ウォークス 歩くことの精神史【左右社】
レベッカ・ソルニット 著 東辻賢治郎 訳
四六判/520頁/4,500円+税
歴史上の出来事に、科学や文学などの文化に、なによりもわたしたち自身の自己認識に、歩くことがどのように影を落しているのか、自在な語り口でソルニットは語る。人類学、宗教、哲学、文学、芸術、政治、社会、レジャー、エコロジー、フェミニズム、アメリカ、都市へ。歩くことがもたらしたものを語った歴史的傑作。
歩くこと,それは呼吸をすることと同じくらい人間にとって当たり前のこと.
だからこそ,歩くことは人間のあらゆる歴史に精通する.
本書は歩きながら思索をしたルソー,太古からの歩行の進化史,宗教における巡礼,ベンヤミンが愛しさまよい歩いたパリ,哲学,宗教,芸術に建築や都市など,あらゆる視点から「歩くこと」について考察する.
歩くことは人間の思考や文化と密接に繋がり,さまざまものを生み出してきた.
普段は意識されないこの身体活動がもたらしてきたものに対する多彩かつ膨大な考察によって改めて気づきを与えてくれる1冊.(fkd)
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