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道東旅行記 ④ (網走→仙台)

2022年10月1日、道東旅行4日目。
本日は岩見沢に向かい、室蘭本線に乗車した後飛行機で仙台に帰る。

石北本線

まずは5:56 札幌行のオホーツク2号に乗車して札幌方面に向かう。

女満別駅

オホーツク総合振興局の空の玄関口となっている女満別空港のある大空町(旧女満別町)の中心駅である女満別駅。
近年Peachの成田・関西便が就航したことで、より網走に訪れやすくなった。

北見駅

6:46 網走駅出発より約1時間、北見駅に到着。
北見市は言わずもがな北海道の主要都市であり、振興局所在地である網走市よりも人口も多く栄えている。

留辺蘂駅

留辺蘂は個人的に北海道の中ではかなり難読(漢字的に)な駅名だと思う。
「蘂」なんてここでしか見たことない。
駅名の由来となった留辺蘂町は現在は北見市の一部となっている。

遠軽駅

7:44 北見駅を出発してさらに1時間、遠軽駅に到着。
遠軽駅はスイッチバック構造となっており、特急列車は当駅で進行方向が逆になる。

特急列車内の歴史解説

かつて遠軽より先には名寄本線という路線が伸びており、札幌から名寄を経由して網走に至るルートを構成していた。
石北本線の遠軽以西はその後全通した為、スイッチバックが必要な構造となっている。

遠軽駅

かつては光が灯っていたであろう案内看板。
今でも使われることはあるのだろうか。

白滝駅

白滝ー上川間は在来線において最も長い駅間距離となっている。
これは間にあった駅が次々に廃止されていったからだ。
この付近には女子高生1人の為に存続していたことで話題になった旧白滝駅もあった。

旭川駅

9:44 網走駅を出発して4時間弱、旭川駅に到着。
本来であれば岩見沢駅までオホーツクで向かう予定だったが、岩見沢での乗り換え待ち時間が長いので旭川駅で途中下車することにした。

次の札幌方面の特急は10時発であり、16分ほど時間がある。
この間に北の大地の入場券を購入する。

函館本線

ライラック16号

周遊パスの指定席使用は使い切ったので自由席に乗車。
札幌ー旭川間は需要が高いが、何とか座ることが出来た。

深川駅
深川駅

まだ時間があるので深川駅でも下車。
深川駅は函館本線の主要駅であり、留萌本線が分岐している。
最近になって留萌本線の石狩沼田ー留萌間の廃止が決定した為、乗り収めに来る鉄道マニアが多いらしく、改札口には留萌本線乗車に関する注意がホワイトボードに書かれていた。

留萌方面

留萌方面の灯りも、今後は使われなくなるのだろうか。

ライラック18号

後続の特急に乗り込み、今度こそ岩見沢に向かう。
約20分後には留萌行の列車が出発する為、既に何人か並び始めている。
私は1年前に留萌本線に乗車しに深川駅にやってきたが、その時はこんなに並んでいなかった。


岩見沢


岩見沢駅

特急に40分程乗車し、岩見沢駅に到着。
ここから分岐する室蘭本線は長万部まで続いているが、特急の走っている沼ノ端以西と異なり、普通列車しか走っていない。
JR北海道は室蘭本線の岩見沢ー沼ノ端間を単独で維持困難としている。
貨物列車が現在も走っているため突然の廃止の可能性は低いが、折角なので早めに乗車しておきたいと考え今回の帰路に選んだ。

しかし室蘭本線の本数は多くない。
網走を始発の特急列車で出る場合、岩見沢には10:49に到着し接続する室蘭本線の列車は12:45となり、約2時間の待ち時間が発生してしまう。
その為旭川や深川で寄り道して時間調整し、昼食を食べるのに丁度良い時間になるようにした。

やってきたのは岩見沢で人気のそば屋。

鶏もつせいろを注文。
鶏肉がかなり入っており、結構ボリューム感があった。
そばの種類も並粉・更科・田舎の3種類から選べるようで、注文を聞かれて咄嗟に並粉で頼んでしまったがまた来ることがあれば別の物も試してみたい。

室蘭本線

発車15分前には岩見沢駅に戻りホームへ。
跨線橋の屋根は低く、発車案内に頭上注意と書かれている。

室蘭本線の列車が出発する1番線に降りると、既に多くの人が並んでいた。
しかし皆前方のドアの位置に並んでおり、後方のドアには誰も並んでなかったので列車入線後無事座ることが出来た。

12:45 岩見沢駅を出発。
列車内はかなり混雑していたが、旅行者だけではなく地元の人も多く乗車しているようだ。

志文駅

7分程で隣の志文駅に到着。
かつては万字線が分岐する主要駅だったらしい。

列車内の様子。
栗山・由仁を抜けると地元の客は殆ど下車し、残りは沼ノ端・苫小牧まで乗り通す旅行客のみとなった。

追分駅

一昨日に札幌からの特急おおぞらで停車した追分駅。
道東をぐるっと回ってここまで戻ってきた。

早来駅
苫小牧駅

14:09 約1時間半で終点の沼ノ端駅に到着。
沼ノ端駅で降りても良かったが、折角なので終点まで乗り通した。
長万部ー沼ノ端は2019年に、東室蘭ー室蘭(支線)は3日前に乗車したので、これで室蘭本線完乗を達成した。

キハ150形

乗車してきた列車。
写真では分かりにくいが、側面が結構ボロボロになっていた。

帰路

一度下車し北の大地の入場券を購入しようとしたが、何やらみどりの窓口に行列が出来ている。
どうやら大沼公園駅付近で人身事故が発生したようで、函館ー札幌間を結ぶ特急北斗に大幅な遅れが出ている様だ。
札幌方面の列車も大幅に遅れていると飛行機に間に合わないので焦ったが、乗車しようとしていた特急すずらんは定刻通り運転しているらしく安心した。

先程室蘭本線の列車が到着した1番線にラッピング列車が。
日高本線の鵡川行の列車らしい。

すずらん7号

室蘭からやってきた特急すずらん。
この列車で南千歳駅まで向かい、新千歳空港へ。

無事空港に到着し、搭乗手続きを済ませて荷物を預ける。
今回小さいバッグを持っていなかったので、コンビニの袋にイヤホンや充電器を入れて持ち運んだ。

機内準備に時間がかかったようで、搭乗口に案内された後も30分程待たされたが、なんとか出発できた。
準備が出来ていないなら案内を開始しないで欲しかったが、LCCなので仕方ないと思うべきだろうか。

仙台空港

約1時間20分で仙台空港に到着。
この後は仙台空港アクセス線で仙台駅に向かい、自宅に帰った。

今回使用した切符

これにて今回の道東旅行は終了。
周遊パスの影響で全体的に混んでいたので、今度は18きっぷを始めとした割安な切符の販売期間外に是非もう一回釧網本線や花咲線に乗車しに行きたい。

ここまでご覧くださいありがとうございました。

ー完ー

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