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桜小路いをりのひとりごと

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私の経験や、日常のちょっとした出来事、考えたこと、ささやかな気づきを書き留めた記事たちです。時に「エッセイ」として、時にただの「ひとりごと」のように、未来の自分へのタイムカプセル…
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#書くこと

文章は、もっともっと「個人的」でいい。

こんにちは。桜小路いをりです。 最近、記事のダッシュボードを見ていて、疑惑が確信に変わったことがありました。 やっぱり、日記系の記事のほうが、読み手さんからの反応が高い、と。 だからと言ってnoteで書くことの幅を狭める予定はないのですが、「もっと個人的なことをたくさん発信してもいいのかな」と思うようになりました。なんと、note歴3年目にして。 つい客観的なことにばかり目が向いてしまって、「客観性」を重視してばかりになるけれど。 そして、「客観性」がもてはやされる

語彙力はなくてもいい。でも、あると書く時間が楽しくなる。

こんにちは。桜小路いをりです。 今日は、久しぶりに「書くこと」についての記事。 中でも、「語彙力」について綴っていきます。 個人的には、「語彙力」って、なくちゃいけないものでも、物凄く重視しなきゃいけないものでもないと考えています。 私自身も、数少ない語彙を比喩表現で組み合わせてみたり、類義語を検索したりしながら、バリエーションを出しているタイプです。(もっと頑張っていきたい所存) それでも、「この感情を表す言葉が見つからない……!」ということは、以前に比べてあまり起

「創作作品」という名の「ボトルメール」を。

こんにちは。桜小路いをりです。 先日、幻冬舎ルネッサンス「童話コンテスト」を受賞した『春を呼ぶ少女』がリリースされました。 大賞受賞のご連絡をいただいたのが一昨年の末、それから去年いっぱい加筆・修正作業をしていた作品だったので、無事に配信されてほっとしています。 今日の記事は、その安堵と共に、今の想いを少し。 私は、以前から「自分の文章を投稿したり、世に出したりすることは、『ボトルメール』を流すことに似ているな」とよく思っていました。 その想いを、ここ数日、より強く

2024年を軽やかに過ごすための「#今年やりたい10のこと」

こんにちは。桜小路いをりです。 新年のnote巡りをしていたら、「今年やりたい10のこと」という素敵なタグを見つけたので、私も乗ってみます。 もっと大きなものが出てくるかな、と思いきや、その気になればすぐにできそうなささやかなこと、継続していかないと達成できないことが多い「今年やりたい10のこと」になりました。 ぜひ最後までお付き合いください。 1、10万字以上の小説を2~3本完成させる あとは手直しするだけの小説が1本あるので、それを書き終えたらもう1本新しい小説を

ただ並べていく「#好きなもの100個」〜2024年版〜

あけましておめでとうございます。 桜小路いをりです。 noteでお正月のご挨拶をするのも、3回目になりました。 「好きなもの100個」の記事も、今回で3つ目です。 今年はクリエイターページの固定記事にはしない予定なので、ひとつひとつについて詳しいことは書かず、「好きなもの」をひたすら並べていくだけ。 いわば、今年の私のネタ帳のような記事です。 ぜひ、ご自分との共通点を数えながら、ぜひお付き合いください。 好きなもの100個 音楽 言葉 読書 本 CD S

「私」と離れていかないように。

こんにちは。桜小路いをりです。 先日、noteの下書きを整理していたら、中途半端に書き上げたまま眠っている記事を見つけました。 今年のものは今年のうちに……ということで、この記事は、そんな文章に陽の光をあててあげるためのものです。 ぜひ、最後までお付き合いください。 「桜小路いをり」という字の並びから既にお分かりかと思いますが、この名前は、私の本名とは全くもってかけ離れたペンネームです。 そして、私の憧れや「こう在りたい」という想いをぎゅっと詰め込んだ名前でもありま

成長し続けるnoteを、これからも。〜note初投稿2周年に寄せて〜

こんにちは。桜小路いをりです。 今日は、私のnote初投稿から2周年の日です。 いつも私のnoteを訪れてくださり、ありがとうございます。 私の記事を読んでくださる方、スキをくださる方、コメントをくださる方、フォローをして私の記事を楽しみに待ってくださっている方。 そのおひとりおひとりの優しさのお陰で、私はいつも記事を投稿することができています。 去年の「1周年note」に引き続き、今年もこうして皆さんへの感謝の言葉を綴れることが、とても嬉しいです。 ここからは、n

