川端康成のベーコンエッグオープンサンド 【ミヤオの今日のサンド day36】
文豪の至高のレシピ。
■ 今日のサンドイッチ
川端康成先生が好んだというベーコンエッグをオープンサンドにしました。
京都の板前割烹「浜作」の二代目主人が川端康成のリクエストに応えて作っていたというベーコンエッグ。そのレシピを三代目主人が再現したNHKの放送*を見て衝撃を受けたので作ってみました。
今日のメインの具↑
■ 材料(2人分)
・しっとりもっちり食パン(6枚切り) 2枚
・ベーコン 卵焼きフライパンを覆う程度
・玉子 2個
・レタス 小2枚
・塩昆布 ふたつまみ
・粉チーズ ひとつまみ
・塩 ふたつまみ
・マーガリンバター 適量
・オリーブオイル 大さじ1
◆ 文豪のベーコンエッグをつくる
京都らしい手間をかけること、雑味を取り除くことがコツだと思います。ベーコンエッグといえば、ベーコンからしっかりと脂を出し、その脂を玉子に吸収させることで旨味を玉子に移す・・・というのが基本だと考えていました。本レシピの最大の特徴はベーコンから出た脂を捨てます。理由は味が汚れるから(浜作主人曰く)。
①ベーコンをまずしっかり焼いて脂をだす
②焼いたベーコンをお湯でしっかり洗い、脂を拭う
③焼いたベーコンを食べやすいように1cm幅に切る
④フライパンを綺麗にし、オリーブオイルでベーコンと玉子を弱火で焼く(蓋はしない)
⑤黄身にはしっかり火を通す(好みはありますが、少なくとも半熟以上には)
⑥味付けは塩、塩昆布(細かく切る)、粉チーズ
■ 手順
1. パンをかるーくトーストし、マーガリンバターを塗る
2. レタスはパンのサイズに切る、包丁を入れ平らにし食感を薄めにする
3. パン→レタス→ベーコンエッグの順で重ねる
3. いただく(美味しいです)
実食!感想やいかに
バジルをのせても○
■ 評価点数(★5段階)
ミヤオ:★★★★★
普通、ベーコンのサンドはベーコンの存在感ゆえに、香りや味、食感が全部持っていかれてしまいます。それゆえ良いベーコンを使って、素材を最大限活かすように調理するのかと思います。しかし本レシピはベーコンを洗うことでベーコンの存在感を少なくするけど旨味は残し、ベーコンのギトっとした脂にある肉と燻製の風味を消してオリーブオイルの爽やかな油の風味を感じさせてくれます。目玉焼きの玉子の風味もしっかり感じられて、塩昆布が薄くなったベーコンの旨味を補填してくれています。どれか一つが主張するのではなく、全体の調和がとれている感じ。ベーコンが小さく切ってあるのも食べやすくてよいです。あっぱれ!
イサミ先生:★★★★
ベーコンと塩昆布の相性バッチリの上品なサンド。食べるのに夢中になるとレタスからベーコンエッグが滑り落ちるので注意!
*参考
・偉人たちの至高のレシピ ~京都・板前割烹の献立帖~
・料理王国 川端康成が愛したベーコンエッグ
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