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色んな女性作家さんの作品を「女の子」に喩えてみる。

こんにちは。桜小路いをりです。

今回は、完全に私の自己満足記事です。

タイトルにもある通り、色んな女性作家さんのお名前を挙げながら、「その作家さんの作品全体のイメージ」を、色んな「女の子」に喩えていきたいと思います。

各作家さんの著書全てを網羅しているわけではないのですが、私が感じたイメージや雰囲気を、「女の子」の描写を通してお伝えしていく記事になっています。あくまで私個人の印象ですので、予めご了承ください。

私自身、着地点があまり見えていないのですが、気ままに書いていきます。
ぜひ最後までお付き合いください。

江國香織さん

江國香織さんの作品のイメージは、私の中で、どこまでも鮮明で瑞々しくて、少し苦しい感じ、です。
ダイヤモンドのような豪華で贅沢な輝きではなく、天然石や、人の手で少しずつ大切に磨き上げられた素朴な石のような。そんな煌めきがある気がします。

私の中で『神様のボート』の印象が強いこともあるかもしれませんが、江國香織さんの作品を女の子に喩えるなら、丈の長いフレアスカートを穿いているイメージです。色は、ちょっと大人っぽい青色。海辺にも、青い空にも映えるけれど、彩度の低い色合いのような気がします。

トップスは、ノースリーブの白いシャツ。いちばん上のボタンをひとつ開けて、少しのシワなんて気にせずに、それをさらっと着ているような。

足元は、鮮やかな色のサンダルでしょうか。オレンジとか、赤色とか、はっと目を見張るような色が、差し色でぽんと入っているイメージです。

そして、黒髪を無造作なポニーテールにまとめている気がします。

ラフだけれど、目が離せないような魅力があって、少しだけ艶っぽさがある、涼し気な女の子。
江國香織さんの作品は、そんなイメージです。(あ、言いそびれましたが、女の子の年齢設定はお任せします。私自身は、16、17歳くらいの想定でいます)

小川糸さん

素朴で優しくて、温かい。
柔らかいセピア色の写真のような、気づいたら毎年冬になると隣にあるブランケットみたいな、そんなあまやかな懐かしさと温もりがある。
小川糸さんの作品は、私の中でそんなイメージです。

小川糸さんの作品のイメージを「女の子」に擬人化するなら、その子は間違いなく膝丈の麻のワンピースを着ている気がします。(あくまで私の中では、です。)色はアイボリーかな。
前をボタンで留めて着るワンピースで、お日様に当たるとそのボタンがたまにつやっと光ったりして。
長袖を、肘の辺りまで無造作に捲って着ていると思います。

足元は、白いスリッポン。
髪型は、肩より短いボブのイメージです。

ちょっと大きめのキャンパス地のトートバッグの取っ手を肩にかけているか、もしくはショルダーバッグみたいに袈裟懸けにしている気がします。

飾り気のない素朴さがあって、ちょっと幼い雰囲気のある天真爛漫な女の子。
小川糸さんの作品は、私の中でそんなイメージです。

森絵都さん

「こんなことが本当にあったらいいな」と思うような、温かくて少し不思議で、ちょっと童話のような雰囲気もある。
優しくてほんわかしているのに、時にはちょっと切なくて。そして、何より鮮烈な印象と、そのメッセージの重みがいつまでも心に残る。
森絵都さんの作品には、そんなイメージがあります。

『アーモンド入りチョコレートのワルツ』や『リズム』、『あしたのことば』の印象が私の中に強く残っているので、そのイメージに寄り過ぎてしまうかもしれません……。

私の中で、森絵都さんの作品を女の子に喩えたら、その子は間違いなくローファーを履いています。栗色の、素朴な感じのローファーです。

お洋服は、ちょっとクラシカルな雰囲気のパフスリーブのワンピース。紺色か、深緑か、ちょっと背伸びしたような深い色合いのものが似合う気がします。
袖や裾には、繊細なレースがふわっと揺れていて。

だとしたら、女の子の髪はふわふわの栗色の癖っ毛かな。ハーフアップにしていても、カンカン帽を被っていても素敵かも。

ぱっと見た瞬間、映画から抜け出してきたみたい、と思うような、立っているだけで惹きこまれる、繊細な美しさのある女の子。でも、にこっと笑うと途端に親近感が湧くような。
森絵都さんの作品は、そんなイメージです。

まとめ

私の妄想に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

今まで心の中で何となく思っていたことをこうして言葉にできて、内心とてもほくほくしています。

今回は3人の女性作家さんに留めたのですが、もしまた何か思いついたら、こうして記事にしていきたいなと思います。

今回お借りした見出し画像は、陽の光が射しこむ本の写真です。ページがハート形になっているところが可愛らしくて、即決でした。私は、幻想的なファンタジー小説が書いてありそうだな、と思いました。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。