札幌旅行記#1 ② (秋田→函館)
[前回はこちら↓]
前日は自宅仙台を昼過ぎに出て、盛岡で夕食を食べて21時過ぎに秋田到着というやる気のないスタートとなった。
今日は寄り道をしながら北海道に上陸し、函館まで向かう。
(この記事は2022年4月に投稿したものを再編集しました。)
リゾートしらかみ
2019年9月12日、朝8時前に秋田駅に向かう。
昨夜は気づかなかったが、木で作られたような綺麗なバスターミナルが駅出入り口にあった。
リゾートしらかみが発着する2番線には、白神山地のブナの原生林などがデカデカと案内されている。
リゾートしらかみは秋田・青森間で運行されている観光列車で、最短経路の奥羽本線ではなく海沿いの五能線を経由する為景色を楽しめる。
発車時刻の約10分前に列車が入線。
青森まで5時間かけて走り抜ける「快速」列車。
全席指定席だが、指定席券を買えば18きっぷでも乗車可能だ。
ちなみに今回使用している切符は北海道&東日本パス。
JR北海道・東日本に加えて旧東北本線の青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道、さらに北越急行線にも乗車できる。
有効期間は連続した7日間で、18きっぷのように複数人で使ったり日を隔てて使うことは出来ない。
内装は特急料金の不要な快速列車としてはかなり快適で、席の間隔もかなり広くなっている。
乗り得な観光列車なので乗客は多いと思ったが、18きっぷの期間ではない上に平日だからか少なかった。
列車は写真の能代駅の一つ手前・東能代駅から五能線に入る。
前述したように五能線は日本海の絶景が見られる路線であるが、列車の本数は少ない上に終点の川部まで乗り通す列車はさらに少ない。
よってこのリゾートしらかみは五能線を楽しむための貴重な列車となっている。
停車中の能代駅にはバスケットゴールが設置されている。
これは能代工業高校がバスケで活躍しており、能代市がこれを利用して町おこしをしようとしているためらしい。
リゾートしらかみは当駅に10分停車するのでバスケのシュートを行うことが出来、決まれば景品がもらえるそうだ。
そして能代駅を出て少しすると日本海が見えてくる。
晴れているので海がとても美しく見える。
列車は青森県へ突入。
やはり他の海沿い路線と比較しても海が見える区間が本当に多い。
車内では津軽三味線の演奏を行っているようで、別の車両にも映像とともに音が聞こえてきた。
五能線は川部駅で終点となる。
この先は再び奥羽本線に入るが、青森駅に向かう前に列車は反対方向の弘前駅に立ち寄る。
弘前観光
列車は数分で弘前駅に到着。
リゾートしらかみはここで折り返して先程の川部駅を通過し、青森駅に向かう。
もうお昼なので適当に駅弁を購入して駅構内で食べた。
弁当を食べた後はバスで弘前城跡へ。
大手門(多分)から中に入る。
敷地内の人はまばらだった。
なんだか不格好な天守閣だな、と思ったがどうやら石垣の工事中で、天守のみが異なる位置に動かされているそうだ。
石垣がないと城の雰囲気は全く異なるものになる。
そもそも建物を、しかも城のような巨大なものを壊さずに移動できる技術が凄い。
こぢんまりとした天守だが、全国にいまや12城しかない現存天守の一つだそうで、東北地方では唯一のものとなる。
天守閣内には工事中の当時でも入ることが出来、津軽藩に関する様々なものが展示されている。
天守閣からは雄大な岩木山が見える。
続いて弘前城の近くにある青森銀行記念館へ。
明治時代に第五十九銀行本店として建てられ、その後青森銀行の弘前支店としても使用された。
中には昔の貨幣や旧第五十九銀行に関するものが展示されている。
北海道上陸
再びバスで弘前駅に戻り、奥羽本線で終点の一つ手前、新青森駅で下車。
ここから遂に北海道に上陸する為に北海道新幹線に乗る。
北海道新幹線に乗車する為に別途4割引きの乗車券・特急券を購入しておいたが、今調べてみると北東パスを持っていれば特急券だけでも乗れたらしい。
特急券は4,000円で買えるので、えきねっと購入4割引(4,230円)でも少し損をしていることになる。
青函トンネルを抜けて北海道上陸。
この時が私にとって初の北海道である。
列車は終点の新函館北斗駅へ。
駅は北斗市に位置するが、函館の玄関口なので駅名がこんなに長くなっている。
今日は札幌方面には進まず、函館に向かう。
乗車するのは初のJR北海道車両であるはこだてライナー。
自動アナウンスがJR北海道特有の大橋俊夫さんのものになっており、ついに北海道までやってきたことを実感した。
函館到着
そして本日の目的地・函館駅に到着。
線路は全て当駅で行き止まりの頭端式となっている。
本日宿泊するホテルに荷物を置き、夕食へ。
函館と言えばラッキーピエロ。
店には行列ができていた。
続いて函館駅からバスに乗車し函館山へ。
ロープウェイが山頂に到着すると人がどっと増え、その後減っていくといったサイクルを繰り返していた。
有名な夜景スポットだけあってカップルが多い。
夜景はどこも似たり寄ったりになるが、ここは地図で見るような函館市街の形がくっきり見えるので面白い。
帰りはロープウェイで函館山を降り、路面電車でホテルに戻った。
③に続く・・・
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