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HSPの仕事術|行動心理学を応用して繊細なまま楽しくお仕事するライフスタイル。

行動心理士のしんどうです。

私は繊細さん。
周りの環境や誰かと接すると普通の人より多く影響を受ける体質です。

なので、周りを基準にお仕事したり、
一般的な仕事術は文字通り肌に合わないことが多いんです。

そのことに気付かなかった頃は、
お仕事でうつ病になってしまったこともあるほど…

だからでしょうか。
自然と自分の繊細さを意識した細かな仕事術を見出してきました。

繊細な私が普通に仕事できるようになった方法、
それどころか、個人で稼ぐ力まで身につけた技術。
その全貌…知りたくありませんか?

今回の記事はこういう方におすすめです!
 ✅周りの人の気分を受け取って疲れてしまう
 ✅つい相手を優先して自分を後回しにしてしまう
 ✅仕事を終えるペースが周りより遅いような気がする
 ✅光、音、匂い、周りの環境により仕事ペースが乱れがち
 ✅電話対応やマルチタスク、スピードが求められる業務が苦手

HSPの仕事術をマスターして、
繊細なまま楽しくお仕事するライフスタイルを目指してみませんか?


繊細さんの事情

毎日『くたくた』疲れちゃう理由。
それは毎日、膨大な情報にさらされているから。

パソコン、スマホ、さまざまな広告 etc…
目に見える情報だけではありません。

光、音、匂い、味といった五感で受け取る情報も
私たちの脳は淡々と処理し続けているんです。

するとどうでしょう。
使われすぎた脳の神経システムは悲鳴をあげ、
処理しきれない情報は言葉にできない焦燥感や混乱へと形を変えます。

そんな毎日が続けば、
脳は疲弊して全身に異常がみられるようになることでしょう。

あなたは脳への負荷を抑え、しっかりと休ませてあげていますか?

HSPの特徴

先ほどからHSPや繊細さんと言葉にしていますが、
まだまだ認知度は100%ではないのが事実。

HSP(Highly Sensitive Person)とは、
通常より刺激をより敏感に受け取ってしまう方を指します。

日本では「敏感すぎる人」と訳されていましたが、
言われた側はあまりいい気持ちになれなかったので、
親しみやすく『繊細さん』と呼ばれているのが現状です。

HSPは別に病気ということではありません。

病的に繊細な方はいらっしゃいますが、
その場合は神経症やうつ病などの他の病名があてられます。

先ほども申しましたようにHSPは「刺激に敏感」なんです。
なので、皆さんも少なからず持っている気質的な繊細性とご理解ください。

繊細性はみんなが持っている気質

情報を受け取る量は個人差が大きい。

例えば、
微かな電子機器の音、カーテンの隙間から射す光、他人の感情 etc…

普通の方ならどうということはない情報でも、
受け流せず気にしてしまうのが繊細さんです。

繊細さんの脳の神経システムは、
刺激をより敏感に受け取るよう発達しています。

特にマイナスの刺激を受けると、
通常より多くのストレスを感じてしまうため注意が必要。

ストレスは心を摩耗させ、心の病気の原因になります。
なので自分の繊細性がどれくらい高いのかを理解しておくことが大切です。

自分の繊細性を知る大切さ

ここまで繊細さんのネガティブな面ばかりに注目してきましたが、
実はめちゃめちゃポジティブな面があるんです!

