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ジャニオタが「あんスタ!!Basic」でアイドルへの好きを再確認した。

こんにちは。桜小路いをりです。

今回は、ジャニオタの私が「あんさんぶるスターズ!!Basic」をプレイしたお話を書いていきます。最後までお読みいただけると嬉しいです。

インストールのきっかけ

以前、「最近よく聴いているアルバム3選」で、「あんさんぶるスターズ! アルバムシリーズ Valkyrie」をご紹介しました。

その時は、「あんスタは純粋に曲だけ楽しもうかな」と思っていたのですが……。

その後、活字中毒の私にはあり得ないほど、「活字を読む気にならない」という状態に突入。体調のせいもあり、「本が読みたいのに読めない」時間が続いていました。

そんな時にひらめいたのが、友達がやっている「あんさんぶるスターズ!!Basic」。

「ストーリー」を読むのは実質「小説を読む」のと同じなのでは!? という、体調不良中にありがちな絡まった思考でアプリをインストールしました。

プレイした結果、ジャニオタの私に刺さりまくる要素が多分にあったので、今回は、こうして備忘録を綴っていこうと思います。
(ちなみに、私はSixTONES箱推しです。ジャニーズを好きになったきっかけはKing&Prince、今はジャニーズJr.の事情にもそこそこ詳しかったりします。)

ちなみに、今の私の状態は、「あんスタ!」と「あんスタ!!」のいずれのメインストーリーも読破済み、今はキャンペーンストーリーなどを気ままに遡って読んでいる最中です。
いちばん最初に気になったユニットは「Valkyrie」だったので、「Valkyrie」のストーリーもあらかた読破しました。

プレイした感想

当初はあまりの登場人物の多さに怯んでいたのですが、非常に楽しくプレイすることができました。(長編のシリーズ小説を読む際に鍛えた、頭の中で相関図を作りながら読む技術がこんなところで役立ちました。人生、まさかの連続です。)

ストーリーの途中途中の挿し絵のイラストも、どれも美麗で魅了されます。「スチルアルバム」を眺めているだけで時間が過ぎてしまうほど。
iPadでプレイしていたので、大きな画面で見ることができたのも良かったのかなと思います。

また、私は収集癖があるので、カード集めも非常に楽しく続けられています。本棚にシリーズ本をずらっと並べるのが何より快感だぜ! という方は間違いなく楽しめます。

何より楽しいのが、YouTubeで見ることができるMVやライブ映像の舞台裏などがストーリーで分かること。
楽曲の歌詞の中にも、そのユニットやメンバーの過去にリンクするワードがあったりと、「ストーリー」と「楽曲」を行ったり来たりして楽しむことができます。
私は、こういうの好き~! と思いながらストーリーを読み進め、楽曲を楽しんでいました。

私の推しのSixTONESの曲にも、彼らのこれまでの軌跡に重なる歌詞が多いので、宝探しのようにキーワードを探していたりします。

考察なども、記事にできたらいいな……。

アイドルが好き! と再確認した

また、これは特に「あんスタ!!」のメインストーリーで多く語られていると思うのですが、ストーリーの中では終始「アイドルとは何か?」という問いが付いて回ります。

「あんスタ!」では、夢ノ咲学院で通称・ドリフェスと呼ばれているアイドル同士のライブ対決が開催されていく中で「アイドルの価値」「アイドルとしての能力の上下」などが問いかけられます。

一方、それから1年後の「あんスタ!!」の舞台は「ES」と呼ばれるアイドルによるアイドルのための理想郷。そこでは、「ALKALOID」と「Crazy:B」をメインキャラクターとして、より深く「アイドルとは?」という問いが描かれています。

約2年間のアイドルたちの成長、ぶつかり合い。それらを読み進めていく中で感じたのは、「アイドル」という存在の特異さでした。

ライブでの歌と踊りだけでなく、テレビ番組での露出、ドラマへの出演、モデル業などなど……「アイドル」という名のもとに、本当に色んな分野に挑戦「できる」。

思わずメモってしまったのですが、「あんスタ!!」メインストーリーの第一部第五章の中の、「UNDEAD」のリーダー・朔間零さんの台詞が印象的でした。

『ちなみに我輩は、ちいさな子供のころから何でもできるんじゃよ。だからこそ、何でもできる――何でもしていいアイドルを愛しておる』

メインストーリー第一部第五章[一番星]
第百九十七話「Impulse」より

「アイドル」って、一見すごく幅が狭いように感じてしまう言葉だと思います。しかも、「所詮はアイドル」と思われてしまうこともしばしばです。

でも、本来は、「何でもしていい」、オールマイティーな存在でもあるのではないでしょうか。

実は、これに似た言葉を、SixTONESのメンバーもよく言っています。(ちなみに彼らは、「アイドルという立場を利用して、色んなジャンルの音楽に挑戦している」などと語っています。)

