ども。 長年の水商売生活を経て歌舞伎町で花屋を開業してはや10年。 これまでは個人のタイムラインにて自分の知り合いにだけ公開していた日頃の欲と下心にまみれた歌舞伎町でのナイトライフをこれからはオープンに時には過去も振り返りながらお届けしたいと思います。 最初なので軽く自己紹介をしておきます。 1973年7月広島生まれ(46歳)離婚歴2回子供なし。高校を卒業後、大阪へ出たことをキッカケに水商売を始める。約10年バー、スナック、ショークラブなどを経験し、在籍していたグルー
昨日、うちの花屋のスタッフがインタビューされたテレビ放送があった。
深夜2時。 携帯電話が連続で鳴る。 もうこの時代、直接電話かけてくる奴なんて普通に嫌われる傾向あるからどんなオッサンからやねん？と画面を見ると7〜8年前くらいに花屋を辞めた元スタッフからだった。 何かあったんだろうと電話を受けると今、歌舞伎町にいるから一緒に飲ませろとベロベロにならないとできない超自己中なオーダーだった。 結局、他の人と飲んでるのを切り上げるまで自分の店で飲んでろと住所をLINEで送り後から合流した。 「おすぎー！久しぶりぃーーー！」 と屈託のない笑顔
いつの頃のことだったかまだ自分が水商売どっぷりだった20代前半のある日のこと。 お客さんに呼ばれ指定された場所に行くと凄く高そうな寿司屋だったことがある。 カウンターに座りビールで乾杯し絶対高いだろ！ここって思いつつ高級な雰囲気の中で新鮮な寿司が次々出てきた。 めちゃくちゃ旨いのだが、何故こんなとこに呼ばれたのか謎過ぎるので "あの…今日は何でこんなとこ？？" と恐る恐る聞いてみた。
ビールを片手に彼は語る。 飲んだ後にホテルまでついてきた女の子に 期待を膨らませチェックインしたら部屋に入るなりトイレから出てこない。 しばらくしたら "あー！ごめーん！！猫にご飯あげなきゃ！" って言ってそそくさと帰ってしまったらしい。 どー思います？？って嘆いていたから "ホテル入ったら正気に戻っただけやろ"と笑ったらテキーラのボトル持って凄い形相でこっちを睨みつけている。 やっぱりモテへん奴の話はオモロい。 基本ズレてるのに自分のことイケてると思ってる
仕事が近所であることはわかっていたから 午前中のうちに夜連絡することはLINEしてあった。 "今やっと身体空いた。さっき仕事終わって" "ご飯は？食べたの？" "いや、朝食べてそれきりやねん" "お味噌汁と焼き魚くらいやけどいい？" "行ってええの？ありがとう" 彼女に他に男がいるのかどうかは知らないが 快く迎えてくれた。 部屋に着くとすでにリビングには食事の用意がされており湯気が昇っていた。味噌のいい香りがする。 "あ、座って！ビール、飲むでしょ？" プルタブ
昨日は新大久保でサムギョプサルを 食べたあと男3人で飲み始める。 どこに行く予定もなかったのだが いつも行かないようなガールズバーに潜入。 自分たちの他に2〜3人は客がいたが 店内は7〜8人の女の子が見えたので 暇な雰囲気が漂っていた。 "いらっしゃいませ！" カウンターに名札を置きオッさん3人の前に 3人の女の子がつく。 当然だが初対面なので多少の緊張感はあるが 注文を聞いた後すぐに "よかったら何か飲んでね"というと一斉に彼女たちの緊張した顔がほぐれた。 ドリン
とある夜のこと。 "この店のビールぬるいねん！" 居心地いいクセにいつも悪態をつく。 "別に帰ってくれてもいいんですよ！" カンウターの中の女がまたいつものことかとため息混じりに返事をする。 素直じゃない不器用な男が昔はよくモテたもんだが今の時代ではそうはいかないようで さっさと会計して帰って欲しい素振りで女は言う。 そう、俺はここのところめっきり モテなくなった。 ぷっくり膨らんだ下っ腹を見ながらため息をつく。 今年で俺は47になる。 立派なオッサンだし自覚もある
