- Shining Blade III - @ 浄閑

1971年生まれ 神戸市在住 海外・国内における競走馬1歳市場での馬主サポート歴多数 …

- Shining Blade III - @ 浄閑

1971年生まれ 神戸市在住 海外・国内における競走馬1歳市場での馬主サポート歴多数 相馬師、馬主・一村哲也氏の代理人として活動中

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鶏頭牛尾

掲題の四文字熟語は日本オリジナルのもので、史記を由来とする「鶏口牛後」から派生したような言葉ですが、ざっくりと解釈してしまえば、「牛の尻尾よりは鶏の頭の方が良い」ぐらいの意味合いかと思われます。 この言葉を種牡馬カーストに当てはめると、「一流種牡馬のイマイチ産駒よりは、二流種牡馬の上澄み産駒の方が良い」といった感じになりますね。 実際、サンデーサイレンスのような伝説級の種牡馬であっても、走るのは10頭に1頭ですし、一番出来が悪かった序列10番目のサンデー産駒となると、他の

    • HBAセプテンバーセール2024 - 成果編 -

      掲題のセール初日、二日目に参加し、先ほど無事に帰宅いたしました。 私がその購買に関係した馬は以下の1頭。 273 ファインニードル × コズミックレイズ 牡 税抜620万円  内田氏 画像診断による決め打ちのチョイスです。とはいえ、レポとか歩様も確認はしていますけどね。 いや、正直なところどうしても欲しい一頭でした。内田氏に進退をかけて購買をお願いした感じです。お勧めしたというよりは、「落札してください」と懇願しました。 この馬が活躍できないようならAIを駆使したデ

      • 人事を尽くしてソバを食って帰る

        セプテンバーセールの事前調査が全て終わりました。頭数的にしれてるので作業そのものは大変ではないのですが、まぁ目星をつけるのも億劫といった印象です。 体高が150cmそこそことか、管囲が19cmをきっているとか、はたまた「このカルフォルニアクローム産駒達の中から好きに選んでいいよ」とか、なかなかにハードルが高いっすわ。 でも、「安くて走る馬」を入手するには、まず当たり前に「安くないといけない」わけでして、どこでリスクを取るかという話にならざるを得ないのですけど、「別に買わな

        • ジューンドラゴン快勝

          先ほど大井5R 2歳5組6組が行われ、掲題の通りにジューンドラゴンが初勝利。2戦目できっちり変わってくれて9馬身差の圧勝でした。願っていた通りにファーマティアーズと同じ戦歴になってくれました。 一応2歳のうちに勝つと市場奨励賞とか、大井の馬主会からも手当が出たりしますので、あと1回2歳のうちに勝てればそれなりにペイする事にはなります。とはいえ、この世代でいうと2頭買って1頭はどうにか当てたという状況ですので、今後3歳になって大きなところで着ぐらいは拾ってくれないとトータルで

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          Youtubeあれこれ

          私はYoutubeが出来た頃、電話回線を使ったモデム接続時代どころかパソコン通信の時代からネット上のコミュニティを楽しんできた人間ですが、Youtubeのお気に入り登録となると、以下のチャンネルしかありません。 全部で5つ、食べ物関連の情報系1つを除くと全部バイク系。競馬?なんですかそれ(笑)。 ニコニコ動画などは全く見てなくて、20年前かそれぐらいからポツポツと暇つぶし目的でYoutubeのみを見るようになった程度なのですが、それでもかるく15年以上の期間があって5つの

          HBAセプテンバーセール2024 - 準備編 -

          9月にはいり掲題のセールまであと2週間ほど。今年は初日二日目のみの参加ですので、調査対象が400頭程度ですし、準備は万全の態勢で整いそうです。 昨年の同セールでは吉川氏の大井用は買えたものの、内田先生の方は買えず。そうなる要因は結局「隙がないから」という他ありません。やっぱり落札価格と馬の期待値がなかなか合わないのですね。 ちなみに昨年購買できた大井用の馬はジューンドラゴンと名付けがされ、既にデビューしています。盆の頃に1200m戦のレースに出走し、4番人気4着。ファーマ

          HBAセプテンバーセール2024 - 準備編 -

          HBAサマーセール2024

          掲題のセールが終了しました。 セレクションセールはともかくサマーセールにはここ15年ぐらいは連続で参加していましたので、夏のお祭りをスルーしたようで少し寂しい思いをしましたけど、結果がともなわないとこうなるという事でもありますので、また地道に精進していきたいと思います。 昨年なんて唯一一頭だけ選んだ馬が育成中に故障して獲得賞金ゼロで、しかも税抜き800万円と決して安い馬ではなかったですからね。一生懸命にやっていれば許される世界ではありませんし、良い仕事ができるように努力を

          謝罪

          先日、セレクションセールの記事で このような事を書き、前のエントリーで現役ジョッキーによる函館競馬場芝コースへの車乗り入れ侵入事件に関して「面白すぎ」と表現していましたが、角田大河騎手の自殺報道を受け、いくつか思う事を記しておきます。 角田大河騎手のご冥福をお祈り申し上げます。 私としては、若気の至りでヒャッハーと車で芝コースを疾走して羽目を外したのかぐらいの認識でして、今の事態を考慮すると不謹慎な内容であった事をお詫びいたします。 私も昭和の生まれで、「若者が不祥事

