昔の占いの結果と「丁(ひのと)」の人

 昔、仕事でお付き合いのあった女性誌の占いコーナーで、占ってもらったことがありました。およそ20年前のことです。
 たしか生年月日と生まれた時刻、そして真帆しん(当時はこの表記)の筆名で鑑定していただいたと思います。

 先日、引き出しの整理をしていたら、その占い結果が出てきました。個人鑑定をしていただく機会はめったにないと思って、とっておいたのですね。20年も前の占いの結果ですが、いま読み返すと当時より、心に沁みてくるものがありました。

 たとえば、こんなところが。

・平凡な生き方は私には合わない。
・私自身、仕事を通じて人びとを霊的に目覚めさせていく不思議な力を宿している。
・水星と海王星がタイトな90度アスペクトを作っているのは作家に多く、芥川龍之介、谷崎潤一郎、吉川英治、寺山修司、中原中也と同じ。

 芥川龍之介や中原中也は好きなので、うれしいです。
「霊的に目覚めさせる」は占い的な表現で、そのままだとちょっと怖く感じますが、「はげます、希望、救い」のような意味にとらえれば、いまの私が文章で伝えていきたいことと重なります。

 ほかにもいろいろ書かれていて、あらためて「なるほどー」と思って読みました。

 偶然なのか運命なのか、私もいま占いコンテンツに関わる仕事をしていて、四柱推命などを自分で多少学んでいます。それでいうと、自分自身を表す天干は、私の場合「丁(ひのと)」。丁は五行では陰の火で、灯火のイメージの人、ということになります。
 キャンドルのように、わが身を燃やして周囲を照らす。そんなあり方は、私の本質的な価値観にけっこうしっくりなじみます。
 闇のなかで迷っている人の、道を照らす街灯。
 夜の海で、遠くぽつんと輝いて、陸の位置を知らせる灯台。
 そんな生き方をしていきたいと、実はかねてから思っていたのです。

◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから、
HanaKokoroさんの作品を使わせていただきました。
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