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【神秘的!】満月の夜に出現する虹。ルナレインボーを見るには?

ルナレインボーってご存知ですか?
ルナレインボーとは、満月の夜に月の光を浴びて発生する虹のことです。ムーンボーとも。神秘的な現象から願い事が叶うとか幸せになれるような話もあるそうです。が、そんなことは置いといて…←

そんな珍しいものだったら、写真に撮ってみたい!と夜のビクトリアフォールに行ってきました。その様子や情報をまとめていきます。

日中にビクトリアフォールを訪問したマトメはこちら。

どんな景色?

そもそもどんな景色が見られるのか…。撮影した写真はこちら。

いかがでしょうか。月の光で二重の大きな虹がかかっていました。実際に見ると白っぽい虹なのですが、カメラに収めると綺麗な色が出てきました。

いつどこで?

ルナレインボーは、満月の明るい光が必要です。ですのでチャンスはおよそ月に一度。そのタイミングで国立公園では夜間営業をしています。満月当日だけでなく、前後1~2日も営業していますので計3~5日解放されます。
そしてもう一つ必要なのが水煙。十分な水量が必要になるので、見られるのは雨期のシーズンだけです。まとめると以下の通り。

雨季で水量が増えるシーズン:2~7月
一カ月のうち、満月の前後数日:3~5日間

観察できるのはザンビア・ジンバブエの国立公園内。18時ごろに開門されます。値段は昼間の入場より割高です。

ザンビア側 昼:200クワチャ 夜:300クワチャ
ジンバブエ側 昼:30USD 夜:40USD

また、観察の方法が双方で違います。

ザンビア側は個人で自由に場所を選んで見られる。
ジンバブエ側は1時間のツアー。

ジンバブエ側はゆっくり撮影するのは難しそう。

ザンビア側の様子は?

さて、現地の様子はどんなものだったのか。まずお土産屋さんはすべて閉まっています。昼出来るカッパのレンタルは出来ません。また、公園内は照明はゼロですので懐中電灯等の明かりを用意する必要があります。

カッパはレンタル不可なので、自己手配。
公園内の照明は無いので、懐中電灯が必要。

夜の観察は気温も下がるためか、そして、カッパを持っていないからか、水のかからない滝の上流のところに人が集まっていました。ですが、昼間と同じく園内奥にも行くことができます。が、人がほぼおらず少し不安になりました…(笑)。

滝の上流は鑑賞スポットが限られるので、人出は多くないものの混み合います。少々根気が必要です。

虹を見るポイントは?

もちろん満月が重要です。少し雲がかかるだけでも虹の濃さが失われてしまうほど。乾季の入口の時期になる、5,6,7月は天気が比較的いいと思います。
6月の訪問でも雨には降られず、少々肌寒いくらいで活動もしやすかったです。少々雲に隠れることもありましたが、十分に見ることができました。

そして時間帯。
昼間に鑑賞する記事にも書きましたが、ザンビア側は太陽が上がる午前中がベストです。とすると、月も同じく上がり始めである月の出からが見やすいです。月が徐々に高くなると、濡れないスポットではのぞき込む形になりますし、濡れるポイントでは方角的に見ることが難しくなると思います。

また、月の出る時間は日によって何時間と変わることもあるので、事前に調べることも重要です。計算で分かるので、ググれば1年後でも出てきます。

撮影のコツは?

ズバリ、カメラの固定が必要です。なので三脚を用意できるとベストです。ただ、アフリカへの旅行に大きな三脚を持っていくのは…と思われる方もいるかと思います。

そこで提案する固定の方法は…柵の支柱に置くこと。
ジンバブエ側には崖から距離を取って柵が無いことが多かったですが、ザンビア側にはほぼ柵が設置されています。また、支柱上部は平面なことが多かったのでカメラを置いて撮ることが可能。実際に下の写真は柵に置いて撮りました。

それ以外は、星や夜景を撮るのと同じく、シャッタースピードを長めにして撮影しました。

注意すべきは水対策です。柵の上に乗せた写真の撮影ポイントはほぼ濡れませんが、記事最初の2枚はずぶ濡れポイントです。自身のカッパもそうですが、カメラも耐水機能が無かったり、あっても不安があればビニールを掛けるなど対策をおススメします。

まとめ

ルナレインボーを見るための情報をまとめてみました。今年の雨季は過ぎてしまったので、次のベストシーズンは来年になりますが、ぜひ計画を立ててみてはいかがでしょうか?

ザンビアやジンバブエを訪問する際のビザなどの情報はこちらの記事にまとめていますので、合わせてご覧ください。

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