「俺たちの箱根駅伝」おもしろい!!
さて、前回は、四半世紀前と比べて、
今が幸せになっているにも関わらず、
「幸福感」はむしろ下がっているのではないか、
ということについて書いていきました。
それが、社会の刷り込みかもしれないし、
自分でそう思っているのかもしれないけれど、
明らかに便利になり、
明らかに生きやすくなっているのにも関わらず、
どうしてこんなにも不安が先行するのか。
それは、「消費」というものを煽るためかもしれないし、
単純に人間の防衛本能がそうさせているのかもしれない。
けれど、「幸せかどうか」は
自分で決めたいと思うし、
「不足」を見つめるような人生にはしたくないなぁと思います。
そもそも長く生きようとするけれど、
長く生きることが目的なのか。
当然長く生きていれば、できることもある。
体験できることも増える。
会える人も増える。
その分幸せも増えるでしょう。
喜んでくれる人もいる。
だから私だって長く生きたい。
でももっと大事なのは、
その生きている間に、何をするのかということではないかな。
何もしないということも良い。
何もしないで「この時代を楽しむ」ということでも良い。
ただただ不安に駆られて毎日生きているよりは、
自分は「こうしたい」と思って生きていくことのほうが、
幸福度は上がると思うんだけど、どうなんでしょ。
「生」の鼓動を感じられる本
昨日から、「俺たちの箱根駅伝」を読み始めました。
もうね、とんでもないです。
やはりこうなんだよ。
まだ上巻の100ページぐらいしか読んでないけれど、
スポーツの持つ熱さ、
スポーツに懸ける人たちの命の鼓動が伝わってきます。
これは下巻まであるのだから相当楽しめるような気がする。
そして、ずっと続いてほしい、
この世界をずっと感じていたいと思う本ほど、
すぐに読み終わっちゃうんだよな〜。
この作品は、
選手・監督の視点だけでなく、
どうやら「箱根駅伝」という番組を作る製作者の側からの視点も描かれていくようです。
それがテレビ局や芸能事務所との社内政治や圧力も絡んできてすごく読み応えがある。
ただ、「駅伝」をテーマにするのではなく、
わざわざ「箱根駅伝」をテーマにしてきたのは
そういうわけだったのか、、となぜか納得。
読んでいけばわかりますが、
確かに日本テレビ(作中では「大日テレビ」)のこの「箱根駅伝」の作り方は、ちょっと他のスポーツ番組とは違うんだよな。
やけに硬派というか、タレントを入れないというか、
どちらかというと24時間テレビの延長線上というか、
事実を伝えつつ、出場する人たちの「それまで」も描いてくるというかね。
そんな内情も描かれるんじゃないかと楽しみにしています。
うまくいかないこともある、
それでも一人一人が何かに向けて努力していくからこそ輝く。
その緊張感や緊迫感、それを共有できる読書は本当に楽しい。
早く読みたい。でも読みたくない。
そんな最高の感情を伴いながら今日も読み進めます。
ここまで読んでいただいてありがとうございます!
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