          昭和と令和

          昭和の時代には恰好いい行為とされた「暗い夜の帳の中へ行き先もわからぬまま盗んだバイクで走りだす」よりは、花火大会の日に自分の車で競馬場を走ってゴールするぐらいは可愛いものだと思うのですが、「騎乗停止」という事で令和の現実はなかなかに厳しいものがありますね。 いや、私の競馬界における肩書は一応は相馬師という事になっているのですが、これはあくまでも「自称」でして、客観的なステータスとしては「ただの競馬ファン」にすぎません。馬を多少は見れる調教師と一緒に馬を見て周ると「えらい詳し

          勝つと思うな 思うと負けよ

          熱い真夏の重賞チャレンジ2連戦を終え、今日からは八月葉月の競馬が始まります。通常運転といいますか、大きな楽しみがなくなってしまいましたけど、また頑張っていくしかありません。 ハデスキーパーは前を捕まえる事が出来ず、後ろを抑える事も出来ず、最後にまた一頭の馬に差されるといった完敗の競馬で随分と悔しい思いをしました。 客観的な現実としては「格上挑戦」でしたし、これまで戦ってきた相手には上位で入線しているので善戦の類ではあるのですが、一頭の仔馬が6歳まで成長してこれまでコツコツ

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          第45回 サンタアニタトロフィー(SIII)

          掲題のレースにハデスキーパーが出走します。 7月の重賞第二弾。 第一弾アイビスサマーダッシュに出走したディヴィナシオンは無念という他ない結果でした。暑い中ですので人も馬も大変でしょうけど、どうにか頑張って欲しいです。 同日7月31日にはエコノミカも道営でデビュー戦を迎えます。三銃士的にはコンスタンスの位置づけかなと(笑)。この血統はほぼ確実にスピードがあるものの、とにかく気性が激しくて牝馬という事もあり、そこらが懸念点。フギンの仔は牡馬にでると時折ヘタレっぽいレースをす

          第45回 サンタアニタトロフィー(SIII)

          レポジトリ検査事情

          今日は掲題の話題。 以前から上場馬のレポジトリ検査に関しては、海外のセールでそうされているように獣医師の氏名を添えた上で検査結果を公開すべきと指摘してきましたけど、今年のセレクションセールで殊更その思いを強くしました。 これね、撮影の時からインチキがあって、かつ診断にもインチキが横行しているのですよ。 まず喉のレポジトリ検査に関してですが、海外のセールにおいては映像で資料が提出される事がそもそもありません。馬主から依頼を受けた獣医がその都度スコープで喉を見て検査します。

          レポジトリ検査事情

          第24回 アイビスサマーダッシュ(GIII)

          掲題のレースにディヴィナシオンが出走します。 本馬にとっては53戦目となり、ここが彼の馬生における集大成と言ってもいいでしょう。厩舎陣営も魂の仕上げと思われ、まさにクライマックスです。 良馬場でやりたかった思いはあるものの、全てが直線となるこのレースで最大限に弾んでほしいと願っております。 新潟競馬場ではこの週末にベレザニーニャ、レッドコート、ワンウェイトゥヘルも出走予定。 2歳3銃士の初陣はワンウェイトゥヘルとなりました。キャラクター的にはアトスといったところでしょ

          第24回 アイビスサマーダッシュ(GIII)

          プレミアムセッションの正体

          3日間開催となり、初日がプレミアムセッションとなった今年のセレクションセール。取引成績を見てみましょう。 初日   売却率:94.78%   平均価格:28,288,189円2日目  売却率:88.68 %  平均価格:16,517,516円3日目  売却率:73.99%   平均価格:13,527,422円 まず市場長のインタビューの中に最終日の最終上場馬には注目馬を配置していたといった内容の話があり、実際その落札額は5200万円と「最後まで客に残って貰えるよう

          プレミアムセッションの正体

          HBAセレクションセール2024 - 雑感 -

          続いて雑感を。 いやね、競馬業界って、なんかこう端から端まで見事なまでに空気を読んで業界人みんなで自己利益を守ろうとする雰囲気がありまして、私みたいな門外漢からすると今年は特に違和感を感じたといいますが、変な宗教集団の拝礼に紛れ混んでしまったのか感まで感じてしまいましたな・・・。 まずセール結果を見ると、馬の値段が上がっているには上がっていて、市場長なども「してやったり感」を醸し出しているのですが、生産者の人達ってこれで本当に儲かっているのかなと。 ほんの10年前だとト

          HBAセレクションセール2024 - 雑感 -

          HBAセレクションセール2024 - 結果 -

          今年の結果は一昨年と同様で、一度も競る事なく帰ってきました。 といいますか、牡馬の高額馬は怖いので最初から繁殖も考えた上での牝馬狙いだったのですよ。そして、具体的に狙い馬も絞っていて、その候補馬というのが256番レインオンザデューンの2023。上の牡馬、下の牡馬もセレクトセールにて5000万円ちょいで取引されており上が矢作厩舎所属馬、姉も既に走っているという事で、「まぁコレだな」という判断でした。 一村さんには「3000万円用意しておいてください」とメールして、土曜日には

          HBAセレクションセール2024 - 結果 -