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デザインのカケラ カスタマージャーニー

人間中心アプローチについて学ぶ機会があったので、
学びのエッセンスを書いておく。

カスタマージャーニー

カスタマージャーニー

カスタマージャーニーとは、直訳すると「顧客の旅」という意味。

顧客が製品・サービスと出会い、そこから購入・契約に至るまでの道筋のこと。
これを描いて可視化したものを「カスタマージャーニーマップ」と言う。

カスタマージャーニーの中で、
顧客にとってのGoodやBadを抽出し、Badを解決したり、Badの本質に迫ったりして、
ソリューションをもたらすプロダクトやサービスを検討する。

https://mieru-ca.com/blog/customer_journey/

カスタマージャーニーマップの作り方

作り方の手順

  1. ペルソナ設定

  2. フェーズ定義

  3. ペルソナの行動・心理の書き込み

  4. 対応施策(接触コンテンツやメディアなど)の書き込み

Step1)ペルソナ設定

まずペルソナ設定を行う。
最初にゴール(いわゆるコンバージョンや成果)を決めて、ゴールする人がどのような人なのかをイメージしてペルソナシートに書き込んでいく。思考や行動、商品への関心が測れるものをアレンジして設定する。
「これを入れなければいけない」などと決まったルールはない。

ペルソナの名前や経歴などのプロフィールや、背景などが思いつかない場合は以下のようなリサーチ方法もある。

  • 実際の購買データを閲覧する

  • 営業担当、カスタマーセンター担当へのヒアリングする

  • 問い合わせデータを閲覧する

ペルソナを複数(3~5人程度)設定することも良き。

Step2)フェーズ定義

次に、カスタマージャーニーマップの横軸となるフェーズ(消費者プロセス)を設定する。

事業内容やBtoC/BtoBなどジャンルによって大きく違ってくる。
例えば、全く競合がいないビジネスモデルの場合「比較検討」というフェーズは存在しない。
フェーズは自社のビジネスに合うものを設定する。
全くフェーズのイメージが沸かない場合は、以下のフレームワークで相性のよさそうなものを活用し、一部アレンジする。

 購買行動フレームワーク

  AIDA(アイダ)

  • Attention(注意)
    製品・サービスの認知段階、まだ詳しく理解していないフェーズ

  • Interest(興味)
    製品・サービスの良さを認識させ、興味を持ってもらうフェーズ

  • Desire(欲求)
    製品・サービスを欲しいと思ってもらうフェーズ

  • Action(購買行動)
    製品・サービスを購入・契約してもらうフェーズ


https://nahato.co.jp/marketingcity/aida-marketing/

  AIDMA(アイドマ)

  • Attention(注意)
    製品・サービスの認知段階、まだ詳しく理解していないフェーズ

  • Interest(興味)
    製品・サービスの良さを認識させ、興味を持ってもらうフェーズ

  • Desire(欲求)
    製品・サービスを欲しいと思ってもらうフェーズ

  • Memory(記憶)
    製品・サービスの存在や魅力を記憶してもらうフェーズ

  • Action(購買行動)
    製品・サービスを購入・契約してもらうフェーズ

https://www.seohacks.net/blog/4908/

  AISAS(アイサス)

  • Attention(注意)
    製品・サービスの認知段階、まだ詳しく理解していないフェーズ

  • Interest(興味)
    製品・サービスの良さを認識させ、興味を持ってもらうフェーズ

  • Search(検索)
    検索して製品・サービスの評判や他社との違いを調べるフェーズ

  • Action(購買行動)
    製品・サービスに期待を抱いて購入を決断するフェーズ

  • Share(共有)
    製品・サービスを愛用し、使用感を知人にシェアするフェーズ


https://gmotech.jp/semlabo/webmarketing/blog/aisas/

コンテンツマーケティング広告戦略をベースにカスタマージャーニーを設計する場合は「Attention=認知」よりもっと前から設計したいことが多い。
そんな場合は、認知の前段階に下記のフェーズを置いたりする。

  • 興味関心
    その分野に関心がある

  • 課題・ニーズ
    製品・サービスで解決できる悩みがある

Step3)ペルソナの行動・心理の書き込み

フェーズ(消費者プロセス)を書き込んだら、フェーズごとの消費者行動や心理を書き込んでいく。

 行動・心理を把握するには

顧客を深く理解していないと、行動や心理を表現することが難しい。
直接顧客と関わりがない場合は、以下のようなことを試してみる。

  • 営業担当など実際に顧客と対峙する人にヒアリング

  • 顧客インタビュー

  • カスタマーサポートのデータを閲覧する

  • ネット掲示板調査

  • 検索キーワード分析

Step4)対応施策(接触コンテンツやメディアなど)の書き込み

消費者の行動や心理に合わせて、対応している施策を書き込む。
・今までの施策がどのフェーズの見込み顧客に対する施策なのかが理解できる
・フェーズ視点での整理ができる
・施策毎に、消費者の態度変容や期待するべき効果も見える化でき、KPI(施策個別の小さい目標)も立てやすくなる

カスタマージャーニーマップが出来上がったら

カスタマージャーニーマップは「作って終わり」ではない。

施策の抜け漏れを発見し、不足しているコンテンツを作成したり、不足している施策を企画・実行したりできるようになる。

新しいコンテンツを設置したり、施策を実施したら、カスタマージャーニーマップを更新し、常に最新版を維持するようにする。

カスタマージャーニーマップをベースに、関わるすべての部門・メンバーと共有して、共通意識を持っておくと、施策が進めやすくなる。

まずは、現在行っているマーケティング施策をマップ上に配置してみる。
追加と修正を繰り返し、役立つカスタマージャーニーマップになるまで、調整していく。

最後まで、読んでいただき、感謝です(ぺこり)

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