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令和トラベルからNEWT(ニュート)が始まりました!


アドベントカレンダー初日です。他の記事も是非ご覧ください!


2022年4月5日、すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、ついに海外旅行をスマートに予約できるアプリ「NEWT(ニュート)」がリリースできました🎉 今日は1年間のふりかえりと、これからどんなことをしていきたいかなんてことをつらつらと書いてみたいと思います。もし面白かったらシェアしていただけたらとても嬉しいです。

NEWTはこちら:


前段

大変多くの方にキャンペーンをシェアいただいており、Twitterトレンドにもなるなど良い走り出しとなりました。本当にありがとうございます。事前準備から考えるとおよそ1年半近くかかり、実際に創業の狼煙をあげてから1年の歳月を経てようやくリリースとなりました。。

感慨深い気持ちが半分、そしてこれからある不安や困難へのドキドキが半分と、とても複雑な気持ちです。今日はせっかくなので、この1年の振り返りとあわせて、どんな価値を提供していきたいな何かを話してみたいと思いますが、一番伝えたい結論を先に書きますと、NEWTのリリースキャンペーンをやっていますのでアプリリリースのお祝いにでもシェアしてくださったら泣いて喜びます。Twitterに投稿するだけで、ハワイ旅行が当たります!

そして今なら、かなり若い会員番号をGETできますので是非アプリもダウンロード頂けたら嬉しいです。何番だったかは、是非 『#NEWTでハワイ』の ハッシュタグとともにおしえてください👏

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1年のふりかえり

海外旅行スタートアップを立ち上げることはとても難しいだろうなと思っていましたが、その想像よりも遥かに難しく大変でした。リリース前にちょっと偉そうに書いたシリアルアントレプレナー然とした美しい経営戦略、様々なイベントプランニング、そして社長のタイムマネジメントとはかくあるべきだ! みたいな事を言いましたが、正直言って信じられないほど全くうまくできませんでした。笑 シリアルアントレプレナーはたしかにちょっと有利な面は否定しませんが、別に1回目にもぶつかった課題や失敗をまたやっちゃうし、シチュエーションは違うのでそんなにきれいに悩みなくサササッととは全然うまくいきませんでした。

一種海外旅行免許の登録、オフィスの移転、必要なメンバー採用、クライアント向け/社内向け/カスタマー向けアプリの開発、重厚過ぎる飛行機やホテル予約システムの理解、各国の旅行にまつわる法律理解、そして現地カスタマーサポート体制やら保険やら送迎などの手続き企業との連携。海外旅行代理店を自ら始めるというのは、こんなにも大変なのかと驚きました😨

さらにアンコントローラブルな外的要因についても想像よりも遥かにつらい状況で、先見の明のなさがここでも多数露呈してしまいトリプルパンチな逆風がありました。昨年の夏にはきっと終わるだろうと見込んでいた新型コロナウイルスもオミクロン株の登場でズルズルリリースは遅延し、さらには歴史的なインフレや円安によって日本人資産は相対的に大きく目減りをし、ロシアによるウクライナ侵略という想定外の困難もありました。(※注釈 現在も続いており大変懸念していて、ウクライナへの寄付など個人的には活動をしています)コロナだけなくなるのを待っていればチャンス到来だと思っていたのに、二重三重と様々なハードシングスが重なり、追い風を待っていた我々に対して度重なる逆風が吹いてしまいました。このあともどうなるかまだ全くわかりません。

そして、21年秋からはもはやいつリリースできるかは具体的に言及できなくなり、「日本帰国時の隔離期間が0日になったタイミング」にリリースしますとだけ記載し、そこからは静かに潜っていったのでした・・・社内にも悲壮感はあったし、「本当にまた海外旅行できるの?」なんていう空気が年末年始は漂いなかなかつらい時期でした。

しかし、もちろんこの期間で何もせず寝ていたわけじゃなく、黙々とチームを強化し、開発をし続け、どんどんプロダクトを磨いていました。この下期に私たちが具体的に取り組んできたことは、前回も紹介したこの経営戦略MAPにあるプロジェクトユニット(PU)というものが一番わかり易いと思うので、ちょっと一部シェアしてみたいと思います。(いいのかなこの最新のアップしてしまって・・・