【投稿数400記念】 あしあとを振り返って、靴紐を結んで。

こんにちは。桜小路いをりです。 先日の記事で、私のnoteの投稿が400個になりました。 noteを始めた頃はこんなにたくさん書けるなんて思ってもみなくて、あれもそれもこれも全部、私の記事を読んでくださるあなたのお陰です。 本当に、ありがとうございます。 今回の記事は、これまでを振り返りながら、私自身のお気に入りの記事をご紹介します。 ぜひ最後までお付き合いください。 『「靴紐」を結び直せるひと。/SixTONES「ABARERO」と共に。』 こちらの記事、なん

私は、「私」を救う言葉を綴る。

こんにちは。桜小路いをりです。 「言葉で誰かの心を救えたら」と思うことがあります。 それは、たとえば私が何気なく綴ったエッセイでも、ひとつひとつの言葉を丹念に練り込んだ小説でも、短歌でも俳句でも、何でもよくて。 ただ、その言葉に触れた誰かが、「明日も頑張ろう」とか「今だけは、泣いてもいいかな」と思ってくれたら。 私の言葉に触れている時間が、心をゆるめて、その人らしくいられるものになったら。 そんなふうに、思うことがあります。 でも、「どんな言葉なら誰かを救うことが

「思い入れのある投稿」だけを並べて、花畑を作る計画。

こんにちは。桜小路いをりです。 私には、ひそかな信条があります。 それは、noteに投稿する記事には、必ず何かしらの「思い入れ」をもつこと。 もちろん、その中でもひときわ「この記事は上出来!」「なんだか印象に残っている」というものも、いくつもあります。 でも、たとえリアクションやコメントが付かなくても、逆に、たくさんのリアクションをいただけた記事も。 私にとっては、等しく大切な「思い入れのある記事」です。 「思い入れ」というのは、もう少し因数分解してみると、「こうい

「承認欲求」をゆるめて発信する、私の書き方。

こんにちは。桜小路いをりです。 今、カフェでアイスココアを飲みながら、この記事を書いています。 さっきまで古典の本を読んでいたのですが、ちょっと思いついたことがあったので、休憩がてら。 思いついたこと、それは、「承認欲求」についてです。 「承認欲求」、私自身は、そこまで強くない、と思っています。 というより、あえて強くならないようにセーブしている、という感じ。 noteも数日に1回ほど更新しているくらいなので、全くないわけではないんじゃないかな、と思いつつ、「認め

歴史に残る数人より 君の景色に映る一人がいい

こんにちは。桜小路いをりです。 今回の記事のタイトルは、SixTONESの楽曲「オンガク -声ver.-」の歌詞です。 最近、よくこのフレーズが頭をよぎります。 そんなとき、「私は、『誰かの景色に映るひとり』になれるのかな」と考えたり。 この言葉、「記録より記憶に残る」という言葉に似ているんじゃないかな、と思っています。 「記録」は、いつかは塗り替えられてしまったり、新しいページに新しい記録がどんどん書き足されていったりして、いつかは色褪せてしまうもの、なのではな

書いている最中は不安ばかり。でも。

こんにちは。桜小路いをりです。 今日の記事は、弱音未満、ため息以上といいますか、「こんな日もあっていいよね」という記事です。 noteを始めてから、「この文章を書いた自分、なかなかやるじゃん」と思うことが増えました。 そのきっかけは大抵、「スキ」の通知です。 数ヶ月前、時には1年前の記事にスキをいただけることもあり、「あっ、こんな記事もあったっけ」と読み返す。 すると、「このときはこんなことを思っていたっけ」と、そのときの記憶がぼんやりと浮かんできます。 そして、

書きたいときに、「好きなだけ」書くこと。

こんにちは。桜小路いをりです。 今日の記事は、「書けないとき」のお話です。 私には、「書きたいターン」と「書けないターン」が、交互にやってきます。 「書きたいターン」は、いわゆる筆がノる時期。 気がつくと、1日2000〜3000字は余裕で書いてしまいます。本を読む気も起きなくて、「書きたい!」という気持ちがひたすら先行していく感じ。 そんなときは、風の吹くまま筆の向くまま、ひたすら書きます。 そして、それがしばらく続くと、ぱたりと「書けないターン」がやって来ます。