働くことの意味
note初投稿です。宜しくお願いします♫
「私は何でこの仕事をしているんだろう?」「俺はなぜここで働いでいるんだろう?」
自分の働く目的がわからなくなって、やる気が出ない、これで本当に良いのだろうか、自分のいる環境に迷い、仕事の働く意味がわからなくなることがあります。
私たちは、なぜ働くのでしょう?何のために働くのでしょう?
今日は「働く」ということについて、考えてみたいと思います。
会社で働く
働く形態は様々で、一人で働く人もいれば、数人の仲間と働く人、大企業のような大きい会社で働く人もいます。
会社は法人という言い方もあるように、法的に一人の人格を持つ人としてみなされるので、会社も人と同じとすると、全ての人は社会の営みになんらかの形で参画していることになります。
ここで、繁盛する会社はどういう会社か考えてみましょう。
繁盛する会社は地域のお客様に支持されている会社、地域に必要とされている会社です。地域に必要とされなくなればお客様がいなくなり、その会社は潰れることになります。
必要とされる度合いが強いほど、その会社は地域の人たちの役に立っている、社会に貢献しているということであり、人々の生活にとってなくてはならないものになります。
企業が地域社会に貢献するというのは、沢山の税金を払うということです。自分の利益だけを考え税金を払わないように脱けようとする企業は、やがて社会から必要とされなくなります。
なくてはならないかけがえのない存在、その存在価値が高い会社ほど、売上は大きくなり利益も大きくなり、その利益は働く人に還元されます。
会社には、存在意義として会社が使命とするミッション、理想の社会を目指すビジョンとなる理念を掲げています。
これらのミッション、ビジョンが支持される会社が人々の役に立ち、結果として儲かることになります。
会社で働く人は、会社が志す理念に共感し賛同する人たちが共に働く場所です。
一人では成し得ない大きなプロジェクトでも、集団の中で個々の役割に徹することで、理念が実現し世の中の役に立つことができます。
私たちは会社で働くことを通じて、自分ひとりでは成し得ない大きな夢と理想の社会の実現を達成することができるのです。
ビジョンの大切さ
ビジョンの大切さを教えてくれる寓話があります。
一人の旅人が歩いていると、レンガを積んでいる職人がいました。
旅人は職人に尋ねました。「何を作っているんですか?」
職人は答えました。「見ての通りのレンガ積みさ。毎日同じことの繰り返しで、こんな退屈な仕事辞めてしまいたいよ。」
旅人が歩みを進めると、別のレンガ職人がいました。
旅人は尋ねました。「何を作っているんですか?」
職人は答えました。「レンガを積んで寺院を作ってるんだ。日銭を稼がないと家族を養うことができないからね。」
旅人はさらに歩いていくと、また別のレンガ職人がいました。
旅人は尋ねました。「何を作っているんですか?」
職人は答えました。「この国一番の大聖堂を作っているんだ。後世の人達が訪れることができる、今までにない歴史に名を残すような立派な大聖堂をね!」
旅人は職人に感謝してその場を去りました。
この寓話は、同じことをやるとしても、そこにどんなビジョンがあるのか、そのことにどんな意味と価値を見出せるか、ということの大切さをを教えてくれます。
働く人にとっても、商品やサービスを提供される人にとっても、ビジョンは豊かな未来への夢と希望を語ってくれます。
もし、会社の理念(ミッション、ビジョン)を理解せずに働いているとしたら、その人は働いている意味と価値を見いだすことはできません。
自分が頑張って働いた結果の夢の実現が、そもそも自分の望むものでないとすれば、働いても楽しくないだけでなく、社員にとっても会社にとっても不幸な結果になるだけです。
すぐに会社を辞めた方がその人のためでもあり、会社のためでもあります。
理念に共感しない人は集まっていはいけないのです。
「働く」ということは、自分が会社に貢献することで会社の夢が実現し、それによって社会がより豊かに、人々がより幸せに生活できるようになっていくことに寄与するということです。
それは、「自分自身の生きる目的を見つけ使命を全うする」ことでもあります。
会社の業績向上や目標達成のために働くことが、自分自身のためになることに気付けたとき、働くことが楽しくなって来るのです。
一人で働く
一人で働く人も同様です。
フリーランスの仕事は自分ができること、得意とすること、自分の強みを社会に役立てて、社会に必要とされることで存在価値を高めていきます。
消費者や取引先企業ができないこと、苦手とすること、弱点としていることを補い助けることでその価値は高まっていきます。
人の欠点を見つけたら批判するのでなく、助けてあげようと瞬時に思える人が、売上や利益を伸ばして行きます。
助けてもらった人は悩みが解消したことを喜んで、感謝の気持ちとして対価を支払います。こういう人はお金持ちになる素質がある人です。
当然欠点を悪く言うような逆の思考パターンの人は、お金持ちになる素質がない人です。
社会での成功の度合いは、助けた人の数や量に比例します。
人ができないことで自分ができることを見つける感度を高めて、困っている人を助けることが成功に導きます。
会社という単位の社会
これは、会社で働く社員にとっても同様です。
一緒に働く上司や同僚、部下ができないこと、苦手とすること、弱点としていることを補い助けることで、その人の価値は高まっていきます。
みんなにとっては、「いなくなっては困る」「自分を助けてくれる」大切な存在です。
そういう人は、自然と周りの人が推薦して出世したり、会社の中でも存在価値が高まって給与が昇給します。
逆に仲間の欠点や間違いを悪く言うような人は、出世もしなければ給与もあがりません。
お客様はお金をくれるから助けるけど、仲間はお金をくれるわけじゃないから助けないというのは性格が悪いですよね。
商品やサービスを売って対価をもらう人はみな商人です。商人としての自覚があれば、相手が必要とするのを提供するのが仕事だから、上司や部下にも愚痴や悪口は言わないはずです。
このように、「働く」ということは、会社という単位でも社会という単位でも、自分のできることで周囲に貢献して価値を高める行為です。
それは「社会に役立つ人間として生きる」という行為そのものです。
自分が提供できる価値は何か、その価値を生かすことで、社会にどんな影響が与えられるのか。
会社にどんな貢献ができ、その企業活動によって社会がどのように豊かになって行くのか。
自分がどんな社会を創って行きたいのか。
働いていると様々な難しい問題や課題、人間関係、理不尽な状況に直面します。
それに耐えて乗り越えられるかどうかは、自分の価値を提供することで、人々がより豊かな生活を実現できるということを実感できているか、生きる目的と使命を仕事に感じられるかどうかにかかっています。
人と人の間が人間であり、そこには社会があります。
人は一人で生きているうちは人であり、社会の中で生きると人間になります。
「働く」ということは「人間として生きる」ということそのものなのです。
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