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「優秀層は東大or国立医学部へ」という風潮は終わり?

「開成の生徒のうち1割は海外大志向」という記事がありました。希望者に海外トップ大への進学を支援しており、2023年卒業生はコロナで2人と少ないが、それ以前は年5~10人が海外大学へ進んだそうです。「優秀層は東大or国立医学部へ」という風潮はそろそろ終わりを迎えるのかもしれない、とのことでした。

裏を返せば、開成の生徒の9割は東大などの国内大志向で、98~99%は国内大学へ進んでいます。開成でも1~2%という数字で、これからは海外大学だ!と言うのは早計でしょう。実際、開成の生徒の50%近くは、東大・国立医学部に進んでいるのです。

いわゆる「国際系」は、近年の中学受験で人気です。一方、大学受験では「国際系」ブームが去り、人気・偏差値とも低下しています。コロナが原因だとすれば、逆に影響するのも変でしょう。親の意向が反映されやすい中学受験と、本人の意向が優先される大学受験の違いでしょうか。

米英の4年制大学を卒業するには、渡航生活費を含めて、3,000万円くらい用意しなければなりません。海外大学もピンキリで、グローバルビジネスで評価される学歴を得るには、さらに2年以上、名門の大学院で学び、学位取得を目指します。就労ビザの壁も高く、いばらの道であることは間違いないでしょう。
「海外大学の合格実績で中学を選ぶか?①」をご確認ください。)


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