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「これからのSCについて」8月後半の対話~シンカするオトナの部活メンバーが8月のサロン内で出したアイディア~


 接客・サービスのスペシャリストたちが集うオンラインサロン「シンカするオトナの部活」、毎週月曜日の夜に集っているサロンは20回になりました。
 8月は1か月間を通して「これからのSCについて」ということを皆で意見を出し合っています。第2回までを踏まえ、第3~4回(8月17・24日)は5つのテーマを選定して、ブレークアウトセッション形式のサロンになりました。
「施設。をプロデュース」
・・・ドラマ仕立ての5テーマは、メンバーからのアイディア💡
①「ローカルハイ」班
②「世界の中心で接客を叫ぶ」班
③「GTO~Great楽しいOrganization~」班
④「ES緊急打ち上げ室」班
⑤「TDW科学捜査班」班

 ZOOMミーティングのブレークアウトセッションを事前に告知し、どのテーマを具体化していくか・深堀したいかなどを各自で考えて定例会に参加してます。このテーマになった背景は、8月1~2回目の「鬼軍曹の部屋」で出された意見から5つに絞り込みました。


 さて、5つの班はどんな意見が交わされたのでしょうか。
 本サロンの定例会「鬼軍曹の部屋」は1時間(最近は1.5時間になりつつありますが)ですので、一人ひとりがじっくり話す機会が持てませんでしたが、班分け(ブレークアウトセッション)は思う存分話せて良いですね。

①「ローカルハイ」班
地域・産業×店舗・施設 なにができるか?ZZZZZZ

・地元のお客さまへの接客の姿勢
観光のお客さまに対して商売をすることが多かったが、ディベロッパーの姿勢が”地元のお客さま”をずっと大切にしてきた。商売姿勢が影響。
→コロナ禍においても、お客さまの来場に頻繁に足を運んでいただくことに繋がったように感じている。
・施設(SC)ができたことによって、他県からのお客さまの流れができた。県内隣県の集客につながっている。
地元⇔店舗 相互相客にも。例)物産展の実施、購入金額により物産品の提供なども取り入れてみては?
地元の店舗が施設内にないことにより、地域のお客さまへの送客にもつながっている。


②「世界の中心で接客を叫ぶ」班
これからの接客・サービスとは

・これからの繁忙期【年末年始】に”密”になってしまうことが予想される。そういった状況が予想される中、店舗としてはどう対応すると良いのか。→”密”を避けることや、お客さまの滞留時間を短くできるような工夫も今年は必要ではないか。
例)スイーツ(食物販・イートイン)など、QRコートでメニューが自身のデバイスで見られるような手法を取り入れている
例)店内のフロアマップ配布をする
例)代表者のみ来店していただけるようにする
例)予約販売や予約接客などを導入=業界の概念を覆すような施策なども検討することも。前金制や予約販売などは業界にとってはロスを減らす=経営効率を上げることにも。


③「GTO~Great楽しいOrganization~」班
そこにいるだけで楽しい=人が集まる=そこで働きたい!

「そこで働きたい!」ということについて、小売業界では雇用形態や評価の制度などがまちまち。そこで、雇用形態の違い【評価の違いはどうしたら良いか?】、そんなことについて他店舗・他業種の方にヒアリングもしたい。という声を受け、
例)教育係を設け、スタッフの心理面・業務面の2方面からサポート、アウトプットや面談をする機会を作っている。
例)評価される環境がないとモチベーションも上がらない。商材を絞って〇〇〇だけの売上ランキングを作る。お客さまのお声カードを頂戴し、共有していく。日々の取り組みについて「ありがとうカード」を導入。出来ていないことよりも、出来たことに対する評価・感謝の気持ちを具体的に口にするようにしている。気持ちを伝え合い、認め合っていくことが大事。
例)腹を割って話せば、たいがい通じ合うはず。


④「ES緊急打ち上げ室」班
ダイレクトに売り上げになること Emergency Sales

・観光のお客さま(インバウンド客)がいらっしゃらない中、短期的に売上に繋がることも取り組まなければならない。売り物によっては、売上が集中するところと厳しいところの差がはっきりとしている。
 自社(自店)だけでどうにかするのではなく、他部門他社とのコラボ。メリットが合致すれば新しい取り組みが商売になっていくこともあるのではないか。そのようなことも「これからのSC」も共通で重要になってくるのではないか。
例)流通を担う店舗(業態)×ベビーカーの貸出・販売⇔近隣のお客さまへのアプローチにも
例)レンタカー業者×ディーラー 事故(故障)の際、代替の車がグレードが高いものを貸出、購入の検討に移行した経験がある。
・コンバージョン【買い上げ率】が高い店舗が増えてきているように感じている。来館客数は減ってきていても、コンバージョンを意識していけば=在庫消化率は上がるであろう。=値引きをすることだけに着目しない商売方法を確立したい。
・新しい取り組みや斬新な施策は結果がすぐに見えるものではないが、トライ&エラーをしながら発展して着実な売上を作っていくことを忘れたくない。
・旅行や会食など、これまでにストレスの発散やリフレッシュにしていたようなことの代替として、買い物をストレス発散という方も多く見受ける中で、来店してくださった方々の気持ちを汲み、真摯に対応することで、顧客を作ることにもつながるはず。

⑤「TDW科学捜査班」班
店舗とディベロッパーがWith一緒になった取り組み

・店舗のバーゲンせーつの内容を見直していきたい。店舗限定の打ち出しなど、SC(施設)の特色や立地などにも考慮することで効果を出すことも検討してはどうか。商品を絞ったり・カテゴリー分けするなど、お客さまに”●●●にいけば、〇〇〇が安い!など、SNSなどでの訴求にもなって目的来館を増やせる。


これまでを踏まえ、
◆これからの繁忙期【年末年始】密になることをどう対応したら良いか?
=売上(購入比率・購入単価に向けた取り組み)
◆雇用形態の違い【評価の違い】はどうしたらいいか?
=スタッフ(人)の士気・育成・評価・定着・雇用
◆地域・特色・イベント・コラボなどのアイディア
=概念・業界のタブーを超えた新しい取り組み・相乗効果

そんなことを最終回に話そうとなりました。さて、3つの班はどのようなネーミングになったでしょうか。

20200831鬼軍曹の部屋

 なんとも、ワクワクする!!!
 ネーミング女王のお好きな「007」シリーズで3部作のテーマを設定してくださいました(*^^*)


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①THE WORLD IS NOT ENOUGH
概念・業界のタブーを超えた新しい取り組み・相乗効果


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②GOLDEN STAFFS
スタッフ(人)の士気・育成・評価・定着・雇用

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③SALES ROYALE
売上 購入比率・購入単価に向けた取り組みを考える


 次回、8月の最終回ではどのような🤫「007」会話が展開されたのか、こちらにも投稿して参ります。
 9月になり、「鬼軍曹の部屋 未来につながる接客ロープレ大会」をオンラインで開催するという企画が動き始めています。

https://twitter.com/shinka_otona

 シルバーウィークになり、久々に観光や帰省をされているお客さまも多いとメンバーから聞いております。接客・サービスに携わる皆さま、ご安全に。そして商売繁盛を願っております。
                      FROM:鬼軍曹


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