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暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世:炎上作家の初期バージョン(燃えてない)

カクヨムにて『歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世』を新規投稿しました。

あらすじ:各時代の歴史書に書かれている「フランス王シャルル七世」の評価が乱高下しすぎで面白かったので、歴史家たちのポジショントークの移り変わりをまとめました。

noteでは紹介を兼ねて、本日の更新分から一部引用します。

 今回紹介したアンリ・マルタンの『フランス史』は、続刊と改訂版が何度も刊行され、20年後に全面改稿した最終版では大きな炎上と論争を巻き起こすことになる。
 ここまでの本作において、大いに参考にしているガストン・ボークール著『シャルル七世の歴史(Histoire de Charles VII)』は、実は、このアンリ・マルタン著『フランス史』最終版に対する反論として書かれたものだ。

19世紀半ば(2)アンリ・マルタンの『フランス史』 - 歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世(しんの(C.Clarté)) - カクヨム


今回紹介したアンリ・マルタンの『フランス史』最初のバージョンは、大して面白くない無難な内容で、あまり紹介する必要性を感じないのですが。

20年後に全面改稿した最終バージョン(当時めちゃくちゃ炎上したらしい)を比較するために、掲載せざるを得ない。

ちなみに、ガストン・ボークール著『シャルル七世の歴史』(1881年刊)は全六巻、総ページ数3445ページに及ぶ超大作です。

あまりピンとこないと思うので例を挙げると、広辞苑・第七版(最新版)が過去最高の3212ページだそうで。

いわば、シャルル七世の項目だけで、広辞苑を超える情報量があるということですね。拙作『7番目のシャルル』シリーズも長いですが、人生が濃すぎる……

続きはカクヨムにて。

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自著の紹介

既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。

新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』

ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。

web小説『7番目のシャルル』シリーズ

シャルル七世が主人公の小説(少年期編青年期編)連載中。


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