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音楽が好き。

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音楽についての記事をまとめました。 音楽との向き合い方から、出会った音楽のこと、プレイリストなどをご紹介していきます。 推しはYOASOBIとSixTONES。ボカロも好き。 新…
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#歌詞考察

影片みか(Valkyrie)「琥珀ト瑠璃ノ輪舞曲」のこと。

こんにちは。桜小路いをりです。 今回は、「あんさんぶるスターズ!!」のValkyrieに所属する影片みかくんのソロ曲「琥珀ト瑠璃ノ輪舞曲」について考察していきます。 Valkyrieの楽曲については、「Valkyrie(あんスタ)アルバム収録曲のあれこれ」という記事で詳しく触れていますので、そちらもぜひ。 この曲では、「古い人形がひとりの人形師に救われる」という、切なくも熱っぽい煌めきを秘めた物語が歌われています。 あんスタをご存じない方にも分かりやすいように書いてい

YOASOBI「ミスター」のこと。

こんにちは。桜小路いをりです。 今回は、YOASOBIさんの「ミスター」について、歌詞考察や私の考えたこと、感じたことを綴っていきます。 ちなみに、「ミスター」は原作小説のネタバレなくして深くは語れない楽曲No.1(桜小路いをり調べ)です。まだ原作を読んでいない、という方はご注意ください。 歌詞のこと まず、歌詞について少しだけ。 歌い出しの「らららららーら」のコーラス、ライブでやったら絶対に楽しい。 そして、何と言ってもお伝えしたいのが、臨場感溢れる歌詞の「目線

SixTONES「共鳴」は、6人のこれまでをつめこんだ珠玉の1曲【歌詞考察】

こんにちは。桜小路いをりです。 大変お待たせいたしました……! SixTONESの6thシングル表題曲「 共鳴 」について、私が思ったこと、歌詞の考察を書いていきます。 「好き」が爆発している記事になりそうですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。 「共鳴」は、アニメ「半妖の夜叉姫」のオープニングテーマ。アニメとリンクする歌詞もあり、「半妖の夜叉姫」の世界観とSixTONESの世界観が化学反応を起こした1曲になっています。 なお、歌詞の中には、SixTONESのス

言葉への想いを、こはならむさん「涙の融点」にのせて。

こんにちは。桜小路いをりです。 YouTubeで「泣きながら歌ってみた」や、「感情を沢山こめて歌ってみた」などの動画を数多く公開している、歌い手のこはならむさん。顔出しはされていませんが、どの動画もどこかドラマチックな雰囲気となっており、耳に残る可愛らしい歌声が印象的です。 今回は、らむさんのオリジナル曲であり、ボカロPの40mPさんが楽曲提供をした、「涙の融点」について、綴っていきます。 最後まで読んでいただけると嬉しいです。 この歌詞は、主人公が自分の言葉をインタ

SixTONES「Cassette Tape」で上質な切なさにひたる。

こんにちは。桜小路いをりです。 SixTONESの「CITY」通常盤に収録されている楽曲「Cassette Tape」。 今回は、あまりにも名曲すぎるこの曲を聴いて、私が考えたこと、そしてSixTONESがMVを作ったらどんな感じになるのか、勝手に妄想して綴っていきます。 日頃から小説を書いている桜小路の、力量が試される大切な記事……最後まで読んでいただけると嬉しいです。 「Cassette Tape」は、別れてしまった恋人を想う切ない楽曲となっています。 特に印象に

SixTONES「Lifetime」が描く、真の絆

こんにちは。桜小路いをりです。 今回は、SixTONESのファーストアルバム「1ST」に収録されている「Lifetime」について、考察や私が感じたことを綴っていきたいと思います。 最後まで読んでいただけると嬉しいです。 「Lifetime」は、アルバム本編を締めくくる壮大なバラード曲。 出光興産のCM曲にも起用され、SixTONESの結成6周年を記念する「SixTONESスペシャル月間」ではMVも公開されました。 この曲のいちばんのポイントは、「誰に対する曲なのか」

Ayaseさん「夜撫でるメノウ」が描く、優しすぎる別れ

こんにちは。桜小路いをりです。 寒くなると、なんだか物悲しい気分になってしまいますが、そんな時は、つい切ない雰囲気の楽曲を聴きたくなります。 今回は、Ayaseさんの「夜撫でるメノウ」について、私の考えたことを綴っていきたいと思います。 以前、「Ayaseさんの歌詞には優しさが溢れている」という記事でもご紹介しましたが、「夜撫でるメノウ」では、優しすぎる別れが描かれています。 主人公は、「君」への想いを懸命に言葉にして伝えていました。でも、「君」はそれを正確に受け取っ

幾田りらさん「ロマンスの約束」が可愛い

こんにちは。桜小路いをりです。 YOASOBIのボーカル、ikuraさんとしても活躍している、シンガーソングライターの幾田りらさん。 今回は、オリジナル曲「ロマンスの約束」の歌詞について、考察と、私が考えたことを綴っていきます。 最後まで読んでいただけると嬉しいです。 この曲の歌詞は、全部すごく可愛くて大好きなのですが、まずは最初の部分から。 この歌詞に出てくるカップルは、長く付き合っているような、お互いのことを分かり合っているような二人なのかな、と思っています。

YOASOBI「アンコール」のこと。

こんにちは。桜小路いをりです。 YOASOBIさんの1st EP「THE BOOK」を毎日のように聴くようになって、もうすぐ1年。 それぞれの楽曲について、自分の感想や考察が固まってきたので、のんびりですが、1曲ずつ考察などを書いていきたいと思います。 今回は、「アンコール」についてです。(原作小説のネタバレが含まれますので、ご注意ください。まだ読んでいない方は、ぜひ読んでから戻ってきていただけると嬉しいです。) 「アンコール」は、このEPで初音源化した楽曲です。 原

YOASOBI「ハルカ」のこと。

こんにちは。桜小路いをりです。 先日、YOASOBIさんの「THE BOOK」収録曲「アンコール」について書きました。 今回は第2弾として、「ハルカ」について、私が考えたことや考察を綴っていきます。 最後まで読んでいただけると嬉しいです。 「ハルカ」の原作小説は、鈴木おさむさんの「月王子」です。 主人公は、「月の王子さま」が描かれたマグカップ。 持ち主の女の子・遥の成長を傍で見守っています。 マグカップは、遥のために特別な何かができるわけではなく、魔法のような力を

森七菜さん「深海」の考察が止まらない

こんにちは。桜小路いをりです。 私は、普段、monogatary.comという小説投稿サイトで小説やエッセイを書いているのですが、以前こんな物語を書いたことがあります。 これは、「歌詞を物語にしよう」というお題に投稿したものです。 ここで元にした、森七菜さんの「深海」。 YOASOBIのコンポーザーとして、またボカロPとして活躍するAyaseさんが楽曲提供したものです。 monogatary.comでは、「童話の人魚姫の初恋は、本当に王子だったのか」というファンタジ