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2022年:ヨーロッパの最新事情をまとめてみた

こんにちは!あたらしい旅行をデザインしていきたい令和トラベル篠塚です。

久しぶりのnoteとなってしまいましたが、今日はここ2週間くらいかけてヨーロッパ各国を巡ってきて無事に終了したので、色々と感じたことをシェアしたいなと思いました😇 書いてたらかなり長くなったので、最新の海外渡航事情(あとワインとアート?笑)に興味ある方はぜひご覧くださいませ。

面白かったらシェアしてくださると喜びます👏 なお、箇条書きスタイルでちょっと見づらいところもあるかもわかりませんがご了承ください。

ボーヌの町並み


【ヨーロッパ全体の総論🇪🇺】

・まず、前回投稿にも書いてみましたがヨーロッパ各国はコロナのコの字もないくらいに、完全フリーです。完全です。アフターコロナというよりかは「無」と言ったほうが近いですかね。レストラン、ホテル、飛行機、電車、入出国審査、街の中などなど、まぁもう別にそのままです。
・直接現地へ行くことで、たくさんのコミュニティ・人とのめぐり合わせがあり、本当に価値があるなと感じました。Web3やメタバースの価値は理解しつつ、やはりリアルの価値というのは普遍なのだと。
・これからの日本観光やサービス産業の回復行く末はかなり明るいと確信しました。今こそ最後の耐え時と言えそうです。(と言いつつ何度待たされてきたか・・・
・特に訪日旅行は本当に大きな機会ですよね。これは私が言うのもなんですが代理店がチャンスというよりか、ホテル・旅館さんや飲食店さんなどなど現地で観光客がお金を払うようなところにとっては大チャンスです。
・ただこれにはまだいくつか問題があるんですが、日本に来るお客さんはアジアがダントツ多いので、米ドルとの為替差ほどはギャップが発生してません。(まぁ元とウォンに対しても円安で負けてるんですがドルほどではない。)そして中国はまだコロナストリクト政策なので、果たしていつから訪日旅行が戻るか? は冷静に判断が必要ですよね。
・海外旅行代理店を経営する身としては、マーケットの捉え方を2019年の状態にいつ戻るか?ではなくて、この新しい状況下においてこれからどういうマーケットになるのか? というマーケットアロケーションの構造転換をきちんと捉えながら経営しなくてはと感じました。
 
以下からさらに、国別に思ったことをメモφ(..)メモメモ
 

街の果物屋さんもなんか格好いいんですよね・・・

【フランス🇫🇷】

・パリ、ブルゴーニュ、シャンパーニュに行ってきました。実は15年ぶりくらいのフランスだった気がしますが、あの時の感想とは相当イメージが変わりました。
・サービスレベルが高くなっており、駅でもレストランでも英語で話してくれたのは驚きでした。笑(これは当時は安宿xバックパッカーだったため、体験していることが違うのではというところは往々にしてありそうですが。w)
・街は以前よりも遥かにきれいになっていたように思う。パリ市内や郊外でも治安悪さはほぼ感じず、とても過ごしやすいなと思いました。
・ブルゴーニュには本当に短い時間しか滞在できなかったのですが、ワイン作りは本当に感動しました。よく日本の農家と似てるよと言われますが、まさにそのものでした。おじちゃん、おばちゃんらがファミリー・夫婦で営んでいることが多く、良い意味で属人的で暖かく、農業としてのワイン作りなんだと気がつけました。
・ボーヌの歴史的な町並み、ワイン生産者たちの強烈な思い、ブルゴーニュワイン畑の規模感、宗教的な背景、などなど。なんでこの小さな村のワインが世界中で愛されているのか、少しわかったような気はします。(いや、ますます深みにハマって分からなくなったとも言える。笑)
・令和トラベル NEWTにて、ブルゴーニュワインツアーやるとしたら来たい方はいますでしょうか?笑
・シャンパーニュ地方は真逆で、効率的x科学的な取り組みだなと思いました。特に訪問したのがLVMHドンペリニョンだったというのはあるかもしれませんが。もちろんその中でも泥臭い生産のシーンはありますが、30km近くにも及ぶ蔵や、徹底された温度湿度管理、城(シャトー)のような建物、イベント運営などなどはブルゴーニュとは異質です。(ボルドーもきっとこんな感じなのかもしれないなと思いながら。)
・ヨーロッパ/欧米シーンにおけるVIPリレーションのすさまじさを初めて体験しました。今回、パリ2泊は完全にLVMHさんのご招待で訪問したのですが、最高級ホテル、最高級レストラン、そして全ての足回りをハイヤーで手配、素晴らしい時間管理などなど。極上すぎるおもてなしでした。
・日本では見たことがないような“接待“のレベルであり、こういうところからきちんと儲けているのは面白いなと感じました。(この話だけでも1つのnoteが書けそうな。)そして気持ちよくなって、ますますお金を落とすという良い循環なのだと感じました。笑 サービスレベルは遥かに勝っていますが、オペレーションや投資のレベルが段違いです。
・知る人ぞ知るマニアックアカウントのワインInstagramにはアップしましたが、ドン・ペリニョンP2 2004という今年出るとてもレアなシャンパーニュを多分日本人で初めて飲んだのも良い記念でした。
・ここまで書いてみて、あれこれはもしかしてただの旅行なんじゃないか?と思いましたが、アポイントびっしりあったので仕事ですよね。( ー`дー´)キリッ (そしてもちろん自費ですからね。笑)

