2022年の振り返り+ここ1-2年で大幅に価値観が変わった話
2022年はお疲れ様でした。
今年の振り返りをしていきたいと思います。
1年の振り返り
2022年1月
エンジニアとして働いていることにモヤモヤを感じるようになり、2021年12月から自己分析の講座を受けてみたり、自己分析関連の書籍を参考に過去の棚卸し+自己分析をする。
2022年2月
エンジニアとして働いていてなぜ、モヤモヤを感じていた理由は「適性を生かしきれていない」からだった。
エンジニアとしてバグの改修や機能実装はストレングスファインダーでいう「分析思考」が活かせていたのでそこは仕事をしていて楽しい部分だった。
しかし、「戦略的に物事を考える」「数字と向き合う」といった業務が仕事にないのが大変物足りなかった。
また「言われたものを言われた通り100%に近い精度で作る」ことに楽しみをあまり見出せなかった。
自分でメディア運営していたときのことを思い出したら戦略を練って施策をうち、数字と向き合うほうが性に合っていたなと今振り返ると感じる。
自己分析の結果、このタイミングで退社。2年半のエンジニア生活とおさらばして貯金もあるので、しばらく自分のやりたいことをやっていくことを考える。
2022年3月
NEETになり、ずっと本を読む生活。
3月後半に青春18きっぷを使って関東から関西まで鈍行の旅を2週間ほどする。
2022年4月
貯金もあるし(専業アフィリエイターの時に荒稼ぎした貯金が残ってた)、今年いっぱいは自分で何か事業をやり直していこうと思い、自分が興味を持っていた健康系の事業を始めてみる
2022年5月
市場調査、マーケティング、事業作りを始めてみるも進めていくうちに「医師免許の壁」にぶつかる。ジャンル的にこれを継続するのは難しいと感じ撤退。マーケティングのためにブログを立ち上げ、YouTubeも始めていたが一旦全削除。事業としてやりたいことがまとまらなかったため、一度地盤を固めるために再度働くことに。
2022年6月
自己分析した通り自分の適性は「分析」「戦略を練る」「数字と向き合う」という部分。つまり「マーケター」が自分に合っている。元々SEO4年やっていて結果も残しているのでそこに適性があるのは間違いない。
ただ、SEOだけではなくマーケターとして幅を広げていきたいので(広告運用やブランディング戦略など)「SEOマーケターで制作・開発知識もありますが、徐々にマーケターとしての幅を広げていきたい」というスタンスで転職活動をしていた。
結果、グロースハッカーという「開発・制作ディレクション」兼「マーケター」というエンジニアリングとマーケターの中間のようないいポジションに入れた。
2022年7月
グロースハッカーとして会社勤め開始。
いわば事業責任者のような立場。
会社自体はかつてないほどホワイトで週4リモート、フレックス勤務、残業文化なし、裁量権がある、など「良い会社に入ったな」という実感。
新卒の時に思い描いていた会社員生活はもっと負のイメージだが、想像以上に良い環境で働かせていただけてるので会社に対して感謝しかない。
2022年8月
仕事に慣れてきたところで、副業開始。
副業をしていく上で決めてることが3つある。それは「ビジョンドリブンの目的を置くこと」「自分の資質を最大限に活かすこと」「興味・関心が強いジャンルに取り組むこと」この3つだ。
アフィリエイター時代は「お金を得た瞬間にモチベーションがガクンと落ちて何も手がつかなくなり無気力になった」という経験をした。これは「金を目的にしたこと」「興味関心の薄いジャンルに取り組んだこと」が原因だ。
多額のお金を得てもモチベーションが落ちないような仕事の目的は「世の中への課題感や価値観」に根付いた目的だ。いわゆる「ビジョンドリブン」な目的。
昔は事業をやるのにビジョン・ミッションなんか必要ないと思っていたが、お金のために仕事をするとお金を満たした瞬間にモチベが落ちてやる気がなった経験からビジョンドリブン目的の大切さは身に沁みた。
ビジョンドリブンでの仕事の目的を作る大切さを知るなら下記書籍が参考になる。
人生の目的論: 会社依存から脱却する新しい就活論
一生を賭ける仕事の見つけ方
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
また「興味・関心が強いジャンルに取り組むこと」に関して内発的動機付けと外発的動機付けという概念があるが、好奇心が自然と湧いてくるジャンルを選ぶことによって内発的動機ベースで物事に取り組むことができる。そっちの方が間違いなく継続できるし、自分の幸せにつながる。
詳しくは以下の書籍でも目を通してくれれば言ってることがよくわかると思う。下記の中ではモチベーション3.0が一番読みやすい。もしモチベ3.0を読んでみてもっと興味持ったなら残りの2冊もぜひ目を通してほしい。
モチベーション3.0(ダニエルピンク)
フロー体験喜びの現象学(チクセント・ミハイ)
人を伸ばす力(エドワード・デシ)
副業の内容はとあるジャンルのコーチングだ。
コーチングとはいっても人と話すと疲れてしまう自分はコーチングをやる側になる気はない。そのマーケティングをし、コーチング自体はコーチングが得意な人にやってもらおうと思っている。
