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組織の思考プロセスをとらえるには?

前回は新任マネージャーの心得#4として「学習曲線を伸ばす」という項目で、「プライベートの時間の質を高める」「学びのツールを持ち歩く」という学びと、私の実践している勉強法を3つ共有しました。今回は、「組織の思考プロセスへの挑戦」という内容を共有します。

組織を動かしている仕組みを学ぼう

講義の中で、業務フローや手続きのルールなど組織を動かしている仕組みについて理解する時間をとっていくことも触れらていて、確かにな、と思いました。それは時にコンプライアンスにも関わってくるためマネージャーになるからこそ一層気をつけないといけない部分だと思いました。

組織の思考プロセスを把握するには

また、ちゃんとフローなど書面に落ちているプロセスだけでなく、組織の思考プロセスをどう理解するか、というのが最近、自分の中でモヤモヤしています。きっかけは「ザ・ファシリテーター2」という本です。本書は、研究開発部門を中心とした組織変革をストーリー仕立てで描いています。その中で、何度も出てくるキーワードが組織の思考プロセスでした。

例えば、研究開発部門では、新事業は突出技術が開発され、その技術をもとに事業開発が行われる、という組織の思考プロセスがありました。そういう暗黙の思考プロセスをメンバーに気付かせ、視野を広げながら、自ら変革プロセスを作り出せるように、組織をファシリテートするリーダーの姿が描かれていました。

いま思えば、以前の記事「EQ#18 次の成長の変化を生み出すには」で「プロセスへの挑戦」と言う内容で、以下のようなことが言われていました。これはまさに組織の思考プロセスへの挑戦ということだったんだな、ということに気づくことができました。

「プロセスへの挑戦」というのは言葉がちょっと難しいですが、ポイントは「進んで質問をして、正反対の意見がないか見つける」です。<中略>リーダーの役割は、観察し、問いかけることで、変化すべきプロセスを見つけ出すことなんだな、と理解しました。

ザ・ファシリテーター2」のストーリーの中でも、ファシリテーターが、対話を観察し、質問を投げかけ、時にはフレームワークを使うなどしながら、思考プロセス図示し、さらに新たな問い、つまり「変化すべきプロセス」を見つけ出していました。さらには、そういったことを組織のメンバーが自らできるようにしていくサンプル事例となっていて、改めて、EQやリーダーシップを学ぶのに良著だな、と思いました。

まとめ

今回は「学習曲線を伸ばす」は「プライベートの時間の質を高める」「学びのツールを持ち歩く」「組織の思考プロセスに挑戦する」という内容を共有しました。

本コンテンツについて

Linkedin Learningで「新任マネージャの心得」というプログラムでの学びを2021年1月14日から2021年2月6日に、Facebook上で、学びや気付きなどをアウトプットしたものを加筆・修正した全20回シリーズでお届け予定です。

全体はこちらのマガジンにまとめていますので、ご参照ください。

ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。

しのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie


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