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45歳のHSP・酒飲みアーティストが長期の鬱状態から抜け出し波動を上げ、本来の自分を取り戻すためのたそがれ一人旅vol. 4 〜2件目の酒場で本来の自分を取り戻す!? 夜の天文館編〜

天文館の夜の歓楽街を一人軽快な足取りで街ぶらするHSP。

次の目的地へと向かう道中、気になる酒場が何件かあった。

しかし、事前に目星を付けた次の酒場は…

鹿児島市観光ガイドマップ・マグマップより」

珍しい鹿児島の本格焼酎を多数取扱い…

「鹿児島市観光ガイドマップ・マグマップより」

鹿児島県産の新鮮な食材を使った旬の一品料理を提供する、そんな…

☆アタリクジ確定の店☆だったので…

真っ直ぐ足早に向かいました。

そんなHSPの心中はと、言うと…

「旅の神様!どうか、次の酒場が… ゆっくりと落ち着いて本格焼酎を味わえる居心地いい場所でありますように!」

「 どうか、感じのいい話しやすい店員さんと会話が弾みますように!」

夜空を見上げ、運を天に任せました。

後もう少しで目的地の酒場へ着く、と言う手前で…

「んっ!?」

気になるオブジェ?に思わず、立ち止まった。

居酒屋 さつま料理・竹よし

「西郷どん!?」

暫く、ボケーとしながら… 西郷どんを凝視するHSP。

「飲み始めの一件目は、ここ(西郷どん)が良かったな〜!」

あとのまつりではあるが、そう思った。



<2件目のはしご酒で本来の自分を取り戻し波動が上がったHSP>

「おっ!あった、あった!ここだ!」

通りから店の暖簾が見えたので、すぐにわかった。

かごしま地酒と肴 和ごん Wagon

すると、どうしたことだろう?

何の躊躇もなく、店の暖簾をくぐり…

あたかも、行きつけ酒場の常連客の如く…

身体が勝手に店内へと吸い込まれていった。

暖簾をくぐった瞬間、目の前に…

「かごしま地酒と肴 和ごん Wagon」

本格焼酎の綺麗なお花畑が、陳列棚に広がっていた。

「焼酎王国・天文館に、俺はやって来たんだ!( 泣)」

一件目のハズレ酒場の件では、意気消沈しただけに…

心の中で泣いた。

「いらっしゃいませ〜!」

カウンター越しの男性店員から、声がかかった。

「どうぞ!奥の席へ!」

コの字・カウンターテーブルの一番隅っこの席へと通された。

「気になる本格焼酎がズラリと並ぶ陳列棚と気さくな男性店員」

「一番、安心できて居心地いい… 大好きな隅っこの席やん♡」

「あっ! この雰囲気! ワクワクする〜♡」

「鹿児島の焼酎達が、Welcome to Wagon! (ようこそ! 和ごんへ!! 酒飲みさん!」って歓迎してくれてるやん♡」

「はい! 大アタリ確定です♡♡♡」

まだ飲んでも食べてもいないのに…

店の柔らかい雰囲気と感じのいい店員さんの接客に、すっかり気をよくして… ご満悦なHSP。

「さ〜て! 飲み直すとするか〜♡」

自分を含めた複数人で空間を共有する場合…

周囲からの雑音・ヒソヒソ話・笑い声・声量に逐一、ビクッ!と…

繊細過ぎるガラスの心が、反応してしまうが故に…

「HSPアーティスト・Shingo」

「周りから自分の陰口や悪口を言われてるんじゃないか?」

そうした強い思い込み(ネガティブ思考)からくる…

極度の緊張感と不安感に襲われる事で…

強いストレスを感じてしまうHSP。

そんな…

↓ ↓ ↓
YouTubeチャンネル:繊細さんシンゴの語り場

人よりも繊細過ぎる心のアンテナを持ったHSPが、2件目の酒場で感じた店内の雰囲気は?と言うと…

慣れ親しんだ行きつけの酒場を感じさせるアットホームな柔らかい空気感!

