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岩佐 文夫さん「VOOX」編集長 ✖️井上慎平さん「NewsPicksパブリッシング」 編集長 ✖️『シン・ニホン』 高校生読書会  番外編

『シン・ニホン』アンバサダーズ コミュニティです。

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春休みに、総勢44名の高校生が集まった『シン・ニホン』 安宅和人さん✖️高校生 読書会が開催されました!

当イベントの運営サポートには、20名の『シン・ニホン』アンバサダーが参加。最終日には、高校生が10チームに分かれて、『シン・ニホン』を通じて得たそれぞれの思いや気付きを安宅さん本人にぶつけました。

イベントの2日目には、『シン・ニホン』 プロデューサーの岩佐 文夫さん(以下:文夫さん)現「VOOX」編集長 と「NewsPicksパブリッシング」 編集長の井上慎平さん(以下:慎平さん)が高校生にメッセージをくれました。

慎平さんからのメッセージ

慎平さん 安宅さんが一番メッセージを届けたかったのがみなさんの世代です。安宅さんはお忙しい方ですが、若い人への投資は惜しまなかった。今回集まってくれたことで、そこまでメッセージが届いたんだなと思って、編集担当として嬉しく思います。

Newspicksパブリッシングを始める時に本の一番最後のページに『希望を灯そう』というメッセージを掲げました。今の日本の日本は方法論だけ分かっても中々希望が生まれなくて、僕たちは日本は色々な課題を抱えながら何をしていいのかは分かりつつでもなんか「どうせ無理だよね」というマインドに引きづられて、やるべきことをやってこなかった20−30年間。

方法論はある、『シンニホン』にもそれが書いてある。方法論よりも難しくてもやるしかないんだという安宅さんのポジティブなスタンスを文章と文章の間から受け取っていただけたら、それは方法論の何十倍もの武器となって日本を変えていくのではと思います。

「若い方に期待したい」ということを言いがちなのですが、自分たちが背中を示していかないと、一緒に前を向いて頑張っていけたらいいと思います。このイベントを是非、良い時間にしてください。

文夫さんからのメッセージ

文夫さん シンニホンのプロデューサー岩佐文夫です。安宅さんとは7−8年との付き合いで、前職のハーバードビジネスレビューの編集長をしていた時にもよく書いて頂いていました。

若い人に読んでもらいたいなと思ってこの本を作りました。高校生がこんなにも読んでくれているとは想定してなかったので、今日ここにいらっしゃる沢山の方が『シン・ニホン』を読んでくれたことを嬉しく思っています。

安宅さんは魅力的な人で尊敬しています。自分が若い時にこんな人に接点があったらどんなに良かったんだろうと思っています。6章の風の谷の話がでてきますが、今安宅さんと一緒にやっています。

安宅さんはやりたいこと、自分の好きなことを突き詰めてきた方です。この本で言いたかったは、次の世代の人が自分のやりたいこと、好きなこと、興味があることに立ち向かえる社会になったらいいということで、安宅さんや僕の根本的な思想です。

皆さんがこれから何をしたいのか?どんなふうにいきたいのかを追求してもらえばと思います。自分の幸せを追求する人が増えれば増える程、この社会は自然と良くなると信じています。

もし今の社会が息苦しかったら、僕らの世代がだらしなかったということでどんどん塗り替えてもらいたいし、みなさんのやりたいことをどんどん実現する社会になればいいと思っています。

その意味で、今日ここには多くの大人も集まっていて、僕ら大人は皆さんが実行したいということをどんどん手伝う、邪魔しない、道を開く、草刈りを率先してやるそんな人たちだと思っていますので、講座を楽しんでください。

続いて、高校生たちからの質問に移ります。

- 『シンニホン』を編集した時のお土産話はありますか?

慎平さん 風の谷という最後の章ですが、もとは”おわり”にみたいな2ページぐらいの予定だったのです。安宅さんが今何にトライしているのか?行動しているのか書いて欲しいという思いだったのですが、気がついたら80ページになっていました。

文夫さん 『シン・ニホン』のカバーのまん丸は朝日を示しています。安宅さんに初めの装丁を持ってきた時に、「朝日はこうなっていないんだ、色が逆だ」と朝日の写真を安宅さんが沢山送ってくれました。慎平さん 締め切り当日でした。

-  異人になるための第一ステップを教えてください

文夫さん 孤独になること、人の目を気にしないことです。「一人で平気、人が集まらなくて平気だよ」という人のところに人が集まります。今みたいに繋がる社会では、逆に孤独・一人でいることでいることも重要もしれません。

慎平さん 一人で異人になると大変なので、自分が異人になると同じぐらいに他の人の偉人感を応援することが大事だと思います。 そういう人とチームでなるのも良いですね。

-  高校生の時にハマってたことは? 

慎平さん 出版社にいるとどんな本を読んでいたの?とよく聞かれるんですが、高校生の時には坂口安吾さんの本が好きで、10代、20代の時は常識的な考え方が嫌いで、変にとがっていたなぁと思います。

-  妄想するために必要なことは?

文夫さん 僕が孤独と言いましたが、それは妄想するという意味なんです。頭の中の世界は無限増に広がる、それを育てるという感じです。

妄想する頭、思考する手という本が出ました。安宅さんの推薦が入っているこの本は、暦本さん(携帯のスワイプの技術を開発した人)がまだ世の中に出てないものどのように作るか?ということが沢山書かれているので、良かったらこの本を参考にしてください。

- 『シン・ニホン』には自分の知らない角度が沢山ありましたが、どのようにして書き上げましたか?

安宅さんは大学院で分子生物学を学ばれて、マッキンゼーで働き(マーケティングで大きな成果を出されたそうです)、イエール大で脳科学の博士を取り、ヤフーで働きました。

本を書いている時も、こっちからもあっちからも矢をとんでくる、こんな本をかける人はそういない。現代のIT、デジタル、AI、知性とは何か?デジタルとは何か?日本とは何か?と語れる稀有な人だと思っています。著者のバックグラウンドがこの本の面の広さのそのものだと思います。

慎平さん、文夫さん、貴重なお話ありがとうございました!

執筆:  岡村さとみ

イベントの様子を紹介したnoteはこちら!


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