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19世紀の異端科学者はかく語る:野心(1)

1月7日からカクヨムでスタートした19世紀の異端科学者はかく語る:人生を楽しむ方法(原題:The Pleasures of Life)、第二部を始めました。noteでは、訳者の主観で「感想と解説」を投稿しています。

第一部

第二部

野心(1)

note編、前回

タイトルは「野心(ambition)」ですが、名声(fame)や虚栄心・うぬぼれ(vanity)についての話です。

西洋哲学では、虚栄心は悪く捉えられてますし、キリスト教では七つの大罪に数えられていますが、著者ジョン・ラボックは必ずしも悪いことばかりではないと考えています。

好きな一節→

(成功か失敗かではなく)期待通りではないかもしれないが、成功に値する人はすべて成功する。

名誉ある敗北は卑しい勝利にまさる。ハートを失わない限り、負けたからといって本当に悪くなることはない。

成功できないかもしれないが、だからといって、志を立ててはいけない理由にはならない。


野心家の一例として、ナポレオンやアレキサンダー大王が登場します。
今回の話は、野心を叶える——少なくとも成功の可能性を高めるための方法、マインドセットの参考になるのではないかと。

目標をよく見定め、できるだけリスクを少なくし、コストを慎重に計算するといい。

いったん決心したら、後ろを振り返ってはいけないし、労を惜しんではいけないし、危険を恐れてもいけない。

noteで紹介している内容はほんの一部です。
詳細は、本編をご参照ください。



\アレクサンドル・デュマ・フィスの未邦訳小説を翻訳しました/


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