- Shining Blade III - @ 浄閑

1971年生まれ 神戸市在住 海外・国内における競走馬1歳市場での馬主サポート歴多数 …

- Shining Blade III - @ 浄閑

1971年生まれ 神戸市在住 海外・国内における競走馬1歳市場での馬主サポート歴多数 相馬師、馬主・一村哲也氏の代理人として活動中

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最近の記事

暑熱対策

競馬場ではミストなどの設備増設に加えてレースの施行時間を変更するなどの暑熱対策が実施されておりますが、馬のセール会場においても幾分かの対策が必要なのではないかと思われるほど昨今における北海道の夏は暑くなっています。 私は山岳競技のインターハイ選手でした(大会会場は北海道の羊蹄山)し、今でも山登りを趣味の一つにしていて体力に関してはほぼ無尽蔵にあるのですが、昨年のサマーセールでは5日目の確か4回目の展示が終わったあたりで一緒に馬を見て周っている牧場の三代目と「いやー、なんか少

    • 種牡馬読み

      今日は掲題の話題。 昨年のセレクションセールでノーザンファームがナダルの産駒を狙っていたと書きましたが、その産駒は初年度の何頭かが既に中央競馬で勝ち上がり、ナダルはいまや大いに株を上げています。昨年と似たような相場ではもはやその産駒を買えない事は言うまでもありません。 彼等ぐらいになると自分達で生産したナダル産駒だけでも相当の頭数になりますし、その成長の過程などをつぶさに観察した上で手応え的なものがあるのだろうと当時の記事を見ると書いていますが、これはナダルに限った話なの

      • 2024年生産活動の結果

        今年産まれてきたのは フギンの2024     牝 父:シャンハイボビームニンの2024     牡 父:オルフェーヴル       栗東・岡田厩舎予定シウダニーニャの2024 牝 父:アメリカンペイトリオットアリアプーラの2024  牡 父:マテラスカイ 配合と受胎状況は フギン     配合相手:ビッグアーサー  受胎確認済ムニン     配合相手:リアルスティール 不受胎シウダニーニャ 配合相手:ウインブライト  受胎確認済アリアプーラ  配合せず        

        • 準備不足を感じる準備期間

          セレクトセールが終わり、次に開催されるのはセレクションセール。このセレクションセールには私も参戦予定ではあるのですが、今日セールの概要を見ていてある事に気づきました。 それは比較展示のスケジュールに関してです。 セレクションセールはサマーセールほど一日あたりの上場馬が多くありません。初日が140頭程度で、2日目と3日目が180程度。全部で丁度500頭といった規模です。昨年は二日間開催で一日150頭規模の合計300頭でした。 サマーセールだと一日当たりの上場頭数が昨年まで

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        • Shining Blade III - セール -
          23本
        • Shining Blade III - プロローグ -
          5本

        記事

          JRHAセレクトセール2024雑感

          掲題のセールが終わりました。 当歳セッションはほぼ昨年並みといった結果でしたが、活況といって良い取引成績でしたね。つまり、今年も「馬の相場は依然として高い」という事です。 個人的にはガンランナーやフライトラインの産駒にどれぐらいの価格がつくのかなぐらいにしか興味はありませんでしたが、普通に2億レベルという事で、これはもう「この馬でケンタッキーダービー勝ったるで」という事なのでしょうな・・・。 しかし、アメリカ本国にはガンランナーやフライトラインの産駒が他に何十頭といるわ

          JRHAセレクトセール2024雑感

          JRHAセレクトセール2024初日雑感

          掲題のセールが開催されました。今年も過去最高の売上額となり、150億円近くにまでなっていますね。平均価格ですら6000万円台半ばです。 現地に行っているわけでもないので、空気感も何も分かりませんが、裏のスペースを狙うとしたらレイデオロの牡馬とかになるはずで、それでも手を出せるような価格帯ではありませんし、「3000万円までの現実的な価格でどうにか」なんて購買方針で行っても全くの無駄足だったと思われます。 牡馬ならポエティックフレア辺りが欲しかったですけどね。牝馬は血統買い

          JRHAセレクトセール2024初日雑感

          日髙のセール雑感

          とりあえずセレクションセールの下調べが終わりました。 大枠の感触としては、「これがおそらくは最高価格馬」という誰でも狙いそうな馬が一頭、「分かりにくそうだけど生産牧場が名うてなのでおそらく高くなる」という馬が一頭、「まだ値段がそんなにはいかないだろうな」という馬が一頭といったところです。 参加するとしたら、3番目の馬なのですが、これもどうなんだろうなと・・。過去の傾向を見ると、2番目のパターンの成績が良いんですよね。どうせ買えないので、はっきりと書いてしまうと村田牧場の生

          半期末チャリン強化週間

          この6月末で今年も前半戦が終了という事で、今週は半期末の調整週間となり、大挙8頭が出走。結果は以下の通りでした。 門別 8R  ウナヴォルタ    C3          11着     0円大井10R  アンフォラ     さそり座特別(C1)   7着     0円大井11R ハデスキーパー   サンタアニタT.TR(A2) 1着   620万円門別 8R  アリュシナシオン  ホクレンBB特別(C3)  2着    15万円園田 3R アイアンストーン  