繊細さんのポジティブな面、
それはポジティブな情報も高感度で受け取っているということです。

私にとって映画や小説、アニメを観て涙がでるのは別に普通のこと。

好きな歌はいつ聞いても心を動かされますし、
好きな香りを感じるとリラックスしたり集中力があがっていることを
実感できたりします。

他にも、痛みや快楽を利用して容易に習慣化できますし、
相手から受け取った感情と行動から心を予想することもできます。

すべて繊細性がもたらす恩恵だと私は考えています。

だからこそ、
あなたも自身の繊細性を把握することは大きなメリットになるんです。

さて、ここからは自身の繊細性を知る上での注意点、
いえ、繊細性を知るときのポイント2つをお話ししましょう。

繊細性は強度に個人差がある

情報を受け取る量には個人差が大きいと既にお伝えしました。
まず自分がどれくらい情報を受け取る気質があるかを確認しましょう。

HSP診断は基本的に自己診断テストをするのが一般的です。
そのため、正確性の面ではほとんどあてにならないでしょう。

さらに、繊細性は誰もが兼ね備える気質。

自己診断テストで高得点だったとしても、
「自分にはそういう気質があるかもな」と目安程度に考えましょう。

また、他人がHSPと名乗っている姿をみて、
「科学的根拠にかけている!」
「それってあなたの感想ですよね?」
とマジレスするのはやめましょう。

繊細性は自分本位な感覚レベルのお話し。
他人の感覚という理解できないものに決めつけでもの申すのは良くない。

他人に理解されないのも繊細さんの悩みの種の一つですが、
繊細さんも「他人には理解できない」ことを知っておきましょう。

あくまで繊細な気質を備えている可能性があるかどうかが大切で、
見出した繊細性を生活にどう活かしてQOLを向上させるかが大事です。

繊細性は五感ごとに強度が異なる

2つ目のポイントは、
繊細性は五感ごとに強度が異なる点です。

繊細さんの中にはこういう方がいます。
日光や普段の照明は大丈夫なのに就寝時に弱い照明が気になって眠れない。

こういう経験からもわかるように、
同じ繊細さんでも強弱によって得手不得手が異なるもの。

弱い刺激だからといって”辛くない”ということはありません。
それは視覚以外でも同様のことが言えるでしょう。

あなたのどの感覚がどれくらい繊細かを診断できるものは、
残念ながら見つけることができませんでした。

そのため、ご自身で各感覚の繊細性の強度を試してみるもよし、
私のようなHSPを対象とするカウンセラーに頼るもよしです。

繊細さんの仕事術

さぁ、いよいよここからが本題です。
これまでHSPのあれこれやHSP気質を知る方法をお伝えしました。

HSP気質は五感別にみることが大切でしたよね。
ここからは繊細性を現場に応用していく仕事術編です。

あなたの五感のどの感覚が繊細かを知っておくと、
その感覚を活かした仕事の仕方を選ぶことができるでしょう。

私の方法は行動心理学を応用したものなので、
たとえ繊細性を備えていなくても活用できるものもあります。

明日からでも活用できる実践ノウハウになっていますので、
ぜひ参考にしてみてください!

繊細さんのメンタルコントロール仕事術

繊細さんは疲れやすい体質をしていますが、
実はリラックス法を身につければ気持ちの切り替えが人一倍得意になる。

人はポジティブな情報よりもネガティブな情報に
注意が向きやすいという性質を持ち合わせています。

そのため、リラックス法やメンタルコントロール法を知らない繊細さんは、
総じてネガティブな情報に注意が引っ張られて気分が沈んでしまいます。

理想は情報のネガティブな面を避け、
ポジティブな面に注意を向けられるようにすること。

そこで繊細さんにおすすめな方法は、
繊細性の高い感覚にポジティブな刺激をあたえてあげられるような
手持ちサイズのアイテムを持ち歩くこと
です。

例えば、視覚優位な方は家族の写真や趣味の画像、
聴覚優位な方は明るい気持ちになれる音楽をいつでも聴けるようにする、
臭覚優位な方はお気に入りのアロマや香水を身につけるなど。

ポジティブな気分になれれば思考もポジティブに引っ張られます。

さらに、頭の中を空っぽにする瞑想法などと組み合わせると、
なお強力に自身の感情を切り替えることができるようになるでしょう。

繊細さんの集中力をあげる仕事術

繊細さんは自身の過敏な感覚に注意が引っ張られて、
お仕事に集中できないことがよく起こります。

そうならないようにするためには、
外からの刺激をできる限り防ぐことが大切です。

例えば視覚優位な方の場合は目に入る光や情報を止めること。
サングラスやブルーライトカットのグラスを使用したり、
お仕事に最低限必要なもの以外は視界に入らないよう工夫するなど。

聴覚優位な方の場合は耳に入る音を止めること。
耳栓やイヤホン、リラックスできる音楽を聴いたり、
防音性の高い部屋で作業するなどの工夫があります。

個性にあう刺激の防ぎ方を見つけると、
今よりももっと働きやすくなりますよ。

その他の仕事術

繊細さんの仕事術は多岐に渡ります。

というのも、人それぞれ「何に対して繊細か」が異なるため、
自分に合うやり方が違うんです。

私はお仕事上、何人もの繊細さんのお話をお聞きしてまいりました。

その経験や自分で試して効果があった方法を日々SNSで発信しているので、
ぜひ自分にあう方法を探してみてください!

繊細さはその人の個性であり、強味です。

繊細さんは自身の繊細性により、
辛い体験をされてきた方が多くいらっしゃいます。

近年では、この繊細性が様々な神経症の原因の一つだと考えられており、
精神科を訪れる患者さんにHSPについて話される機会も多々あるそうです。

HSPで考えられる精神疾患としては、
不安障害、ASD、ADHD、うつ病、適応障害など、多岐に渡ります。

そのため、ご自身で「HSPかも…」と思われた場合は、
生活に支障があるときは受診を検討することも視野に入れておきましょう。

・いきなり受診は難しい
・HSPかもしれないことを誰かに相談したい
・HSPという個性を活かして繊細なまま楽しく生きていきたい

そう悩まれる際はぜひご相談ください。
共感を得られにくい繊細さんのお悩みに寄り添います。

#仕事の心がけ


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