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二次創作、私のキャラには魅力がない!その理由はこうだった!

 休職期間を経て、徐々に回復しつつあるA面です。A面は、この通り(?)、文章を書くのが好きで、一度折った筆をもう一度拾い上げて修復しているところです。

 二次創作なんて十何年ぶりなのです。はたまた夢小説についてはド初心者です。リハビリがてらちまりちまりと書いていき、某サイトに投稿しているのですが、いいね!数は全く振るいません(そんな中ウォッチリストに追加していただいて追いかけて読んでくださっている方もいらっしゃるので感謝)。そこで、私がもう一度、自分で書いた作品に対して冷めた目で見直して感じたことをまとめようと思います。

二次創作と一次創作の違い

 二次小説とはもとになる原作が存在し、そのIF世界を書いていくような感覚です。原著者と無関係な個人によって書かれた作品の事です。
 一方、一次創作は、完全にオリジナル作品であるという事です。

世界観・設定

 A面はどちらも書いていますが、書いているときに感じる違いがあります。一次創作では、世界観を設定しないといけませんが、二次創作では世界観を壊さないようにしなければなりません。捏造などは多少しますが、大きく世界の根幹を揺るがすわけにはいかないのです。

キャラクターのつくり込み

 一次創作では、完全にキャラクターを自分で作り上げなければなりませんが、二次創作では(特に夢小説)、ヒーローまたはヒロインのキャラクターがすでに存在しています。そのキャラクターをどのように理解し、どう動かしていくかがカギとなります。そして、その相手方(夢主)がとんでもねぇ奴になっていないかを冷静な目で見て作りこんでいきます。その辺は以前記事に書いたので、ちらりと見ていただけますと大変うれしいです。

私の反省点

 いいね!をくださる方もいらっしゃるのですが、どうしても自分で納得がいかないことがあります。それは、キャラクターがかわいくない、かっこよくない、というものです。つまり魅力がないのです。それについて下記の本を読み考察してみました。

 こちらの本は2022年7月の発行ですが、この記事を書いている今はもう5刷が出版されています。実際の文字書きさんが疑問に思ったことに対し、著者が解説していくという構成で、読みやすいです。

キャラに魅力がない

 大失態です。物語の要たるキャラクターに「グッとくるもの」がないのです。そう感じた理由が、「セリフはかっこいいけれど、それ以外の行動でかっこいいところがなかった。」からです。また、ヒロインについても、「ふんわりしたイメージなのは分かるが、ヒーローはこの子のどこを好きになるんだろう?わからん」と思っています。A面の書く一次創作、二次創作どちらにもこのもやっと感はありました。これは致命的ですね。いいね!が伸びない理由はそこにあると思います。いくら展開やシチュエーションがそろっていても役者がポンコツだとヘンテコなものになってしまうのです。

なぜキャラクターに魅力がないのか

 B面にも夢小説を読んでもらいました。大御所の夢小説はまだ読んでもらっていませんが、なにか引っかかるところはあるか尋ねると、「キャラが動き出さない」とのことでした。詳しく尋ねると、人となりがわからないから、どういったもの発言をするのか、どう感じるのかなどキャラクターをとらえられないと。
 なるほど、納得がいきました。キャラクターづくりが甘かったです。いくら短編だからといって、ふわふわしすぎた夢主(ヒロイン)の設定では、物語が動き出さないのです。夢小説では、読者と夢主の間に隔たりが少ないように、あえて夢主の設定をふんわりさせているところもありますが、やはり、行動原理のわからないキャラクターはどこか感情移入できないところがありますよね。
 また、原作にいるキャラクターも二次創作では動かすことになりますが、キャラクター理解をしていても、原作にない動きをさせるにはまだほんの少しぎこちない気がします。そこで、原作のキャラクターにも捏造を少し加えて、「私の書く〇〇」となるようにすればいいことに気が付きました。それが原作キャラと夢主が違和感なく絡むための接点になるのなら、良いのではと思いました。ただし、ご都合主義的スーパーマンにしてしまうと、そのキャラクターの魅力が軽薄になるのでご注意を。完璧ヒューマンほど味のない人間はいませんからね。
 一次創作の方も、やはりキャラクターが動き出しませんでした。私の書いたものは、こんなキャラクターがこう言う動きをしたらいいな、と思ったシーンだけをかき集めたものです。いわばちょっとしたショートムービーの寄せ集めです。これでは映画になりません。目的を持った主人公が何かを成し遂げるために駆け回る姿がドラマになるのですが……。

どうすればキャラは動き出すのか

 まだ、小説の書き方など右も左もわからず、研究段階ですが、キャラクターを動かそうとすると違和感が出てきてしまうのでしょう。キャラクターには動いてもらうのが一番です。
 さて、どうすればキャラクターは動くのでしょう。それはキャラクター研究を深めることです。キャラクター研究をするほど、キャラクターのプロフフィールがない時には、細やかに設定していくと良いらしいです。キャラクターの髪型は?特技は?生育歴はどうなんだろう?どう言う思想を持っているのだろう?どんな部屋でどういう暮らしをしている?意外とわからないことだらけではありませんか。私にはそれが足りなかったのです。夢主にだってそれまでに歩んできた人生があり、思いがあるから動き出すのです。

総括

 キャラクターは設定の上で自然に動き出すもの。
 キャラクターの動き度合いは、キャラクターをどれだけ熟知しているかによって変わる。例えそれがサブキャラであっても。ラスボスだろうと。

感想

 心理学部、心理学の研究科を出て人間観察が得意でないA面はなぜ恋愛に興味を持ったのでしょう……。人間観察の引き出しの少なさ。恋愛経験の引き出しの少なさを背負いながらインプットに勤しみます。今回のキャラクター理解については臨床心理学でも十分使えるテクニックだなぁと思いました。その人の人となりを興味を持って大切に観察していく癖を身につけたいです。
 

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