「『アイドル』の型を破ってやろう」ではなく、「『アイドル』だからこその自由さを存分に使ってやろう」というスタンス、強かさも、「あんスタ!!」のストーリーからは感じました。

そして、つくづく思ったのは、「『アイドル』って、『夢』そのものだな」ということ。

『夢』って、「憧れ」と「理想」と「望み」が結晶化したものだと思います。

「こんなふうになりたい」「こんな人になりたい」という憧れ。
「明日から頑張ろう」という希望。

それは、歌や踊りなどのパフォーマンスや、その人が話す言葉から与えられるものだけではありません。
場合によっては、その人の存在そのものが『夢』になることもある。

もともと、「アイドル」の語源は「idol」という英単語です。
意味は「偶像、崇拝されるもの」。
多くの人から、愛され、尊敬される存在という意味合いが強い言葉となっています。

アイドルって、いいな。

そう再確認させてくれるストーリーでした。

ストーリー、登場人物について

ストーリーの中では、アイドルのキラキラとした部分だけにフォーカスされているわけではありません。

血のにじむような努力、才能でしかどうにもならない何か、仲間との衝突。
策略、計算、裏切り、激突など、学園モノとしての要素も活かしながら、「アイドル」を多角的に切り取っています。

いい意味で、「まぶしい青春ストーリー」だけではない要素が含まれているので、飽きることなく、ドキドキハラハラしながら読み進めることができました。

また、どの登場人物にも、憎めない部分や曲げられない信念があり、ひとりひとりが背負っている過去まで紐解きたくなります。

シナリオライターは日日日(あきら)さん。
数々の小説、シナリオを書いていらっしゃるだけあり、構成と展開の持っていき方は「さすが!」としか言いようがありません。
創作活動が好きな一人の物書きとして、参考にできるところは参考にして、盗めるところは盗みたいです。

また、先ほどもちらりと触れましたが、登場人物の多さに、最初は怯んでしまいます。人物どうしの関係を整理するのが苦手、という方は、ちょこちょこメモをとったりすると、混乱せずに楽しめると思います。
特に、アイドルたちの養成学校・夢ノ咲学院を舞台にしている「あんスタ!」のストーリーでは、学年・クラス・ユニットの他に、生徒会・委員会・部活での人物同士の繋がりもあり、最初のうちは苦労しました……。

「こことここに、こんな繋がりが!」とウキウキするのも、こういう長編ストーリーの醍醐味です。

個人的に好きなあれこれ

「あんスタ」には個性的なユニットがいくつもあるので、絶対に自分の好みの「推しユニット」が見つかるのもポイント。

私は、ユニット単位だと「Valkyrie」と「Knights」が好きです。

「Valkyrie」は、2人組の芸術派ユニット。個人的に、品格のあるゴシックな雰囲気や「人形師と人形」という設定がツボです。ストーリーを読み進めていくと、メンバーの2人(お師さんと影片みかくん)の関係性も段々変わっていきます。そんなところも、注目ポイントのひとつです。

「Knights」は、5人組の「騎士」をテーマにしたユニットです。私の友達の推しユニットで、私が「あんスタ」を知るきっかけにもなったユニットだったりします。騎士らしい力強さの中に、どこか王子様っぽいキラキラとした雰囲気が共存している感じも、魅力的だなと思っています。

また、「この人が推し!」というわけではないのですが、朱桜司くん×桜河こはくくんのペアと、朔間兄弟の絡みが好きだったりします。(こうして見ると、私は方言のキャラと兄弟・師弟関係に弱そうですね)

まとめ

書きたいことが多すぎて、お伝えしたいことをきちんと書き切れているか不安になりながら、こうしてまとめに入っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

少しずつ、各ユニットの楽曲についても書いていきたいなと思っていますので、気長にお待ちいただけると嬉しいです。

ますますジャンル迷子の桜小路いをりのnoteですが、これからもよろしくお願いします!


今回お借りした見出し画像は、宝石のお星さまの写真です。「あんさんぶるスターズ」なので「スター」という、安直な発想で選ばせていただきました。まだまだ「あんスタ!!Basic」初心者なので、あたたかい目で見守っていただけると嬉しいです。

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