃう!!!
このゲームは子供の頃にやったらトラウマになるんじゃないかと思う。
「人生って思い通りにならないんだ」という。
自分が貫こうとする「信念」のためには、何かを犠牲にしてでも貫かねばならない、「全てがうまくいくはずがない」を上手くゲームで表現したなぁと思いました。だからこそリアルなんです。
*補足:新エンディングクリア前なので、この絶望を味わった後に「信念を持って選択すれば、犠牲を出さずに正義を貫くことができる」かもしれませんがそれはまた別の機会に考察します。
そして関わる人間全員の思惑が渦巻いています。
全員自分の「信念」を貫こうとしているが故にぶつかっていると感じました。
もちろん根っからの悪役ポジションもいますが、あるエンディングでは「これが便宜上は一番平和エンドなんじゃないか?」と悪を受け入れそうになりました。
何を「平和と思うか」その優先度によっては最悪を受け入れることもあるんだと思いました。
そういった意味でもストーリーの面白さは近年稀に見る素晴らしい作品だと思います。
ただし、おっもい!
話が!w
暗い!重い!報われない!
の三重苦。
ゲームに非現実的爽快感を求めるなら、この話は重いです😅
自分はMARVELのような勧善懲悪が好きなので、
どう頑張ってもハッピーエンドになれない今作は色々考えさせられましたが最後までもやっとしたままでした。
キャラが魅力的なのと、バトルが楽しいのでストーリーの暗さは幾分紛れたるから、結局3周したんですけどね。
近年のビジュアル重視のスクエニ作品に嫌気がさしている方、
昔懐かしのドット絵RPGが好きな方にはぜひぜひおすすめです!
06-大いなるネタバレ:エンディングについて語りたい
ここからはエンディングについて語るので、まだ全てのエンディングを見ていない方は見ない方が良いです😅🙏
エンディングを見たらまたここでお会いしましょう!🙋♀️
お待ちしております。
単刀直入に言うと、普通に進んでいるとおそらく最後の3つの選択肢を選んでエンディングが決まると思われます。
攻略サイト曰く特定の進み方をすると、もう一つのエンディングがあるそうですが、クリア前なのでご了承ください。
普通にいくと見られる3つのエンディングを、個人的には軍師エンド、仲良しエンド、自由エンドと思っています。
おそらく1周目は一番論理的なベネディクトの案を選ぶんじゃないかなと思います。こちらが軍師エンド。
ロランとフレデリカの案はあまりにも突拍子がなさすぎるので、完全に2周目3周目用だなと思いました。
論理的な道を進むことで結局ベネディクトの夢だけが叶って、何も解決してなくないか?というめちゃくちゃもやっとしたエンディングを迎えたと思います。
私は3周目にベネディクトと道を違えたことで、グスタドルフが彼の本心を代弁してくれて、1周目のもやっと感が分かりました。
というかグスタドルフ好きなんですよ。
めちゃくちゃ今っぽい人じゃないですか?
人を駒としか捉えてないところ、自分の思いを叶えるためなら簡単に人を利用するしすぐに殺すところは許せないですけど、考え方は効率的かつ論理的でクレバーですし「話せばわかる人」という印象で嫌いじゃなかったです。
見た目の圧倒的ラスボス感には騙されましたw
2周目、私はロランとの仲良しエンドを選んだのですが、
結果的にこれが一番便宜上の平和エンドなんじゃないか?と思ったエンディングでした。
フレデリカエンドをやって最悪の真実さえ知らなければ、多くの民は平和に暮らし、信頼できる友が一番近くにいてくれて、女神を信じることで何の不便もなく生きられる。(少ない犠牲の上で)
今の世の中に近いような印象を受けましたし、私は信頼できる友と一生共に歩めるなら、真実を知らずに死んでもいいなと思ったので、最悪を受け入れる形になりました。
ただ物凄く気持ち悪いです。
ロランも主人公も形のないものにすがり、崇め、少なくても犠牲があることを分かっていながら女神を崇めている姿はとても情けなく見えて、物凄く二人に申し訳ない気持ちになりました。なぜなら二人とも本来なら女神の位置に立てるような存在なんです。
そしてフレデリカにぼろっかすに言われて普通に傷つきました (´・ω・`)
この時の信念の天秤の結果の後、フレデリカにめちゃくちゃ責められて、
これでもかというくらい口論になります。修羅場です。
もう申し訳なくてすっごく凹みました。w
さよなら好きな人。
そしていきなり全てを捨てると言い出すフレデリカ・エンド。
これはもうどうしたフレデリカですよね。
この話を言い出した時のフレデリカのヒステリック具合にドンびいて、めっちゃ嫌いになりましたw
結局このエンディングと軍師エンドのエンディングを見ないと、真の悪の正体が分からないようになってるんですよね。
軍師エンドの時のラストで最悪が生きている描写があった時「あ、やっぱりこいつを倒さないといけないんだ」という匂わせがあり、ロランがついて行ったことでロランエンドのラストを匂わせていると思いました。
また、ロランエンドの最後にはフレデリカの描写があって、「あーやっぱり3周目やるべきか」と思わせるので、やはり普通にやっていると軍師⇨王子⇨許嫁の順になるのを想定しているのかなと思いました。
そしてフレデリカエンドですよ。私の中で物議を醸しました。
「ええええええええええ!!!!」ですよ。
自由の代償がそれかと。
そんなことで手に入れた自由って何なんだよ。と全私が泣いた。
これがこの物語が「どう頑張ってもハッピーエンドじゃない」最大の所以と言いたい。
せめてもの救いが軍師エンドで追放され、ロランエンドで頭のおかしいやつ扱いされたロランが、このエンディングだけは多分本当の意味で微笑んでいたと思われるところ。すごく穏やかな優しい笑顔をしていて、もうそれだけが唯一の救いでした。
ありがとう、エンディング絵にロランを入れてくれて😭
しかしながら、フレデリカエンドのあまりの辛さと混沌さに、ロランとの仲良しエンドが一番良かったんじゃないかと思ってしまいました😭(ローゼル族の皆さんごめんなさい)。やはり宗教の力は偉大。
やり残したこととして、やっぱりアヴローラは生きていると思うので、4周目で真のエンディングを見てこのモヤモヤが解消するといいな。。
いやぁもう言いたいことがありすぎて、すっかり長文になってしまいました‥。。
次回は真のエンディングの感想か、自分の推しキャラとパーティ編成を語りたいと思いますので、もしよろしければ次回もお付き合いいただけますと幸いです!
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