SixTONES 「Good Luck!/ふたり」全曲感想。
こんにちは。桜小路いをりです。
今回は、SixTONESの8thシングル「Good Luck!/ふたり」の収録曲について、全曲分書いていきます。
初の両A面シングル。いつもなら初回盤A、Bにもカップリングが入っているのですが、今回は通常盤のみです。(ほんのちょっとだけ寂しいような……いや、でもアルバムもあるから。うん。)
表題曲もカップリングも素敵な楽曲ばかり。
最後までお読みいただけると嬉しいです。
表題曲
「Good Luck!」
ジェシーが主演を務めるドラマ「最初はパー」の主題歌。
ワンカットを効果的に使った、SixTONES史上最多人数で臨んだMVが本当にカッコいい。
最近のMV、ワンカットの演出が多いなという印象です。全編を通して、ではなくとも、ワンカット特有のワクワク感や臨場感、SixTONESにぴったりだなと思います。
個人的に、樹さんのラップパートの歌詞が好きです。
ありのままの君で、飾らないままでいい。
今、この瞬間を楽しんで生きていこうよ!
そんなメッセージが余すことなく伝わってきます。
また、これは私の穿ち過ぎ(かもしれない)考察なのですが、「最後は Love&Peace!」のときに6人がするピースサイン。
ピースの「V」はローマ数字の「5」を表すので、ピースサインをしている自分自身を「1」として、ピースサインと合わせると「6」なんじゃないかな……と思っています。
ブラックスーツでわちゃわちゃしているSixTONES、カッコいいし微笑ましい。
地上波の歌番組でSixTONESが笑って歌っているだけで、それだけで私は満足です。白いご飯3杯はいけます。
「ふたり」
きょも(こと京本大我さん)主演ドラマ「束の間の一花」主題歌。
MVを見て、つくづく「俳優さんだな……」と思いました。誰が、とかではなくて、全員が。
ソロショットで展開していって、最後に6人が橋の上で集まるという構成も、すごくドラマチックです。
ちなみにここのシーンについては、SixTONESの公式Twitterさんのタグが秀逸。この順番、本当に解釈一致です。
そして、「ふたり」は温かみのある優しい歌詞が魅力的。
「名前を呼んでくれた」という何気ないのに特別なことが、すごく丁寧に綴られている気がします。
「名前」って、その人の分身のような「その人そのものになり得る言葉」であると思います。
でも、形はなくて、実体もなくて、手に取ることは絶対にできなくて、それがとても儚い。
この曲の「儚さ」「切なさ」は、そんな部分からも感じられるのかなと思いました。
幸せな明日も、悲しい明日も、「どんな明日」でも「ふたり」なら大丈夫。
「二人」ではなく「ふたり」という表記なのも、柔らかく温かな印象があって素敵です。
カップリング曲(通常盤収録曲)
「Sing Along」
ECCジュニアのCMソングに起用された楽曲。ちなみに、CMには英語が得意なジェシーと、ECCジュニアとしてデビュー(?)を飾った北斗さんが出演しています。
「Along」は「〜に沿って」「〜伝いに」という意味なので、人生という道を着実に、「歌いながら」歩いていくというニュアンスなのかなと思っています。
一歩踏み出すときに、「行っておいで」と優しく背中を押してくれるような。
なんとも温かい1曲です。
また、SixTONESのメンバーに重なる歌詞も、随所に散りばめられているように感じました。
たとえば、「まだ見えぬ未来 分かち合う仲間に」とか、「歌いながら 進むよ」とか。
どの歌詞もふんわり優しくて、でも優しいだけではない、本当に辛いときに、もたれかかれるような心強さもあって。不思議な包容力があります。
川沿いの道をお散歩するときに聴いたら、気持ちいいだろうな。
これからの時期なら、小春日和の心地いい昼下がり、お散歩するときに聴きたいです。
「わたし -Lo-Fi ChillHop Remix-」
7thシングル「わたし」のRemixバージョン。
オシャレでゆったりしたアレンジが大人っぽくて、とてもエモーショナルです。
私は、ピアノの音色の粒が、「ぽろんぽろん」とこぼれ落ちるような印象を受けました。
「わたし」は、恋に心を奪われていく心情を吐露するような歌詞でもあるので、それに重なるように思います。
個人的には、お部屋の電気を落として寝る前に聴きたいです。
疲れたときに、この曲を聴きながらキャンドルの灯りを眺めてのんびりするのも、いいかも。
オリジナルの「わたし」と、こちらのRemixをひたすら交互にリピートするのもおすすめです。SixTONESの優しい歌声に癒やされます。
まとめ
「Good Luck!/ふたり」から私が感じたテーマは、ずばり「温もり」でした。
「Good Luck!」は、お日様のような温かさ。
悩んだときに、立ち止まってしまったときに、いつだって戻ってこられるような。どんな人も等しく、スポットライトのように照らす陽だまりのような「温もり」。
「ふたり」は、木漏れ日のような温かさ。
繊細で、儚くて、淡くゆらめくような。
それでいて優しく、柔らかな「温もり」。
「Sing Along」も、「わたし -Lo-Fi ChillHop Remix-」も、どことなく柔らかな「温もり感」があります。
今回ジャケット写真が解禁されたときの私の第一声が「SixTONESが笑ってる!」でした。
表題曲で満面の笑みを浮かべるSixTONESは初めてだったという衝撃。企画動画やバラエティー番組での活躍を見て、すっかり失念していました。
まだ11月ではありますが、今年は本当に色んなことがあって、だからこそ、この「温かさ」が心に沁みる気がします。
ダークでヴィランなSixTONESも、ガツガツ踊るSixTONESもカッコいいけれど、自然体で音楽をココロから楽しむ笑顔なSixTONESも、とっても素敵だなと思う今日この頃です。
ちなみに、「Good Luck!」と「ふたり」はどちらもYUUKI SANOさんが作詞作曲に参加されています。
世界観は異なるのに、なんとなく統一感があるな、と思っていたのですが、それを知ったとき腑に落ちました。こういう演出の仕方もあるのか……! と感嘆です。さすが。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
しばらく、「Good Luck!/ふたり」が御守りの一枚になりそうです。
記事終わりじゃないのかよ、と思われた方、大正解です。この前、唐突に思いついたことがあったので、願望と共に走り書きしておきます。
SixTONESは、「ジャニーズをデジタルに放つ新世代」としてキャンペーンにも起用されたことがあるグループ。
ならば!
いつかサブスク解禁をする暁には、「1STデジタルシングル」として一等最初に「JAPONICA STYLE」がリリースされたら、「ひゃー!」ってなるんじゃないかなと思います。
それだけです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。