私の「冬うた」プレイリスト(2023年版)
こんにちは。桜小路いをりです。
昨年に引き続き、今年も「冬うた」プレイリストを組んでいきます。
今年はボカロ多めになっていますので、昨年のプレイリストと併せて、お楽しみいただけますと嬉しいです。
ぜひ最後までお付き合いください。
La Mort 「Noir Neige」
今年の「冬うた」プレイリストも、まずはこの曲から。
アイドル育成ゲーム「あんさんぶるスターズ!!」のシャッフルユニットの楽曲です。
歌声のバランスとダークな雰囲気の曲が好みのど真ん中過ぎて、寒くなってきてからほとんど毎日聴いています。
朔間零さんの帝王感と強者の余裕が滲む歌声。
その弟の凛月くんの甘く優しい歌声。
礼瀬マヨイくんの深く特徴的に揺れる歌声。
乱凪砂さんの深みと素朴さが交じった力強い歌声。
桜河こはくくんの鋭くもどこか儚い歌声。
このユニットの人選をした方と、ぜひ一度お茶をして語り合ってみたい……。
halyosy ft. KAITO「スノーマン (ReRec)」
10年前に生まれたボカロ曲「スノーマン」。
新たにKAITOくんが歌い直して、素敵な映像と共に、最近YouTubeで公開されました。
雪でできた「スノーマン」の曲でありながら、それを歌い上げるKAITOくんの歌声は温かくて優しくて。
幻想的な雰囲気も相まって、機械っぽさを残した声であるにもかかわらず、果てしない愛情を感じる楽曲になっています。
10年前というと、私はまだ「ボカロ」という言葉を知っていたかどうか……という頃なのですが。
コメント欄を見ていると、「10年待ってた」という方もたくさんいらっしゃって、この曲の魅力と共に、愛され続けている「ボカロ」という文化のすごさを感じます。
wotaku feat. KAITO「ミルクパズル」
KAITOくん歌唱の曲が続くので、ぜひ歌声を聴き比べてみてください。
寒い道をひとりで歩きながら、マフラーで口元を覆って、白い息交じりに静かに歌を口ずさんでいるような。そんな歌声です。
丁寧に冬の情景を描いた歌詞の端々に滲むのは、悲痛なほどの厭世的な想い。
どんな音も吸い込んでしまいそうなほど深い闇の中では、この歌詞のように、周りの全てのものの解像度が高くなって、いつもより自分の心に素直になってしまいそうです。
ちなみに、曲名の「ミルクパズル」とは、何の柄も絵も描かれていない、真っ白なジグソーパズルのこと。
「正解は確かにあるけれど、それがいつまでも見つからない」、そんなものの暗喩なんじゃないかなと、私は解釈しています。
Ayase「幽霊東京」
昨年のプレイリストでは「夜撫でるメノウ」をご紹介したので、今年は「幽霊東京」を入れてみました。
「街のネオンの灯り」を感じる雰囲気で曲が始まり、最後には「朝陽の眩しさ」を感じる展開が、本当にドラマチックで大好きな曲。
こんな歌詞から始まるので、「幽霊東京」は、街のイルミネーションやネオンが冴えた空気の中で輝く冬のイメージです。
Ayaseさんの歌声は、空気がひんやりしている時期に無性に聴きたくなります。流れる清水のように優しいお声で、でも心にすっと沁みていくような温かみもあって。
寒い冬の帰り道に、Ayaseさんのセルフカバーシングルである「幽霊東京/夜撫でるメノウ」を聴くのが、毎年の楽しみです。
YOASOBI「あの夢をなぞって(Ballade ver.)」
カロリーメイトのCMに起用された、「あの夢をなぞって」のリアレンジバージョン。
頑張る受験生を応援する、というCMのコンセプトも相まって、「あの夢をなぞって」というタイトルにも、「あの日思い描いた夢をなぞる」、すなわち「あの夢を叶える」という意味が加わった気がします。
「あの夢をなぞる」ために走り回ったあの夏の日の思い出を、「君」と一緒に語り合っているような。
私は、冬の夜に、そんなイメージでこの曲を聴くのが好きです。
ikuraさんが歌う最後の「好きだよ」という歌い方も、なんだか、既に両想いになったふたりが、改めて互いに言う言葉のように感じています。
(12月に花火大会が開催されるところもあるそうで、「夏の花火」も華やかで素敵だけれど、「冬の花火」も綺麗なんだろうな……。)
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今回のプレイリストは、ダークな曲から切ない曲へ、そして光を感じる温かな曲へというグラデーションになるように組んでみました。
このプレイリストを聴いたら、冬の夜がいっそう楽しくなる予感。
あなたの冬のお供に、ぜひ加えていただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。