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全体主義と日本の今

最近、全体主義という言葉をよく耳にします。

全体主義って一体何だろうと思ったので今回は調べたことをシェアしてみようと思います。

全体主義:個人の利益よりも全体の利益が優先し,全体に尽すことによってのみ個人の利益が増進するという前提に基づいた政治体制。そして一つのグループが絶対的な政治権力を全体,あるいは人民の名において独占するものをいう。大辞林 第三版の解説

このようにあります。

確かに今の日本はその様になりつつあるように感じます。

『自粛警察』という言葉がニュースでも流れていますが、全体の利益に反するものは罰するという考え方から、他県ナンバーの車にいたずらをしたり、自主的に閉店しない店舗のガラスを割ったり、脅迫文を入口に貼ったりと様々な手法で攻撃を行う方々がいます。

周りのことを考える人間になろう と教育される事が多い日本なので、気持ちはわかりますが、上記の例は矛盾していると感じます。

周りのことを考えよう

そう思えない人は周りのことを考えていない

周りのことを考えない人は悪い人だ

悪い人は攻撃しよう

攻撃

このように考えが飛躍した結果、自分が周りに迷惑をかける人になってしまっているように思えます

■これまでの全体主義

1920年代から'40年代にかけてのイタリア・ドイツ・日本の国家体制がその典型と言われています。

一党独裁、表現の自由に対する弾圧、恐怖による警察政治などにより個人の自由を排除し、皆が同じ方向を向くようにしていた時代があったわけです。

国民を一枚岩にするための統制を取るためなので、それ自体が悪いわけではなく、大義が強調されるあまり、個人の生活全般にまで統制が行われる点に問題があったという歴史があります。


■リーダーとは誰か

しかしそれを知って不思議なのは、ヒトラーやムッソリーニ、天皇などという強烈なカリスマ性を持つ人々がいた時代と比べて、今の日本はどうでしょう?

誰がリーダーと感じますか?

現状の流れだとそれがスマートフォンになりかけているように感じます。

スマホのニュースで営業している店を知り、ネットに晒す。それを見た人が攻撃や罵倒をする。当然された方も言い返す。

更にその光景をネットに上げる人がいて、しかも動画の再生数が収入源になっているという仕組み。

煽れば煽るほど儲かる人たちは、当然煽り続けます。

このままでは自分たちで自分たちの自由を奪いかねない状態です。見えない大きな流れを『空気を読む』力に秀でている日本人は感じて、流れに逆らえば標的とする。しかしこれは自分が標的になる可能性も孕んでいます。

■人には人の事情がある

周りの意見に流されることなく自分が出来る範囲の自粛をして、他人がどうしているかについては口を挟まないというスタンスも大切だと思います。

なぜなら相手には相手にしかわからない事情があるからです。

自粛とは 自分から進んで、行いや態度を改めて、つつしむこと。周囲がそれをされるのは強制です。

国が強制しないのは憲法上の理由でもありますが、ある意味で日本という国のいい部分でもあると思います。

お互いがお互いを敬い、思いやることで乗り越えていこう!と思え、それを実現できそうな世界的に見ても数少ない国家だと思うので、日本人同士仲良くできればいいなと願っております。

和ノ国、大和の国

和を大切にしましょう。

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