見出し画像

a reason for living~生きがいを設計してますか

共同募集形態における面談では、いまや「ライフプラン提案」が一般的になりました。というか、ほぼすべてライフプラン提案をメインとする面談であると思います。
 
これはなぜかというと、共同募集者であるファーストアプローチ側(コールセンター側)がライフプランサービスの提供を促進しているためでしょう。一昔前は「保険の比較」というフレーズでアポイントも取得できていたかもしれないのですが、もはや一般的になり、先行き不透明な人生において、様々なライフイベントに資金計画をしておくことが重要になるので「ライフプランを作成しましょう」という形になっているためです。
 
ここはこの整理でいい。FPであればライフプラン提案をして、最良の手段(iDeCoなのか、NISAなのか、保険なのか)をアドバイスするのが使命だからです。ただFPがお客様と相対する際に、「ほんとうにライフプラン提案をしているのか」と疑問に思うことがあります。
 
決して間違ってほしくないことは、「ライフプラン提案をするとは、ライフプランシートを持参する」ことではない。ライフプラン提案とは、顧客の人生を想像し、ヒアリングに基づくイベントから将来のお金の流れを見える化すること。もっと言うと、顧客の「生きがい」を設計すること。
 
どこの世帯でも同じような流れで、ほぼ一般的なライフプランシートを、きれいな表に落とし込んで持参することではないのだ。
 
私たちの面談では、大枠、「顧客のライフプランを作成し→将来の課題を共有し→住宅ローンを提案する、保険を提案する、その他の投資などをアドバイスする」という流れなので、この意味(大枠という意味)においては、大きな差がない。

つまり、お客様のライフプランをしっかり作成することに重点が置かれていないと、ほぼ大差ない面談が続くことになってしまい、これは下手をすると「流れ作業的」になってしまう可能性がある(すべてがそうとは言っていません)。
 
十人十色の家庭事情を、いかにライフプランに落とし込むかが重要(そのためのヒアリングができる環境も重要なのだが)ですね。
 
どうしてこういうことを書いているかというと、昨日ずっとずっと、「ライフプランの重要性はどうやったら伝わるだろう」と黙々と考えてしまったからなのですね。
 
基本、ライフプランって言葉は曖昧で、分かりにくい!カタカナだし!マクロ経済スライドを同じくらい分かりにくい(笑)とか一人で考えていたのですが、ちょっと言葉を変えてみようというのが今のところの私の答えです。
 
もっと、「顧客の『生きがい』、人生の楽しみを設計してあげてほしい」。これではどうだろうか。
 
自分だったら、自分のやっていることだったり、作成物が承認されることが生きがいだったり、子どもの教育とか、そういう生きがいを、FPに客観視してもらえるとうれしいし、そこに向けた資金計画を作成するなんて、ハッピーな気がするなと。
 
もう少し、考えてみます。伝え方を追及することで、劇的に世界が変わることがあるので。
 
以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?