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『永遠をさがしに』原田マハ作【理想的な彼氏像を描くのが上手すぎる!!】

こんにちは、初めましての人は初めまして。

今回は、原田マハさんの書いた小説、
『永遠をさがしに』について書いていきたいと思います!

僕のNOTEで紹介する原田マハさんの作品は、
以前の『ロマンシェ』に続き2作目になりますが、
今回もめっちゃ面白いので、是非読んでみてください!!

『ロマンシェ』の記事は以下のリンクから読めますので、
こちらも是非よろしくお願いします!

それでは早速あらすじから!

【あらすじ】

主人公は、世界的に有名なオーケストラ指揮者の父を持つ女子高生の和音。
その父親は演奏旅行で忙しく家庭には不在がち、母親はそんな父親と折り合いがつがず、娘の和音へのチェロの指導へ熱を上げることで、寂しさを紛らわそうとする。

しかし、あまりにも苛烈な母親のレッスンに嫌気がさして、和音はある日チェロをやめてしまう。
それから母親は和音に絶望してしまい、あまり家庭で話さなくなってしまい、ある日、娘を置いて出て行ってしまう。

そんな経験からクラシック音楽を敬遠してたいた和音の前に、
和音の新しい母親を名乗る、真弓が現れて、、、、

【感想ー原田マハの描く男はカッコ良すぎる!!理想の彼氏の条件とはー】


ここからは僕の感想についてです。
今回の『永遠をさがしに』に出てくるメインの登場人物は、主人公の和音、父奏一郎、真弓、など魅力的なキャラクターがたくさんいるのですが、
今回一番フォーカスしたいのは、主人公の友達の文斗です。

原田マハさんの作品に出てくる男は、性格イケメンがとても多いのですが、今回も例にもれずイケメンなので、その魅力について書いていきたいと思います!

【イケメンポイントその①ー押し付けないアドバイスー】

父奏一郎が海外へ長期滞在をする際に、普段の確執から空港への見送りを拒む和音に対して、「見送りに行った方がいいんじゃない?」とアドバイスをするシーンがあります。

ここでさり気なく、和音を正しい方向に導こうとしていく姿が最高にイケメンなんです。
おそらく、ここで自分の意見を押し付けてしまう様な人が非常に多いのではないでしょうか?
それをしっかり、かつさりげなく、アドバイスをし、
そのあとは当人の判断を尊重する姿は本当に流石だな感じました。

【イケメンポイントその②ーさりげない気遣いー】

他にも、父親が長期間海外に行くことになってしまった和音に対して、
寂しさをまぎらわすために、文斗の家での夕飯に誘ってあげています。

ここも「寂しいだろうからご飯食べよう」という直接的な誘い方ではなく、
「和音に英語を教えて欲しいから家に来て勉強して、ついでにご飯もたべよう?」
という様に相手に気を遣わせない様な誘い方をしている姿が見て取れます。
なかなかできる男です。

主人公の和音もこういったさいりげない優しさに気づいており、
物語のなかで少しずつですが着実に、好意を寄せていきます。

【イケメンポイントその③ー彼女にだけでない、自分もしっかり成長していく!ー】

僕の思う彼の一番すごいところは、
好きな女の子とお互いに影響しあって共に成長することができる、というところです。

彼はもともと、ピアノで音大に入ろうと思っていたのですが、
家庭の経済事情と、自分のピアノの腕に自信が持てず、音大進学を諦めていました。

ところが和音と関わっていくうちに、
徐々にまた音楽への思いが沸沸と湧き上がってきます。

そして、最終的に両親を説得して、
音大進学のためのレッスンに通い始めるのです。

そして和音も文斗に影響されて、小さい頃に母親への反発から
やめていたチェロを再開する。

ちゃんとここで自分の好きな女の子だけでなく自分自身も、
その子からの影響を受けて、前向きに進んでいる。
そしてその受けた影響をちゃんと相手にも返しているというのが、
彼のベストオブいいところです。

その瞬間の恋愛に熱を上げて、自分の将来を疎かにしてしまう大人の男も多い中で、彼は高校生ながらとても大人な恋愛をしています。
彼女と一緒に自分の未来も考えて、一緒に成長できるなんて素敵な男すぎすますよね。

【まとめー自分が女性だったら文斗みたいな人と付き合いたい!ー】


まとめると文斗は以下のような人と言うことになります。
1、相手を気遣うことができる。
2、気遣いがさりげない
3、相手だけでなく、自分も一緒に成長していくことができる。

これは文句なしですね笑

僕も女性であればこう言う人と付き合いたいな感じましたが、
男なのでこんなイケメンになれる様に日々邁進していきたいと思います!!

ここまで読んでいただき、ありがとございました!
これからも僕が読んでみて、心に残った本に書いていきますので、
次回も是非読んでみてください!



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