退院と感謝

本note投稿の主旨

本日(2022/07/06)無事に退院することができた。
手術前は不安も心配もほとんどなかったけれど、術後の自分の状態や回復具合から「いつ、元の生活に戻れるのか?」と心配になることもあった。
その間、病院スタッフのみなさんのおかげで、日々を前向きに過ごせたし、結果として想像していたよりも早く退院できたように思う。
すべてのスタッフさんとのコミュニケーションに感謝しかないが、特に病棟看護師のKさん、ICU看護師のIさん、理学療法士のOさんのおかげで無事に退院できたと思う。
医療に関わるという大変さを痛烈に感じたので、そこで働くみなさんの仕事への感謝と感動を簡単にでも残しておくことを目的として書きます。
※仕事復帰に向けて、座ってPCを操作し続けるためのリハビリも兼ねて。

感動したこと(普通のことだったらかえって申し訳ない)

  • 病状のこと、つながっている機械や管のこと、なんでも聞いたことには答えてもらえたこと。そして、必要ならばきちんと根拠を示して説明してもらえたこと。(誰と話しても、そうしてくれたし、そうしようとしてくれた。特にICU看護師Iさん)

  • 看護師・リハビリスタッフみなさんが、ICUでは少しでも早く病棟に移れるように、病棟では少しでも早く退院できるように、考えてくれていること。

  • まだお若いスタッフさんも含めて、みなさん一貫して患者ファーストの意識が高いこと。(プロ意識・職業意識が高いこと)
    ※専門的な知識・技術があることは前提で、きちんとそれを使って「自分のやるべきことをきっちりやる」という意識の高さをとても感じた。

  • どのスタッフさんも圧倒的にコミュニケーションスキルが高いこと。
    ※老若男女が相手の仕事だし、伝えることと聞き取ることが特に重要な仕事なのだろう。それぞれのスタッフさんごとに違うスタイルで患者とのコミュニケーションをとっているように見受けられた。このコミュニケーションそのものや、聞き取った些細な話題から病状やメンタルの変化に気づいて、患者さんの対応に反映していくのだろうと思う。(余談且つ想像だけど、あの人とこの人は師弟関係なのかな?という、声のかけ方や話し方の近しい人たちもいた)

  • スタッフさんの年齢に関わらず、病状の変化に対して冷静で親切な対応を必ずしてくれること。(急に気を失っても適切に対応してくれていたように感じる。気絶したからちゃんと覚えてないけど。)

  • ICUのときも一般病棟にうつってからも、一貫した理学療法士Oさんの安心感と安定感。(この人に任せて、この人の言うとおりに体を動かしておけば良いんだ。と思えた。Oさんの性格や話し方が影響しているかもしれない)

  • 新人看護師さんが、先輩付き添いのもととはいえ、緊張しながらも採血してくれたこと。(当たり前なのかもしれないけど、自分の職業では想像もつかない新人の仕事。もっと後輩たちに厳しくしてもよい気がした。)

うれしかったこと

  • 術後意識が戻り、「ICUでどう過ごしたかを後のために写真かなにかで残してあとで渡してほしい。」とリクエストしたことを、快く受け入れてくれてきちんと対応してくれたこと。(ICUで意識が戻った直後に朦朧としながらこんなお願いした自分にもびっくり)

  • 病棟看護師Kさんが、ICUに顔を見せに来てくれたり、担当じゃない日にも声をかけにきてくれたこと。(こういうことがうれしくて、「がんばって回復しよう」って思うことにつながると感じた。)

  • ICU看護師Iさんが、話を聞いてくれて、さらにご自分の話をしてくれたこと。(短期間で多くの患者さんの対応をしているであろうに、「自分のことをきちんと気にしてくれている」ということで気持ちが前向きになる気がする。)

  • なかなか抜去OKにならなかった、最後のドレーンチューブを抜いてOKと先生が回診で判断してくれた直後に、それを聞いていた看護師さんが「やったね~」と自分のことのように喜んで声をかけてくれたこと。(たまたま向かいの患者さんのところにいた。)

まとめ

専門的な技術・知識を土台として、その上にスタッフのみなさんの「職責を果たす」強い意識があること。そしてスタッフさんのコミュニケーションスキルが高いこと。
これらのことが「うれしかったこと」のコミュニケーションにもつながっているのかなと感じた。
命に関わる可能性のある仕事の緊張感の中にあって、もっと緊張している患者を𠮟咤激励するという仕事のなんと困難なことか。術後、退院まで毎日が感心と感動と尊敬の気持ちでいっぱいの入院期間だった。

入院・手術の記録

入院も手術も初めての体験だった。
【病名】
 大動脈弁閉鎖不全症
【入院期間】
 6/15-16
  術前の説明・確認等
 6/17
  手術
 6/18-22
  ICU
 6/22-7/6
  一般病棟(リハビリと術後検査)

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