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ルネ・ダンジューのトーナメントの本

3月12日から始まる、シャルル七世時代のフランスの芸術展(LES ARTS EN FRANCE SOUS CHARLES VII)

クリュニー美術館(国立中世美術館)公式アカウント(@museecluny)と展覧会の関係者らしき人たちが、シャルル七世展の専用タグ(#expoCharlesVII)をつけて、毎日熱心に関連情報をポストしているので目が離せません。
すごい力の入れようじゃないですか!

せっかくの機会だから、私からも色々ご紹介しますね。
当時をイメージするときの解像度がかなり上がると思うし!

こちらのポストは、拙作『7番目のシャルル』でもおなじみ、シャルル七世の義弟で盟友ルネ・ダンジューのトーナメントの本です!


画像2枚目、マスクの中の顔までリアルに描かれていることに注目!
ぜひ、拡大して見てほしい。

戦闘用ではなくトーナメント(試合)用のプレートアーマーだから、馬も人間もめっちゃ派手にデコレーションされてます。お祭りだからね。

中世末期〜ルネサンス時代の絵は、大きな肖像画も小さな細密画(ミニアチュール)もいわゆる厚塗りが主流ですが、ルネ・ダンジューのトーナメントの絵は、写実的な線画と淡い塗りが特徴的。

人や馬の衣装をはじめ、風俗の細かい描写が素晴らしい。人間の動きが自然体で描かれているのがさらにいい!

全ページ見てみたいー!

web小説『7番目のシャルル』シリーズ

シャルル七世が主人公の小説(少年期編青年期編)連載中。



自著の紹介

既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。

新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』

ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。


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