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戦略MAPにある64個のプロジェクトユニット(22年度下期Ver)


半年、しかも30人に満たないメンバーでこれをやるっていうのは、なかなか驚きのプロジェクト数々と思いますが、結果的にふたをあけてみたら80%近くをGD(※社内用語、Get Doneの略)することができました。それぞれに全て達成基準が明確に定められており、これをPUオーナーたちが全力で乗り越えることで経営を前にぐんぐん進めようというスタイルでやってみています。今のところスタートアップにフィットするやり方で、とてもいい感じです。

非常に大変だったプロジェクト、たとえば「IATA」という国際航空運送協会への加盟は3月30日にようやく全ての加盟申請が完了しました🎉 様々な審査があり、とても大変でしたが年度末の最終日に全てDoneすることができ、これにて航空券の発券が自社でできるようになりました。また、CTO採用や要職の採用もなかなか厳しいかもしれない。。という空気が合った中でも、秋冬に諦めずに全力でスカウトや会食を行っていき、4月1日からついにCTOなど重要メンバーの入社が多数決まりました。またシナジー企業提携に関しては、一社ほど縁があり事業部をまるごと買収することができ、これもまた大きな一打となり新しいチャレンジをしていけそうなFY23の期初空気感です。

総じて言えることは、シリアルアントレプレナーのほうが有利ということは全くなくて、いつもカスタマー価値に集中してやり抜いた行動の結果でしかスタートアップは評価されないということでした。誰もやらない泥臭いことをどれだけ詰めたかで大きな差分が生まれるのです。という当たり前に気が付きました。(今更。笑)

4月5日、NEWTのリリース

とまぁ色々ありつつもリリースできました。創業からちょうど1年の日になりました。

繰り返しですが、様々な外的要因が合わさり続け2021年の夏にリリースをすると言ってから度重なるリリースの延期発表をしてしまっていました。SNSでも再三の延期報告に、狼少年だなとか詐欺じゃないかとかそういう声もありましたし、一方でメンバーにも何度も行ったリリース延期では迷惑をかけ、信頼を毀損してしまうこともあったように思います。ひとえに私の先見の明の薄さだったように思います、大変申し訳ありません。

しかし、リリースの延期は悪いことばかりでも決してありませんでした。すべての海外旅行が停止し、少しづつ回復をしてくれたのでその間にわたしたちはオペレーションの効率化をどんどん進められました。マラソン本番前の助走期間のような素晴らしい時間ともなりました。

また、iOS単体でリリースしようと思っていたMVPが、この半年でAndroidも完成し、なんとWeb版までほぼほぼ完成させることができました。バックエンドの効率化も進め、サービス自体を運営していないからこそスムーズに色々な企画もできました。また、組織作りという点でも、強い結束や連帯感が生まれたのもよかったです。アンコントローラブルなことに一喜一憂するでなく、5年後、10年後を向いて長期に物事を考えよう。という価値観が少しづつ定着できたように思います。結果的に強靭なプロダクト組織、そして全世界とのリレーションもできあがり、ある意味万全の体制でリリースを迎えられることになりました。(とは言えまだまだバグやエラーがあるので、期待値は低めでご覧ください。笑)

NEWTの特徴について

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私たちのサービスには大きく4つの特徴があります。社内では「かおえあ」と呼んでいて、とても大切にしている価値観です。かんたん、おとく、えらべる、あんしんの4つです。特に、いま時点においては簡単xお得を徹底的に意識して作っており、リリース時点でもなかなか追随不能なレベルで完成しているのではないかと自負していますし、これからリリース予定の機能も斬新なものが数々やってくるので楽しみにしていただきたい次第です。