          半期末チャリン強化週間

          JRHAセレクトセール2024

          掲題のセール。別に参加するわけではないし、馬の価格帯からして「自分とは全く何の関係もないセール」と化してしまっているのですが、とはいえ気にはなるので今日はオンラインカタログをつらつらと眺めておりました。 もし何かを狙うとしたら牝馬かなぁとは思います。さすがに何千万円も出して「未勝利でした、ハイ乗馬」では、お金を出した馬主さんは勿論の事、私も精神的に耐えられませんからね。 いや、セレクトセールで売買されるような未来の優駿候補たちを馬鹿にしているわけではありませんよ。競走馬は

          JRHAセレクトセール2024

          一歳馬の現況

          一村氏が所有する一歳馬達は以下の通り。 ホッコータルマエ × ムニン     牡   栗東・岡田厩舎キタサンブラック × シウダニーニャ 牝   栗東・小崎厩舎 この世代はフギンの流産などがあったので自家生産馬は上記の2頭のみです。あとは栗東の中村師、道営の佐久間師と更に2頭を競りで追加出来ればいいなといった思惑がありました。 ホッコータルマエの牡馬は少し線が細い印象があって、競りで多少値段がはっても良質の牡馬を二頭追加できれば、これを道営にしてという構想でしたが、岡田

          HBAセレクションセール2024

          掲題のセールまであと一か月と少し。オンラインカタログもアップされ、大手の牧場やコンサイナーを中心に上場馬の動画などもアップされつつあります。 1歳馬市場は明日開催される九州市場が一発目で、二発目が八戸。そして三発目がJRHAセレクトセールですので、特にこのセールが1歳馬セールの序盤というわけでもないのですが、私自身は例年このセールから参加という事になっています。 手応えとしては、半分は諦めの心境といいますか、「買う可能性がある以上は全力を尽くさなければ」とは思うものの、肝

          HBAセレクションセール2024

          アリアプーラの2024

          アリアプーラが無事に出産を終えました。2週間ちょっと予定日から遅れての出産でしたが、その分もあるのか随分と立派な馬体で産まれてきてくれました。 産まれて翌日でこの大きさです(笑)。牡馬で父はマテラスカイ。 父がダート種牡馬ですし、アリアプーラの馬齢の事を考えると道営かなと思っていたのですが、中央競馬でも全然やれそう。むしろ最高傑作かもしれません。これは楽しみです。 また昨日はハデスキーパーが大井のメインレースを完勝してくれて、これで11勝目。これだけ日銭を稼いでくれると

          2歳馬近況

          昨日はシーリュウシーがレースに復帰したものの10着惨敗。レース内容にムラがあるので冬が苦手なのかなと思っていたのですが、これは気性難に近いんだなと認識を改めさせられる走りでした。ムニンの仔は少なくともフギンの仔と比べると気性的には安定していたのですがね・・・。 有体に言ってズブいし、ティンバーカントリーの仔みたい。このままだと1800mは短いという競走馬になりそうです。 さて、こうなると2歳馬に期待と一村氏の馬主活動の浮沈がかかってくるわけですが、私が関係する2歳馬の近況

          千葉サラブレッドセール2024

          掲題のセールが開催されました。 私もパッと見程度ですが、一応上場馬のチェックはしておりまして、結構粒揃いといった印象でした。2000万円台で落札された馬からも普通に活躍馬が出るんじゃないかと思います。 トピック的な注目は、3番のオルフェーブル産駒を落札されたのがU.S.Aの大物馬主だったという事でしょうか。牝馬なので将来的な繁殖としての価値込なのでしょうけど、円安という経済環境もあって、いかにも今年らしい動きではありました。 あとは億超えのナダル牝馬とかですけど、ナダル

          千葉サラブレッドセール2024

          バンザーイなしよ

          昨日はファーマティアーズの応援という事で園田競馬場まで行っておりました。 しかしながら、レースの方は末脚不発で8着惨敗。調教は動いてましたし、返し馬を見ても勝負気配がアリアリで、「これはいいとこあるな」と思って見ていたのですが、はじめて一足を使う事もなくレースを終えてしまいましたな。 園田競馬場は3コーナーの造りが独特ですし、馬がコーナー多目の初コースに戸惑ってしまったのかもしれません。この競馬場は基本的には地元馬の方が何かと有利ですね。 そして、この結果だけでもガック

          第62回 のじぎく賞(G)

          掲題のレースにファーマティアーズが出走します。 前走は水沢の全国交流競走に出走して2着。ユングフラウ賞、浦和の桜花賞と南関クラッシック路線を歩んでいたものの、どちらのレースでも掲示板を外したのを見てグランダムジャパン狙いに切り替えたようですな。ここを勝てばポイントトップに躍り出ますし、正念場でしょう。 問題は馬体重で、デビュー時には475kgあった体重が435kgまで落ちています・・・。牝馬は難しくてデカ過ぎても走らないし、芝であれば軽量がキレに繋がる面もあるとはいえ、や

          第62回 のじぎく賞(G)