そんな所に…

安心感 → 居心地いい場所 → いていい場所(自分の居場所)を感じたHSP。

「飲み直しの一杯目は、何にしようかな〜?」

「鹿児島焼酎全国・鹿児島県酒造組合 監修」

さすが、本格焼酎の聖地に相応しい鹿児島県…

鹿児島本土と離島を含めたおびただしい数の酒造会社が、何だか…

ひしめき合う戦国時代の国取り合戦?の様に感じたHSP。

「ザ・サツマモン」

店内を見回しながら、あれやこれや考えていると…

男性店員が、声をかけてきた。

「何にしましょうか?」

「濃厚なサツマイモの甘さと香りが際立つ(芋臭い)お湯割りを濃い目で
飲みたいです!」

すると、男性店員が手にした芋焼酎はと言うと…

「市来焼酎・焼き芋のみとら 田崎酒造」

「焼酎のラベルが可愛くて、オシャレな芋焼酎やな〜!」

早速、男性店員セレクトの芋焼酎を味わうと…

「しっかりした濃厚なサツマイモの甘さが口の中に広がる〜♡」

「美味しい♡」

「そ〜! これこれ! こう言うのを求めてたんよ!」

「市来焼酎・焼き芋のみとら → グラス:¥550」

芋焼酎の味と香りの良さは、もちろんの事…

アーティストだけに…

猫イラストの可愛さ♡と抜群のデザインセンスに脱帽しつつ…

一人たそがれながら癒されるHSP。

「HSPアーティスト・Shingoのオリジナルアート猫Tシャツ

「子猫のミント:ワイの方が、可愛いで!」

「どうぞ!」

男性店員が、本日のお通しを出してくれた。

「左から、キュウリと赤かぶ・オクラと玉ねぎ・サツマイモの3種の小鉢」

「おっ!きたきた!!」

「芋焼酎片手に、いただきま〜す♡」

「いい塩梅ですな〜♡ うまか〜♡」

「直感を信じ… 遠路はるばる焼酎王国・鹿児島まで来た甲斐が、あったな〜!」

「やっぱり何事も… 自分の直感を信じて行動するのが、正しいんやな〜!」

「お待たせしました!」

「きびなごの刺身です!」

「おっ! 待ってました〜!」

「鹿児島名物・きびなごの刺身」

「キラキラして美しい!」

「酢味噌を付けて、いただきま〜す♡」

「う〜ん! うまか〜♡ 芋焼酎と合う〜♡」

「ザ・酒の肴♡♡♡ 3150!」

「んっ!?」

きびなごの刺身をのせた…

ツヤ無しマッドな質感の黒いお皿が、気になったので…

男性店員に何気なく尋ねてみた。

「このお皿は、もしかしたら… 桜島の溶岩?から作られた溶岩プレートだったりしますか?」

すると…

「いや、そうではないですね〜!」

「違うんかい!」

心の中で、ツッコミを入れるHSP。

「さて、次は黒糖焼酎をいただこうかな〜!」

「☆黒糖焼酎のメニュー表・和ごん」

「んっ!?」



メニュー表の右下に描かれたビキニ姿の女性イラストが、妙に気になったHSP。

そう言えば、事前のリサーチによると…

この酒場(和ごん)は…

大阪出身で鹿児島へ移住した名物女将が取り仕切る酒場との事だったので…

「あれっ? 今日は休みなのかな?」

「多分、メニュー表の女性イラストの正体は女将さんだな。」

そんなふうに物思いにふけりながら、何を飲もうか迷っていると…

「次は、何を飲まれますか?」

接客中だった男性店員に変わり…

厨房にいた女性店員が、愛想良く声をかけてきた。

「次は、黒糖焼酎が飲みたいんですけど… ぶっちゃけ、気になる銘柄が多くて最初の一杯をどれにしようか迷い中です♡」

すると…

「それでしたら、気になる銘柄の黒糖焼酎を一通り試飲されてから… 最初に飲みたい一杯目を決めてみては?」

そんな女性店員の粋な計らいに歓喜するHSP。

「それじゃあ、お言葉に甘えて… 黒糖焼酎 JOUGOからいただきま〜す♡」

「黒糖焼酎・JOUGO 奄美大島酒造」
「黒糖焼酎の試飲を楽しむHSPアーティスト・Shingo (左から、JOUGO → 高倉 → 加那 → 昇龍)」
「う〜ん、南国フル〜ティ〜♡♡♡」
「ど・れ・に・す・る・か・な〜♡」
「それぞれが個性豊かな味わいと濃縮された黒糖の甘い香りが魅力の奄美大島産・黒糖焼酎」

「一杯目の黒糖焼酎は、高倉に決めた♡」

「黒糖焼酎・高倉 奄美大島酒造」
「鹿児島の伝統的なガラス工芸品・薩摩切子(さつまきりこ)で、高倉の水割りを飲むHSP」

トロッとした黒糖の甘いシロップ?が、ダメージを食らった舌を優しく包み込みつつ…

キリッとしたキレのある爽快感が、乾いた喉を潤します!

そんな、パンチの効いたフルーティー♡な黒糖焼酎・高倉の水割りに…

深く酔いしれるHSP。

「黒糖焼酎・昇龍 赤ラベル 原田酒造」
「芋焼酎・ALOALO(アロアロ) 鹿児島酒造」

隣の席に座っていたお客さんが飲んでいるのを見て、気になった…

☆陽キャ系・パリピな芋焼酎 ♡ALOALO(アロアロ)♡

焼酎のラベルを見ているだけでも不思議と元気が湧いてきて…

波動が爆上がりするポジティブ・オーラ感!