また、よくよく取材などでもお話をさせていただいているのですが、イノベーションというものはほとんどすべてが「簡単だから」で説明できるくらい、簡単というのは重大な価値だと思っています。しかしながら、社会の側はいつも「簡単」を過小評価しがちです。人は簡単を知ってから初めてその価値に気がつくもので、簡単に向かって技術革新とは常に動いているのだと思います。仮に「簡単なだけ」でもそれが圧倒的であれば十分な価値を見いだせるのではないかなんてことを思うほどです。私たちは今までなかった簡単で新しい旅行予約体験を常に意識しつづけ、あっと驚くような機能をこれからふんだんに詰め込んでいけたらななんてことを思っています。(だから「かおえあ」は、簡単から始まります)

今期の経営戦略について

そんな中、今期の経営戦略を4月1日に全社キックオフにて発表しました。経営戦略は全メンバーを含めたディスカッションやマネージャー陣を交えた合宿などを経て、2−3月で一気に構築していきました。実に300ページ以上のプレゼンスライドになっていくのですが、来期もやること満載で今からワクワクしています。(この記事と基本的にやり方は変わっていません。)

たとえば今期のマーケ戦略は、PMFを目指す上で何をすべきか考えてフォーカスした結果、とても簡単な3ステップに着地しました。笑 こうやって各部の戦略を議論して煮詰めてフォーカスさせ、組織/グループなどを決定していくのです。

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※TCはトラベルコンシェルジュの略

そして、僕たちが実現したいミッションについても全員で研修をしてアウトプットしまくって、センテンスとしても解像度を上げていきました。少し文章は長いので読み流して頂けたらと思いますが、こういうタイミングで、こういうことをきちんと議論しきれたことも本当に良かったなと思っています。

わたしたちは旅行が人生を豊かにしてくれると信じています。特別な思い出、刺激的な出会い、そこでしか感じられない気持ち。旅行はかけがえのない時間を与えてくれます。

けれど、旅行はまだアップデートできるとわたしたちは確信しています。それは、旅行商品のあり方や、予約体験、準備や旅行先でのサポートなど、旅行を形作るものです。わたしたちは、そこをデジタルの力で「あたらしく」したいと考えています。

あたらしいとは、今までのあたりまえを疑い、価値あるものに変えること。それによって想像したこともないような、革新的な体験を創り出していくことです。

また、お客さまそれぞれの「あたらしい」に向き合うことでもあります。はじめての海外旅行、はじめて行く場所、はじめての体験。お客さまに寄り添い、その方にとってのあたらしいをサポートする。そんな、旅行者のパートナーのような存在を目指します。

時代が変われば、お客さまが変われば、「あたらしい」も変わります。常にあたらしいを描き、デザインしつづけること。それが、わたしたちの使命です。

あたらしい旅行を、デザインする。

さいごに

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2022年の全社スローガンは「トレードオン」と決めました。

💡トレードオンとは:
トレードオフではなく、一見両立しそうもない二項対立を超え、新たな価値を生み出すことで両立させてしまうこと。

これは、私たちがPMFを目指していく中、特に今年は大量過ぎるほどのトレードオフを両者成立させなくてはならないシーンが多々あり、その意志を込めて決定しました。そもそも仕事の成果というものは、トレードオフをいくつ乗り越えたか? なんてことに尽きるんじゃないかなんて思っているのです。

大きな挑戦を掲げることは、大スベりして失敗しないかという不安がつきまといますし、私だって不安だし怖いしどうなっていけるかはまだ先も真っ暗な闇の中です。でも、昨年の今日に見えていた視界よりも遥かにクリアになってきました。チームも増員・補強がされ、この1年でも数多の困難を乗り越えられたし、そして何より海外旅行回復の風がいよいよ吹き出そうとしています。

まだ最初はハワイのみとエリアが限定されていますが、是非試しにGW(かなり満席に近い状態ですが。。)や、夏の旅行にでも使ってみていただけたらとても嬉しいです。久しぶりの海外旅行は、ぜひNEWTで!

最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!


採用カルチャーデックも最新版にアップデートされました🎉
是非、ご覧いただけたら幸いです。

どうでもよい編集後記

Twitterがバグりました。


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