新聞とテレビで情報を浴びてきた時代
こんにちは守屋です。
自分の両親は昭和を生きた人間でした。父親は仕事が終わり帰宅すると、晩酌しながら巨人戦を観るのが楽しみの典型的なタイプでした。小学2年からサッカーを始めた子どもに興味があっても、今に至るまでサッカーに一度も興味を示すことはありませんでした。
毎朝、目を通すのは新聞とテレビ。情報源はそのどちらかしかありません。ローカルな情報は新聞から、全国ニュースはテレビから。今でもガラケー支持者なので、ネットから情報を得るという概念もありません。
正解じゃなくても「そうなんだな。」と思わせる影響力を持つメディア
今の時代に生きている人であれば、テレビや新聞に記載されている情報がフェイクニュースなのか、都合良く切り取りされている情報なのかネットを通じてすぐに確認することができます。
また著名人を交えてSNSで意見交換をすることも可能です。目の前の情報を精査する選択肢を持っている今の時代の人たちに比べると、昔を生きた人には情報を浴びるという選択肢しか無かったように感じます。
「テレビを〇〇さん(著名人)がああ言っていたんだ。間違いないだろう。」
「新聞に書かれていることは事実だろう。だって〇〇新聞が書くことは常に真実なんだから。」
と情報を得る選択肢が少ない時代は、信者となることも多々あったのではないかと親を見ていると思うばかりです。情報が溢れている今の世の中に苦言を呈するわけでもなく、新聞やテレビという情報源しかなかった時代が良かったとも思いません。
今も昔も必要なのは情報に流されずに、できる限り与えられた情報を自分の中で考える思考力を持つこと。まずは「本当に事実なのか?こうやって伝えられた意味は何か」と浴びるのではなく自分のフィルターに一度かけること。それがどんな時代を生きるにも必要不可欠なものだと強く感じます。
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