見出し画像

農家と健康の100年続く新しい文化を作るためのクラウドファンディングに挑戦します

「あの日はこれまでの人生で最悪の日だった。」と妻は言いました。

2021年12月、医者から「悪性の腫瘍、がんです。」そう告げられてから、僕にとって当たり前の毎日は無くなった。そして同時に、未来のことはどうなるかわからないけれど、この経験を一人でも多くの農家さんに伝えて注意喚起しよう。そう決意しました。

2022年1月20日、20時ちょうど。Twitterにシェアしたnoteには様々な応援メッセージが届けられました。送信ボタンを押す親指が震えるほど緊張したし、読み手に対してとても気を使わせる内容だったけれど、そのどれもが好意的な反応で背中を押された感覚を今でもハッキリと覚えている。

あぁ、この経験は僕に与えられた新しい役割なんだと思った。

その翌日から入院。手術前日の心境は音声にも残しました。

手術は無事に成功。術後の経過も問題なく、今こうして無事に畑に帰ってくることができた。当たり前の毎日が戻ってきて心からホッとしています。

妻は後に「がんを聞かされたあの日は人生最悪の日だった」と言い、元気になった今でも「戻ってこれて本当に良かったね」と何度も繰り返している。

二人に一人はがんになる、がんは治る時代だ。よくそう言われます。もちろんそれは事実だと思うけれど、いざ当事者になった時にそれは慰めにはならない。なぜなら未来は誰にも保証してもらえないからです。

これから僕は、農家と健康の新しい文化を作ります。

それは僕と同じように大切な人を悲しませたり、自分のやりたいことができなくなったりしないよう、健康に対しての意識を高めてもらうため。具体的には定期的に健康診断やがん検診などを当たり前のように受ける空気を作ります。

そのための手段として、新しい記念日を制定することにしました。

毎年一回、農家が健康を強く意識するキッカケを作ります。もちろんただ記念日を作るだけではありません。健診に「行かなければならない」ではなく「行って当たり前」。そして「健診に行くことはカッコイイ」。健康を語ることが楽しくなるような、全く新しい仕掛けで浸透させていきます。

また、この記念日をオフィシャルなものにするため、一般社団法人 日本記念日協会への登録を目指します。

そして、これに関わる費用をクラウドファンディングで募ることにしました。現在、公開に向けて準備を進めています。

令和元年度国民生活基礎調査(厚生労働省)によると、過去1年間に健診などを受診した人の割合は全体の69.6%に対して、農林漁業従事者は62.7%と少ない。これを80%に引き上げ、農家が全業種の中のトップランナーにします。

僕は当事者として言い切ります。

「農業をやる上で最も大切なことは健康である」

クラウドファンディングが公開された際、もしも僕の想いに共感いただけたらぜひ沢山の方に届けて欲しいです。僕の農業人生をかけて、100年続く文化を作ります。

ただ、僕一人だけでは絶対に達成できませんし、現状も万全な作戦が練られているわけではありません。それでも誰かがやらなきゃならない。だから僕が先頭を走り、まずはその火種を作ります。

全国の農家さん、そして農業関係者の皆さん。一緒にムーブメントを起こしていただけませんか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?