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私のボカロとの出会い、40mPさんの「少年と魔法のロボット」

こんにちは。桜小路いをりです。

最近、また、ボカロPの40mPさんの楽曲にハマっています。

「からくりピエロ」や「恋愛裁判」など、今も色褪せない素敵な曲を数多く作っていらっしゃる40mPさん。

プロセカの書き下ろし曲である「Color of Drops」を聴いて、「ああ、やっぱりいいな」と改めて思って、最近またリピートしています。

実は、私が生まれて初めて聴いたボカロ曲は、40mPさんの「少年と魔法のロボット」でした。

NHKの「みんなのうた」で流れていたのを聴いて、可愛らしいMVとストーリー性のある素敵な曲に、毎日欠かさずに見ていた記憶があります。

歌うことが好きなのに、弱虫で人前で歌うことができない少年。
そんな少年のために、「言葉とメロディーを教えるだけで、思い通りに歌う」魔法のロボットを作った博士。

そんな「ふたり」の交流が、温かくて、優しくて、今でも大好きな曲です。

そして、改めて聴いてみると、この曲、「ボーカロイド」と「ボカロP」の関係性を描いているようにも思えて、「ボカロ」という文化への深い愛情も感じます。

確認したところ、「みんなのうた」で2013年に放送されていたとか。
「みんなのうた」でボカロの曲が流れるのは初めてだったそうです。
10年前……なんだか、すごく遠い昔みたいに思います。

実は、当時は「ボカロ」というものもよく知らずに聴いていました。

そして数年前に、たまたまYouTubeのおすすめで再会して、「あ、そういえば『ボカロ』だったんだっけ」と思ったくらい。

(当時は、普通に人間が歌っていると思っていました。今思うと、子どもの耳にも馴染みやすい調声をされていたのかな、とも感じます)

ということで、私が初めて触れた「ボカロ」は、実は、GUMIちゃんということになります。可愛らしい声がすごく印象的で、「みんなのうた」で聴いていたときは、本当にずっと耳に残っていました。

何より、曲そのものがすごく素敵で。

40mPさんの曲って、素朴で飾らない感じがあるのに、楽器の音がキラキラしていて存在感がある気がします。

だからこそ、ボカロの声もふわっと引き立って、その唯一無二の魅力を創り上げているような。

「ボカロの声の魅力を信頼している曲」、という感じかもしれません。

「ボカロ」って、いつも必ず、思い出の「その場所」にいて、かけがえのない言葉を、曲にのせて届けてくれる存在だと思います。

いつも、どんなときでも、ただ寄り添うように、優しく。

だからこそ、「少年と魔法のロボット」に再会できたとき、記憶にある声と曲と言葉をそのまま聴けて、このうえなく感動したことも、昨日のことのように覚えています。

「少年と魔法のロボット」が、きっと、私の好きな音楽の土台のような、原体験のようなものを創ってくれていたのかな、と。

そう思うと、この曲がより一層、愛おしく感じます。
私にとって、いつまでも色褪せない大切なボカロ曲です。

「みんなのうた」で流れた曲ということもあって、色んな人に、「ボカロ」の魅力を伝えた楽曲なのではないかな、と思います。

「少年と魔法のロボット」。
これからも心の中の大切なものを仕舞っておく場所に、抱きしめていたいです。


今回お借りした見出し画像は、札幌の時計台の写真です。「少年と魔法のロボット」の歌い出しが「時計台のある街」なので、即決でした。

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