マガジンのカバー画像

桜小路いをりのひとりごと

186
私の経験や、日常のちょっとした出来事、考えたこと、ささやかな気づきを書き留めた記事たちです。時に「エッセイ」として、時にただの「ひとりごと」のように、未来の自分へのタイムカプセル… もっと読む
運営しているクリエイター

#文章

文章は、もっともっと「個人的」でいい。

こんにちは。桜小路いをりです。 最近、記事のダッシュボードを見ていて、疑惑が確信に変わったことがありました。 やっぱり、日記系の記事のほうが、読み手さんからの反応が高い、と。 だからと言ってnoteで書くことの幅を狭める予定はないのですが、「もっと個人的なことをたくさん発信してもいいのかな」と思うようになりました。なんと、note歴3年目にして。 つい客観的なことにばかり目が向いてしまって、「客観性」を重視してばかりになるけれど。 そして、「客観性」がもてはやされる

語彙力はなくてもいい。でも、あると書く時間が楽しくなる。

こんにちは。桜小路いをりです。 今日は、久しぶりに「書くこと」についての記事。 中でも、「語彙力」について綴っていきます。 個人的には、「語彙力」って、なくちゃいけないものでも、物凄く重視しなきゃいけないものでもないと考えています。 私自身も、数少ない語彙を比喩表現で組み合わせてみたり、類義語を検索したりしながら、バリエーションを出しているタイプです。(もっと頑張っていきたい所存) それでも、「この感情を表す言葉が見つからない……!」ということは、以前に比べてあまり起

【投稿数400記念】 あしあとを振り返って、靴紐を結んで。

こんにちは。桜小路いをりです。 先日の記事で、私のnoteの投稿が400個になりました。 noteを始めた頃はこんなにたくさん書けるなんて思ってもみなくて、あれもそれもこれも全部、私の記事を読んでくださるあなたのお陰です。 本当に、ありがとうございます。 今回の記事は、これまでを振り返りながら、私自身のお気に入りの記事をご紹介します。 ぜひ最後までお付き合いください。 『「靴紐」を結び直せるひと。/SixTONES「ABARERO」と共に。』 こちらの記事、なん

「承認欲求」をゆるめて発信する、私の書き方。

こんにちは。桜小路いをりです。 今、カフェでアイスココアを飲みながら、この記事を書いています。 さっきまで古典の本を読んでいたのですが、ちょっと思いついたことがあったので、休憩がてら。 思いついたこと、それは、「承認欲求」についてです。 「承認欲求」、私自身は、そこまで強くない、と思っています。 というより、あえて強くならないようにセーブしている、という感じ。 noteも数日に1回ほど更新しているくらいなので、全くないわけではないんじゃないかな、と思いつつ、「認め

書いている最中は不安ばかり。でも。

こんにちは。桜小路いをりです。 今日の記事は、弱音未満、ため息以上といいますか、「こんな日もあっていいよね」という記事です。 noteを始めてから、「この文章を書いた自分、なかなかやるじゃん」と思うことが増えました。 そのきっかけは大抵、「スキ」の通知です。 数ヶ月前、時には1年前の記事にスキをいただけることもあり、「あっ、こんな記事もあったっけ」と読み返す。 すると、「このときはこんなことを思っていたっけ」と、そのときの記憶がぼんやりと浮かんできます。 そして、

書きたいときに、「好きなだけ」書くこと。

こんにちは。桜小路いをりです。 今日の記事は、「書けないとき」のお話です。 私には、「書きたいターン」と「書けないターン」が、交互にやってきます。 「書きたいターン」は、いわゆる筆がノる時期。 気がつくと、1日2000〜3000字は余裕で書いてしまいます。本を読む気も起きなくて、「書きたい!」という気持ちがひたすら先行していく感じ。 そんなときは、風の吹くまま筆の向くまま、ひたすら書きます。 そして、それがしばらく続くと、ぱたりと「書けないターン」がやって来ます。

比べないことは、リスペクト。

こんにちは。桜小路いをりです。 私は常々、「比べない文章」を書くことを心がけています。 カバー曲をご紹介するときなどは、オリジナルと対比させることもあるのですが……どちらかを落としているように読めることは、絶対に書かないようにしています。 その理由は、「紹介したもの、人」に対して失礼だからです。 それは、「下げた」ほうに対して失礼、というだけでなく、相対的に「上げた」ほうにも失礼に当たるから。 私自身は、「何かを下げなきゃ良さが語れないのは、私が『それ』についてよく

