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ニュータウンの社会史【青弓社】

四六判/ 256頁/1,600円+税

高度経済成長期、「理想」や「夢」と結び付いて人びとの「憧れ」とともに注目を集めたニュータウン。50年を経て、現在は少子・高齢化や施設の老朽化の波が押し寄せている。日本最大規模の多摩ニュータウンを中心にその軌跡をたどり、地域社会の変貌を描き出す。

高度成長期の人口増加に伴い日本の各地で開発されたニュータウン.
著者は居住者の高齢化や施設の老朽化など,現在のニュータウンが抱える課題は,将来の日本全体に訪れることであり,その過去と現在を考えることは,未来の日本社会とその行く末を考えることに繋がると説く.
これまでニュータウンは学術対象や写真集などで外側からの観察対象として扱われることが多かった,しかし,実際に多摩ニュータウンに暮らす著者は,これまで見過ごされてきたニュータウンの内側からみた地域社会に着目し,開発の受容過程から現在までの変遷を明らかにしていく.(ro)


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