・なお、物価はとんでもないです。こんな感じでした。。。

https://twitter.com/shinojapan/status/1537730274280210432

 

ブルゴーニュ ボーヌのダウンタウンは最高でした
ついに憧れのブルゴーニュにこられた
いちいち格好良いんですよね、なんだろうなぁ。
ドン・ペリニョンP2 2004😇 PARTYで50本くらいご馳走頂いた気が…

【イタリア:ベニスビエンナーレ🇮🇹】

・ベニスという変わったエリアにしか行かなったので、少しバイアスがありそうですが・・・
・ベニスビエンナーレの規模感にはただただ圧倒。ヨーロッパは文化振興が根付いており、地域の協力やサポーティブな人たちによって支えられていると感じました。かたや日本では残念ながら(いや、経済成長していないから致し方ない面はありつつ)アートやクラシック音楽や伝統的な何かへの投資というものは、文化庁予算などを見ても残念ながら数%くらいの規模しか無いのではないでしょうか。
・ベニスビエンナーレは半年程度の会期で、まさに世界中から観光客が押し寄せている凄まじいイベントです。世界各国のパビリオンもとても壮大な規模感であり、またキュレーターによる展示作品もまさにミュージアムピースだらけで見応えがあります。
(PR)令和トラベルではまだベニスビエンナーレツアーをやっているので、気になる方いたらいつでも問い合わせください!相当勉強できたので、おすすめレストランから回り方まで生情報すべてプレゼントします。笑
・ベニスの町並みはご覧の通り、本当に素晴らしい町並みです。こんなものが現存していることに驚きます。ベニスにも15年ぶりくらいかなに訪れたのですが、私の記憶の5倍くらい街が広かったです。毎日2万歩くらい歩いていました。w
・日本でも世界規模のアートフェアを開催できるととても面白いよなぁと感じました。日本のアートコレクターさん結集しつつ、世界で活躍するギャラリーさんらとタッグが組めたらアジアではそこそこの規模感でできるのではないでしょうか? 実は欧米よりも派閥社会が思ったよりも根深く、音頭を取れるリーダーが不足している国なのかもしれません・・・。

 

ベネチアはベネチアのままでした
完全に迷宮、Google Map無い頃はどうやって行動してたのか思い出せない


【スイス:アートバーゼル🇨🇭】

・スイスに訪れたのは実は初めてでしたが、スイスの人や街はまさに永世中立国感がありました。超適当な表現ですが。笑 おだやかですし、治安も世界屈指の良さで、大自然、湖と都市が融合したようなチューリッヒの町並みは素直に「住みたいな」と思える素晴らしさでした。
・今回の目的はアート・バーゼルで、世界各国を代表するアートギャラリーさんらがこぞって出典する「買えるアートの祭典」では世界トップのイベントではないでしょうか。ぼくも何点か購入してきました。
・アートバーゼルとベニスビエンナーレは打って変わって、バーゼルはビッグサイトのような大型展示場で開催され、スイスバーゼルという小さな街で行われます。ややこしいのですがバーゼルはイベント名でもあり地名です。
・ダボス会議やジュネーブでの様々な国際会議もですが、世界の中心的イベントを集めるのはとてもすごいことです。日本ってそういう立ち位置はできそうだし、サービスレベル高いから得意な気がするんですよね。
・入場管理や、ID管理は完全にDX化、イベント運営から公式アプリまで提供されておりとても効率的です。入場時はカメラ付きのQRコードが表示され、1timeパスワードのようにカメラの中の映像が定期的に変わっています。これによりキャプチャ取ってQRで入場するみたいなことができないようになっているのでしょう。自然に使っていましたがシステム自体がかなりよくできてます。
・このイベントはまさに世界中からスイスのバーゼルというごく地方の都市に大量の人が集まります、5万人超は来るのかな? 日本で言うところ長野とか新潟くらいの規模感なので、経済インパクトは甚大で街中がお祭りムードになりとても良い雰囲気でした。
・日本では世界的なイベントが殆ど行われないのですが、日本(東京)は北米からのアジア入り口ですし、アジアでもほんの数時間あれば到着できるので、本来もっとMICEは大きくなるポテンシャルがあるのにな。。というのは感じざるを得ませんでした。
・世界的なイベント招致は外貨を大きく稼げるものであり、シンガポールや香港に90%超を吸収されている状況はもっと見直されるべきだし、投資すべきだよなと強く感じました。
・ホームレスの方がほとんど全くいなかったのが唯一スイスでした。公共施設への投資、ベーシックインカムばりの国民福利などもきちんとワークしててすばらしいなと感じました。
・ちなみに海外旅行代理店を始めたからかよく「日本はもう捨てたのか!」という誤解があるのですが、私にとっては日本が一番大好きな国です。笑 国内旅行事業もちゃんと本腰入れてやっていきますよ😇

アートバーゼル2022
偶然自宅にあるアーティチョークを発見して嬉しかったw
チューリッヒのホテルからは湖が一望
自然と都市が調和しており、本当に心地よい街だった

長くなりました、最後に・・・

令和トラベル社でいろいろなモニターパッケージや、渡航サポート頑張っていますので、もし行かれる予定ありましたら思い出してください。笑
 
ロンドンとハワイ編も気が向いたらまたアップしてみたいと思います!

もし記事が面白かったらぜひ、NEWTをご覧ください🔥海外旅行は令和トラベルでぜひぜひ。


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