ヨセフのように…羊飼いの少年は、“前兆”を信じて砂漠を渡る ~パウロ・コエーリョ『アルケミスト 夢を旅した少年』
パウロ・コエーリョの小説『アルケミスト 夢を旅した少年』を読みました。聖書のエピソードがふんだんに盛り込まれ、サン=テグジュペリの『星の王子さま』のように幅広い年齢層が読める文体で、さすが世界で8500万部の大ベストセラーだと思いました。81か国語に翻訳されているそうです。
(日本語版の翻訳は山川紘矢・山川亜希子)
キリストを信じる羊飼いの少年は、朽ちた教会に泊まった夜、不思議な夢を見る。その夢は、エジプトのピラミッドに行くと宝物を発見できると告げていた。ジプシーの占い