ガチで半端ないっす〜!

そんな、爽快ロックな芋焼酎を暑い夏には、炭酸割りでシュワッ〜と!



ちなみに、ALOALO(アロアロ)とは…

☆ハワイ語で、ハイビスカスを意味する言葉です。

「さ〜て、芋焼酎に戻るか〜♡」

「すみませ〜ん! 芋臭さ半端ない! 鹿児島限定の芋焼酎を… 濃い目のお湯割りでお願いしま〜す♡」

「芋焼酎・薩摩維新 (☆鹿児島限定) 小正醸造」

☆鹿児島限定☆ 芋焼酎・薩摩維新のお湯割り(濃い目)と…

和ごん特製・ラッキョウの甘酢漬け(酒の肴)を味わうHSP。

「自分好みの芋臭い焼酎と… 大粒で食べ応えのある甘酸っぱいラッキョウのしょりしょりとした食感が、たまらない♡ 波動… 爆上がりや!」

「HSPアーティスト・Shingoのお気に入り→ゴロッとした大粒ラッキョウの甘酢漬け♡・和ごん」

「やばっ!革命的に美味しいんですけど!! 帰ったら真似して作ってみよっかな〜!!! なんちゃってwww」

「市来焼酎・みとら & ツン 田崎酒造」

「最後の〆の一杯は、市来焼酎・ツンで決まりだな!」

「市来焼酎ツン → グラス:¥550」

ちなみに「ツン」とは…

西郷隆盛が飼っていた犬の名前との事です。

そんな、市来焼酎・ツンを濃い目のお湯割りで飲むと…

私好みのガツン!とくるサツマイモの甘い芳香が、口から鼻へと通り抜ける心地よさに思わず…

「ツンだけに… ガツンと来るってか!」

寒いギャグを心の中で、ボソッと呟くHSP。

「ごちそうさまでした〜♡ お会計で、お願いしま〜す♡」

カウンター越しで、お会計を済ませると店を出た。

2件目の酒場(和ごん)で…

本来の自分を取り戻し、波動が上がったHSP。

そんな、上機嫌のほろ酔い気分で…

アルコールが心地よく行き届いた脳(悪魔の思考)から…

「3件目の酒場へGO!!!」

「天使の直感:今夜のはしご酒は、ここらへんで切り上げた方が良さそうだぞ!」

「天使の直感:明日も午前中から、旅程がある事だしな!取りあえずは、コンビニでウコンの力を買って飲んだら… ふらふら寄り道せずに、ホテルへ直行しなさい!OK?」

一方…

「悪魔の思考:お〜い? 息してるか〜? 天文館のワクワクする夜♡は、まだまだ、これからだよ〜! わかってる〜?」

「悪魔の思考:さ〜!時間がもったいないから… 最初に断念した、立ち飲み専門の焼酎バーへ Let's Go!」

「悪魔の思考:これまでの長期間、溜め込んできた鬱な感情は、さっさと手放して… ありのままの無邪気な自分を解放してあげなきゃ!自分を労ってあげなきゃ! そうしてあげる事が目的で、わざわざ天文館までやって来たんでしょ?」

「悪魔の思考:心地いい酔いが醒めないうちに… さ〜、次へ行こう!」

天使の直感と悪魔の思考が、アルコールで心地よく麻痺したHSPの脳内で…

お互いに、一歩も引かない…

そんな…

せめぎ合いをする空白の時間が、暫し続いた。

どれくらい、時間が過ぎたのだろう?

ふと、気付いたら…

仕事帰りのサラリーマンで満席だった、最初の酒場の前まで戻っていた。

「やっぱり俺は、悪魔の思考に従って… 天文館の夜♡をワクワクしたいんだ!楽しみたいんだ!ありのままの自分を解放したいんだ〜!」

「天使の直感:止めとけ! 明日の朝、絶対に後悔するぞ!」

「悪魔の思考:入っちゃえ!入っちゃえ〜!飲んで♪ 飲んで♪ 飲んで〜♪」

脳内の天使と悪魔のせめぎ合いの末…

悪魔の思考に魂を売り渡し…

3件目の酒場へと、ふらつく足取りで吸い込まれて行った…

「お気に入りの芋焼酎・川越を抱えながら、自身が手掛けた店内ウォールペイントをバックに
座り込む… 酒飲みアーティスト・Shingo 京都・のら酒房」

酒飲みアーティスト・Shingo

「いらっしゃいませ〜!」

続く


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