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円安の恩恵を受けているのは、明らかに「投資」


今日は、「円安の恩恵を受けているのは、明らかに「投資」」というテーマでお話ししましょう。


今、生活消費財でいうと物価高が叫ばれていますし、顕著なところだと、「ガソリン代(原油価格)」ですね。ガソリン価格は、今補助金が減ってきているとか、税金があるとかありますが、やはり為替(円安)要素もあって値上がりしていますね。そして、こうした円安も絡んだ輸入物価の値上がりで様々なものが値上がりしていますから、これまで物価とか為替とかあまり関心がなかったであろうお客様も、認識しているような状況です。
 
そもそも、これまでは多少の円安であれば企業部門が企業努力で吸収したわけで、これもあって円安円高にお客様もそこまで関心がなかったし、家計にも痛みとして実感がなかった。ただ、2022年以降はこれがまったく違う世界になる。これまで短期間で円が下落するとなると、さすがに企業も価格転嫁なしではやっていけない。
 
だから、企業が(為替の影響「も」受けた、輸入物価の高騰の影響を受けて)価格転嫁を本格化して、私たちは容赦ない物価上昇にさらされている。で、この物価上昇(インフレ)と戦う「術(すべ):金融政策」を、日本の中央銀行はもっていない!
 
これが大きな問題なの。
 
日本は金利が最低水準ですが、今日本は金利を上げられない。これだけ債務が膨れ上がっている状況では金利が上がってしまうと利払い費が増えてしまうし、これは政府の「歳出増加」につながる。歳入(国の税金)はただでさえ「ない」のです。
 
だから、何をするか!そう、日本の政府は「財政」で何とかするしかない。つまり、「子育て支援」とか、いろいろ言って「財政出動」をして、お金を配るしかないの。急場をしのぐみたいな発想です。これは本当に怖いことであって、もっともっとインフレが本格化すると、これといった「策」がないという部分が、日本のインフレの恐ろしいところだよね。
 
で、私たち家計はどうするか、なんだけど、もちろん一家計においては支出を削減するとかもありますが、これは、投資をするというのは「一つの対策」だよね。
 
ちょっと余談ですが、私は、上記のは、だいたいソラで話せるので、そりゃ資産運用相談とかでもしっかり信用を得て、保険見直しにもつながるわけです。だから、保険をしっかり提案するには勉強するしかないのよ。保険の勉強もだし、周辺知識も含めてね。
 
話題をもとに戻しますと、つまり、今家計は為替とか物価高には関心があるわけで、確かにこの為替(円安)の影響「も」あるので、物価高になっていますが、この円安恩恵を受けているもの、それが「投資」なんですよと。
 
以下を見てください。これは、2022年以降のS&P500指数(ドルベース)を、S&P500指数のインデックスファンドの比較(2022年1月3日を100で指数化)。もうお分かりですよね。ドルベースでは、2022年1月水準を上回るどころか、まだまだ下落水準。ただ、S&P500インデックスファンドでは、為替(円安)影響を受けています(為替ヘッジなし)ので、大幅に上昇をしている。
   


つまり、こうした「海外資産投資」というのは、円安の恩恵を受けている状態でもあるわけ。もちろん逆もありますが、そもそも今後は円高にならないとは言いませんが、「円安の時間帯(期間)」が長くなる可能性が高いわけです。
 
でいうなら、もはや「現預金」で持つことはリスクという時代もあり得るわけです。「外貨建て資産を持たざるリスク」が顕在化すると。

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