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ポストコロナに向けたパラダイムシフト

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新型コロナウイルス感染拡大の時代、僕たちはどう生きるのか、新見先生がさまざまな視点で切っていきます。漢方はもちろん、医療に関すること、経済に関すること、社会に関すること、医師とし… もっと読む
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2021年3月の記事一覧

扉をあけてチャンスをつかめ!  新見正則

扉をあけてチャンスをつかめ!  新見正則

最新のがん治療の勉強を始めたよ年末年始を挟んだこの半年、最新のがん治療を勉強しています。昨年9月にクリニックを開業したこともあり、まずは最新がん治療をとりあえずざっくりつかみ、そのうえで最先端治療を学び直しています。がんで悩んでいる方が世界初の抗がんエビデンスを得た生薬フアイアを求めて僕のクリニックに多数来院するからです。

YouTube「さくらウイメンズクリニック広報室」も観てね僕の同級生の経

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上から目線のダイバーシティ  新見正則

上から目線のダイバーシティ  新見正則

マイノリティといわずにダイバーシティといってみるマイノリティといわずに多様性(ダイバーシティ)と言い換える人は知識人に多い印象です。僕にはどちらでもいいことで、僕の理解は、ひとはそれぞれマイノリティの部分を多かれ少なかれ持っているということです。

他人と自分はどれだけ違うの?僕は人に迷惑を掛けて生きるのがいいと最近思っています。作家の塩野七生さんと文藝春秋の計らいで数時間にも及ぶ対談をしてふと思

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恐怖のスーパースプレッダーイベントになるか?  新見正則

恐怖のスーパースプレッダーイベントになるか?  新見正則

いよいよ夢に見た、東京オリンピック!新型コロナウイルス肺炎が治まりませんが7月23日はオリンピックの開会式だそうです。あと4ヵ月ですね。海外からの観客はお迎えしない方針に決まったようですが、実際開催するのか、しないのか。一体どうなるのでしょう。

今日は僕の勝手な意見ですよ、あしからず。

僕の直感では、当然ムリ。ちなみに、リオデジャネイロオリンピックの選手総数は11,232人だったそうです。そし

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さくらを見て死を思う  新見正則

さくらを見て死を思う  新見正則

親に会いたいけれど会えない。悲しい父子の物語「さくら」で思い出す場面は、映画「砂の器」。後半にオーケストラが途切れなく流れて、その音楽に合わせて、らい病の父と子が放浪の旅を続けるシーンが好きです。さくらの風景が何度も流れます。苦楽を共にする不幸な親子の旅路になぜかさくらが似合います。1974年の映画で、原作は松本清張、監督は野村芳太郎、製作と脚本は橋本忍です。涙なしに観られない傑作ですよ。

八甲

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10年分の感謝  新見正則

10年分の感謝  新見正則

健康寿命まであと10年だって!先週2月24日、じつは僕の誕生日でした。アップルコンピュータの創業者、スティーブ・ジョブズと同じ誕生日です。月に一度仕事で会える同級生とのおしゃべりで、「日本人の男子の健康寿命は72歳だよ。おれもお前もあと10年だ!」と言われ、衝撃を受けました。

あと10年って、超ショックリンダ・グラットンの著書『ライフ・シフト』を読んで、僕は定年後も死ぬまで相当長い期間働くものだ

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