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【教育】学問をエンタメ化するって?〜ガクモンゲームセンターの紹介〜

ゲームは現実がもたらさない報酬を人々に提供し、現実ができない形で教え、示唆を与え、夢中にさせ、協力へと導いているのです。  -- ジェイン・マクゴニガル, 幸せな未来は「ゲーム」が創る 早川書房. 

どうも、学問マジシャンシンディーです。普段はtanQ株式会社にて、化学・人体・日本史...などの学問をボードゲームにした教材開発・クラス運営をしております!

私は日々、学問を徹底的にエンタメ化して子ども達に届ける活動をしている訳ですが、本記事では、最近取り組んでいる「学問ゲームセンター」について紹介したいと思います。

なぜ学問をエンタメ化するのか?

エンタメ産業が発展した先進国において顕著なのが、子どもたちの学問離れ(下図参照)です。身の回りにポケモンやらワンピースといった魅力的なエンタメコンテンツが存在している中、相対的に学問への興味が下がることは不思議ではないかと思います。

また、学問が能力主義における競争のネタとして使われている現代社会において、子どもたちは学問を「習熟するとほめらる・将来有利になる」程度にしか捉えられないのではないでしょうか。こういう捉え方はまだマシで、そもそも「学問なんて大嫌い、2度とやらない」という考えになる子どもも多いのが現状です。

ということで、本来ならば世界の新しい見方を授けてくれる(より人生を豊かにしてくれるであろう)学問に目を向けてもらうため、「ポケモン・ワンピースにも負けなくらいエンタメ性の高い学問教材」を推し進めているわけです。

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数学に対する興味(数値が大きいと興味が強い)出所:ピザ2012年上図は「数学」に対する興味ですが、その他学問にも同じ傾向が見られる。(小松光,ジェルミー・ラプリー. 日本の教育はダメじゃない 国際比較データで問いなおす)

学問のエンタメ化 with ボードゲーム

もちろん、学問のエンタメ化は昔で言えば「信長の野望」、最近で言えば「Dr. Stone」など、多くの企業・アーティストが取り組んでいる分野でもあります。その中で、我々は「学問理論をルールとしたボードゲーム」開発を推し進めています。(どんなものなの?と興味を持った方はこちらをご覧くださ)

なぜボードゲームなのか?については書くと長くなるので、次記事に任せるとして、本記事では「学問ボードゲーム」を子どもたちが自由に遊べる場である「ガクモンゲームセンター」について紹介いたします!

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化学・免疫・経済など…さまざまな学問分野をゲームにしております♪詳細はこちら

ガクモンゲームセンター

「ガクモンゲームセンター」は、月1回、東京の浅草橋にある「ウソのたばこ屋」喫茶店で開催しております。学問ボードゲーム開発者 & マジシャンである私(シンディー)が常駐し、子どもたちと学問ボードゲームを遊ぶ場になっています。(マジックもちょっぴり披露しつつ^_^)

スケジュールについては、私のnoteでお知らせしておりますので、もしよかったらご登録ください♪

小学生たちが、仲間と語り合い・一緒に学問を深める(遊ぶ)場を提供したいという私個人的な思いの元、活動しています。ゆくゆくは全国に広めていきたい...!と思っているので、もし共感できる方がいましたら是非是非ご連絡ください♪

以下、一部ではありますが、さまざまな学問(化学・免疫・漢字・経済・日本史)を楽しみながら深めている子どもたちの様子を紹介いたします!「墾田永年私財法カードはめっちゃ強いからまだ出さないで〜」などという、今までに聞いたことのない発言が飛び出したりします(笑)。

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漢字ボードゲーム「モジカルモンスター」で大盛り上がりの子どもたち。漢字なんて一切わからない年長の子どもも大いに楽しんでくれました♪
12:00~17:00の間で3回ほど披露されるマジックショー♪ 主催者のシンディー(私)が「手品&学問」という新しい表現にチャレンジしたい!という思いのもと、やらせていただいております♪
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経済ゲーム「マネーモンスター」をプレー中。誰もプレーしたことがなかったので、シンディー(私)が遊び方をレクチャー中♪ 初心者も大歓迎!といことです♪
化学バトルゲーム「アトムモンスター」のプレー風景。拡張パック全てを使ってゲームしたい...ということで、テーブルはカードだらけに(笑)。ゲームが終わる頃には、みんな大体の化合物を化学式をマスターしておりました^^;;;

シンディー:化学を使って魔法を生み出すスーパー理系マジシャン
twitterやってます!また、様々な学問をボードゲームにして遊びながら学べるガクモンゲームの開発・普及もおこなっております♪


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