人に伝える前に、自分に伝えるべきこと
こんにちは、守屋です。
指導する立場の人間。自分も含めて、自分の知識・経験披露会とならないように相手に"伝える"ではなく、"伝わる"を意識することは重要です。
以前にもお伝えしましたが、子どものサッカーを教えている指導者の中には、過去の実績の切り崩しで指導する方もいます。そこには
・「なんでお前らはこんなこともできないんだ?」
・「自分たちで考えろ。すぐに聞くな。」
・「言われたこともできないのか?」
など相手の思考力を停止させ搾取する。そんな伝え方が今現在も多くの子どもたちに浴びせられています。
自分と同じではない。人・環境・時代と共に変わる伝え方。
上記のような言葉で子供たちに伝える指導者に共通しているのは
「自分自身の過去の実績・成功体験の押し付け」
ということです。ニュアンスは異なるかも知れませんが、過去の成功体験、または自らが子どものときに指導してもらった伝え方が基準のなっていることです。
そのため、アップデートすることはなく目の前にいる子供たち、環境、時代に合わせた指導方法では無いことの方が多いです。子どもに伝える前に、自分に言い聞かせなければいけないのは
「自分とは異なり、それぞれに価値観が異なることが大前提であること」
ビジョン、方向性が変える必要はありませんが、細かい部分(伝え方、話し方、対応の仕方)は子ども・置かれた状況・時代に合わせてチューニングするべきです。
一律で伝えることは簡単かも知れませんが、指導者1人に対して、子どもは複数存在しています。子どもの数だけ教え方を変えることは労力が必要かも知れません。
ですが伝え方ひとつで子どもの受け止め方は大きく異なり、成長も変わってきます。
ぜひ子どもに対してだけではなく、大人であっても労力を惜しまず、ひとりひとりを良く見て、伝え方を変えていくことをお勧めします。
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