「いい文章」って、書き手さんが笑顔で書いた文章だと思う。

こんにちは。桜小路いをりです。 私は、書いているとき、ふと「いい文章って何だろう」と考えることがあります。 誤字脱字がない、文法の間違いがない、一度読んだだけで意味が分かる。 そんな、ある種のマナーを弁えた「読みやすい文章」の先にある、「いい文章」とは何なのか。 私自身、まだまだ勉強中の身ではありますが、「これは大事なんじゃないかな」と思う要素があります。 それは、ずばり「雰囲気」。 もっと言えば「行間の雰囲気」です。 「いい文章」って、その文章に書いてあることが

noteでの口調は、やわらかさと優しさ重視。

こんにちは。桜小路いをりです。 皆さんは、noteで「こんな文体で書くようにしている!」というこだわりはありますか? 先日お借りした「#note10問10答」で、ふと「私のnoteでの口調」について考えたので、深掘りしていきます。 私のnoteでの口調は、ちょっとくだけた雰囲気の目上の人に対する話し方、です。 基本的には丁寧語、たまに尊敬語や謙譲語を挟みつつも、ちょっとしたタイミングで、口調がくだけるという感じ。(ちょうどこんなふうに) また、私の記事では、本来「〜

noteは「好き!」を叫ぶ自由帳。

こんにちは。桜小路いをりです。 昨日投稿された、いしかわゆきさんのnoteで、「#noter10問10答」が取り上げられていました。 気になったので、私も質問をお借りして答えていきます。 こちらの質問です。気になった方はぜひ! 1.どんなnoteを書いてますか。 色んなジャンルをかじっています。 日常の中でふと思ったことや、気づいたこと、経験談、ちょっとした出来事を書いている記事は、『桜小路いをりのひとりごと』マガジンに。 私が好きな音楽についてのあれこれを書い

三宅香帆さん「“好き”を伝える文章講座」自分用レポート

こんにちは。桜小路いをりです。 今回は、私の個人的なまとめ用記事です。 先日開催された、書評家の三宅香帆さんのイベント「“好き”を伝える文章講座」の配信をリアルタイムで視聴していました。 ちょっと遅くなってしまったのですが、未来の自分のために、「ここはこうしたほうがいいよ!」というポイントをまとめていこうと思います。 あくまで自分用の「簡単まとめレポート」ではありますが、少しでもどなたかのお役に立てたら嬉しいです。 文章の三原則1、ターゲットを明確に 誰に向けて書

「桜小路いをり」の”あとづけ“の名前の意味。

こんにちは。桜小路いをりです。 今回は、ちょっとだけ秘密の記事です。 なんの覆いもなくネット世界に投げ込むのは少し気恥ずかしいので、ファミマのバウムクーヘン1個分の秘密にさせてください。 私の名前の由来については、以前この記事でもご紹介しています。 といいつつ、これは今よりだいぶ拙い記事なので、この記事でも、この名前ができあがった経緯を簡単にお話ししていきます。 「桜小路いをり」という名前が出来上がった理由は、わりと単純でした。 桜の花が好きだから、苗字には「桜」

有料
150

「スキ」の数を気にしなくなった理由。

こんにちは。桜小路いをりです。 以前答えさせていただいた「#もの書き100問100答」の中に、こんな質問がありました。 「84.スキの数は気になる?」 その問いへの私の答えが、こちらです。 ちょっとこの回答に補足をしたいな、と思ったので、こうしてキーボードを打っています。 まず、私がnoteに書いているのは、おもに音楽のことや自分の経験、体験、日常の中でふと思ったことなどです。 それを投稿している理由は、「自分の中に仕舞っておくだけではもったいない」と思ったから。

「こなれない記事」を書き続けたい。

こんにちは。桜小路いをりです。 今回は、最近noteを書いていてふと思ったことを書いていきます。 今日の記事は、どちらかというと私自身が初心に戻るための記事です。 予めご了承ください。 私は、最近、少し長めの記事を書くことを自分に課しています。 少し前までは1000字前後の記事ばかりだったのですが、最近は2000~3000字、場合によってはもっと長い記事を書くように心がけています。 その理由は、おもに2つ。 ひとつめは、投稿したい記事(おもに考察記事)がどう頑張って