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ごあいさつ

皆さま、はじめまして。

私は笛を吹いています。

「笛と言えば、皆さん、何を思い浮かべますか?」
この質問をすると、ほとんどの人からはリコーダーという答えが返ってきます。

「リコーダーは何のために学校で習うか知っていますか?」
という質問に答えることができる人は、中々いません。

日本で笛と言えば篠笛とまで限定しなくても良いのですが、せめて、雅楽の龍笛(りゅうてき)や能の能管(のうかん)、篠笛を含めた祭の横笛が連想される日本であって欲しい、そんなことを思いながら日々を過ごしている、京都在住の篠笛奏者です。

篠笛は祭が出自の竹の横笛です。そのため、私は祭の研究も行なっています。神賑(かみにぎわい)という概念を切り口にして、人々の心の方向性に注目して祭を捉えています。

私の祭研究は岸和田の地車(だんじり)から始まりました。その他、神輿、太鼓台、御迎提灯、獅子舞といった祭具や芸能についても、考察をしています。

私が代表を努める篠笛文化研究社民の謡(たみのうた)岸和田店玲月流 篠笛では、どちらかといえば、事務的な報告が多いのですが、こちらの「note」では、個人的な想いを積極的も積極的に伝えたいと思います。

時折、妻で笛師の香織さんが登場します。小学二年生の桜も登場します。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

玲月流初代 篠笛奏者 森田玲(もりた・あきら)
昭和51年、大阪府生まれ、京都市在住。玲月流初代篠笛奏者。(株)「篠笛文化研究社」代表取締役。京都を拠点に、篠笛の演奏・指導・製作・販売を行なうとともに、「神賑(かみにぎわい)」を切り口に祭文化の調査研究を行なう。

主な著作に『日本の祭と神賑』(創元社)、『日本の音 篠笛事始め』(篠笛文化研究社)、『図説だんじり彫刻の魅力』(だんじり彫刻研究会、共著)、CD『泉州岸和田だんじり祭』(コロムビア)、CD「日本の音 篠笛」「天地乃笛」(篠笛文化研究社)、論文「伊勢大神楽の神楽囃子研究」『民俗音楽研究』(日本民俗音楽学会)、産経新聞連載「探求・日本の神賑」(全17回)など。

第7回なにわ大賞特別賞、第67回文化庁芸術祭新人賞を受賞。京都市芸術文化特別奨励者。

岸和田高等学校卒。京都大学農学部森林科学科卒。大阪芸術大学非常勤講師。京都府立大学非常勤講師。有斐斎弘道館にて祭の講座を担当。

篠笛文化研究社ウェブサイト → https://shinobue.co.jp/
篠笛 玲月流ウェブサイト→ https://reigetsu-shinobue.jp/

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