2022年9-10月
スキルシェア系のプラットフォームを使い、他人のコーチングを数十人受講し、自分も他人へのコーチングを数十回して市場感などをリサーチしつつ需要のチェックやユーザーインサイトの情報収集。
2022年11-12月
ユーザーインサイトや市場感の確認が終わりコーチングを実際にやっていくための講座作りを開始。
仕事が終わった後は気力がもたないので、夜はインプット(読書)や体のケア(ストレッチや筋トレや運動)に当て、朝に副業を回す。
今は22時30分に寝て、5時45分に起きる生活に。
朝は30分間ジャーナリング時間をとっているため2~3時間くらいしか副業の時間が取れないが、金銭以外のモチベーションもあるのでこれを長く続けて事業化できるように精一杯取り組んでいくつもり。
2023年のやりたいこと
・副業を事業化するためのマーケティング(ペイド広告・非ペイド広告)に力を入れ、顧客のフィードバックを受け講座内容を改修し続ける
→SEO,動画,リスなど。
・趣味を全力で楽しむ
→釣りが好きなのですが年間40回は釣行したい。
・人間関係の幅を広げる
→趣味、仕事関係、このTwitter関係なく人付き合いの幅を広げるために金夜、土午後、空いていれば極力人に会いたい。
・2023年も読書に1.5h/day程度のリソースを割く
ここ1-2年間で大幅に価値観が変わった話
上記振り返ると1~2年でやっている職種も価値観もガラッと変わった。
正確にいうと「価値観が変わった」というより「不明確だった価値観を言語化・明確化することによって、自分の中に選択基準ができた」が正しい。(が、「価値観が変わった」のほうが伝わりやすいためあえてそう書く)
端的にいうと20代中盤は「資産の最大化」を目的にしてたが、ここ1-2年は「幸福度の最大化(人生の充実)」を目的にしている。
幸福の最大化を目的にしているので、趣味や人間関係の優先順位が高くなった。本業での収入が十分あるので今後取り組む副業はやりがい・継続性を重視しているし、副業のために健康を犠牲にするなどということは絶対にない。
目先の金のためにつまらないことをすることも、お金に余裕がなくなった時以外はしない。
価値観や仕事の目的が変わったきっかけは「読書の継続」「ジャーナリングの継続」「挫折の経験」。この3つが大きい。
読書の継続
4-5年ほど前からずっと読書を継続している。忙しくて数ヶ月本を読まなかった時期もあるが、毎日3時間読書をしていた期間もあるので平均すると毎月5~10冊は読んでいると思う。古典もビジネス書も小説もなんでも読んできた。
読書によって毎日毎日少しずつ価値観が変わっていき、視野が広くなった。「人は接する情報によって価値観が形成される」といわれているが、それは書籍も例外ではない。SNSを閉じ、自分の何倍も賢い人の考えに毎日触れてきたことが間違いなく価値観や人生観の形成に影響を及ぼした。
ジャーナリングの継続
ジャーナリングとは「紙に自分の感情や考えを書くこと」である。
サボる日もあるが、2年ほど継続している。最近は毎日15分とっていたジャーナリングの時間を30分に増やした。それだけジャーナリングの効果を強く実感しているからだ。おかげで家がA4用紙だらけ。
ジャーナリングで自分の感情を常にプロットしてきたので、何をすると自分が楽しいと感じるのか明確に言語化することができるようになった。
すると自分の価値観が明確になる。
自分の価値観が明確になれば、他人の価値観に流されにくくなり、自分の軸を持つことができる。「こうすれば自分は満たされる」という基準ができたので副業も日常生活も本業もそれを選択基準にしていけば自分が満たされやすくなった。
自分の価値観が満たされると、今度は自分に向いていたベクトルが他人や社会に向く。そのときがビジョンドリブンで何かを始める良いタイミングなのではないかなと思う。
ジャーナリングについて知りたい人は以下の書籍が参考になるだろう。
ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)
書く瞑想 1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される
ずっとやりたかったことを、やりなさい
挫折の経験
エンジニアをやっていた時に強いモヤモヤを感じていた。
上記の通り、そのタイミングで自己分析をちゃんとやったことがきっかけで、職種の転向に至った。
その際に価値観なども徹底的に深ぼりしたことが、結果的に自分の価値観を明確にするきっかけになったと思う。
総括
職種も価値観もガラッと変わった1年だった。
昔はよくある成功者像やSNSにいるインフルエンサーに憧れて、外発的なものを基準にして頑張っていたが、今はそれが内側から溢れていく好奇心や自分の価値観をベースに行動するようになった。
おかげで自分を満たしやすくなり幸福度が上がったと思う。
本業で生きていく上で十分な収入を満たしていることもあり、副業もお金のその先に目的を置くようになったのは良い傾向だ。
2023年も精進していきたいと思う。
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