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review 「LIFE SHIFT」前編

自粛期間中のキャリアを考える時間。

「LIFE SHIFT」は、人生100年時代をどう生きていくか!?ということについての本。

人生100年時代というキーワード自体は、聞いたことある人もいるとは思うが、結局どんな時代になるの?どんな選択をしていけばいいの?ということは自分もあまり理解していなかった。それを知れたので、アウトプットしてきます。


過去のロールモデルは失われた

もはや親や親の世代でいいとされてきたキャリアと同じ道を進むことは役に立たない時代になってきているということ。

これについては知ってるようで知ったような気になっていた。卒後教育が大事になるんでしょ?的な。


簡単に言うと「教育→仕事→引退」このサイクルが崩壊するということだ。そして、マルチステージ化する。つまり、キャリアが複数になったり、変化が当たり前になるということになる。


だからこそ、自分のアイデンティティや価値観を自分を理解することが大事になるということだ。これで前作の、苦しい時の話をしようか、と少し繋がったところがある。ここで、軸がブレブレだとそれこそ何をしていいか分からなくなってしまうのだと思う。だからこそ、自分のことを知ることの価値が高まると実感した。




あなたは100歳まで生きる

1999年生まれの自分だと、平均寿命は100歳ちょうどくらいになるとされている。しかも、同年代の50%がそうなるとされているから、なお驚きだ。

同世代の2人に1人が100歳まで生きる…


想像しにくいけど、これは多分近い未来感じ始めることなのだろうと思う。


ここで、自分はスポーツ健康学部でよかったと心底感じた。資本となり、後に記述される無形資産である、「健康」について学べているから。そして、アスレティックトレーナーとしての知識も活かせるから。ヘルスケアに対する需要は高まるであろうし、仕事を機械に奪われる可能性もそこまで大きいとは思えない。


人生100年を生きることはできるかもしれない。
けど、自分は自分の力で健康に生きたいと思う。入院生活、介護生活はしたくない。
そのためにいつまでも自分の身体は自分で動かせるようにということを意識していきたいと思う。




3ステージの崩壊

教育→仕事→引退。
多くの人が通ってきた人生プランの3ステージはもはや通用しない。とりあえず大学出て、22歳から65歳まで働く。そして、65歳から100歳までは老後の人生を歩む。


勤労期間は41年
引退期間は35年

このプランだと働いた期間と老後の期間がほぼ同じになる。公的年金を今の時代と同水準で受け取ることは現実的に厳しく、LIFE SHIFT内に記載されている最終所得の50%の貯蓄を有するには、毎年所得の25%を老後の資金として貯蓄する必要がある……


毎年所得1/4を貯蓄は現実味がなさ過ぎる。
また、引退期間が35年も長すぎて、満足した生活は送れないであろう。



見えないものの価値

見えない資産、無形資産とも言い換えられる。

お金が大事ではないというつもりは筆者はない。
だが、重要なのはお金としての資産も、無形の資産もどちらも相互に影響し、両輪だからこそいい効果が出るだろうということだ。


では、無形資産にはどんな種類があるのか?ここでは3分類している。


①生産性資産
生産性を高め、所得をふやすために役立つ要素。
つまり、高度なスキルと専門性である。

また、仲間や評判も重要になる。
同じ価値観の人間だけでなく、多様な考え方、大きく言ってしまえば自分と正反対の考えを知るということも必要だということだ。一つの考えに染まりかねない状況を防ぐ。また、人としての評判が良くなければ決して仕事は舞い込んでこず、必要とされない。人間性はどの仕事でも必要になる。


②活力資産
要約すると健康でいようということ。

③変身資産
100年時代を過ごすうえで、多様なキャリアを過ごすことになる、そこで重要になるのは多様なネットワークを持っているかということ。自分の知らない新しい情報と出会う機会を作る。

また、レールが敷かれなくなった時代になり、アイデンティティがより強くなり、自分で作り上げるようになってくるときに、自分は何者なのかということを理解する必要がある。そうするとどんな道を歩むべきかが一貫しやすくなる。

あとは、変わることを不安視せず、許容するメンタルも大事になるということだ。

以上全編。


本を読むことの重要性を実感している。
知らないことがこんなに怖いことかとも思う。

いい反面もあるが、行動に移せるようにも注意していきたい。

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