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アレが破裂!激痛のクリスマス

午前3時

激しい腹痛で目が覚めました。

トイレに駆け込み座った瞬間、強烈なめまいと耳鳴り、吐き気に襲われました。

視界は白くなり、自分で支えられないほど体が重くなりました。

この感覚初めてではなかったので、しんどいながらも目を閉じ深呼吸をしてなんとか乗り切りました。

初めは自律神経の乱れだと思っていたのですが、めまいが落ち着いた後も、お腹の痛みは一向によくなりません。

お腹に力を入れることもできず、痛みが少しおさまるまではと思い、1時間ほどトイレでじっとしていました。

痛みがおさまったわけではないけど、便意があるわけでもないので、トイレを出ることにしました。

這うように寝室に戻り、横になろうと思いましたが、どんな体勢でも激痛。

特に座った時の痛みがひどい。

お尻をついた瞬間、お腹に突き上げるような痛みで悲鳴を上げてしまうほど。

もちろん眠れるはずもなく、そのまま朝が来るのを待ちました。


腹痛と吐き気があったことから、胃腸炎かもしれないと思い、近所の胃腸科に行くことにしました。

通常だと徒歩7分ほどで着く距離ですが、その時は20分以上かけて、ゆっくりゆっくり歩きました。


病院の受付で問診票を渡されましたが、座るにも苦しみ、痛みで文字を書くのもままならない様子を見て、すぐベッドに案内されました。

優先的に診察をしてもらったのですが、痛む場所が下腹部であること、少し触れただけでも痛がり方が尋常じゃないことから、胃腸炎ではないと言われました。

そして、婦人科疾患を疑われました。


「胃腸炎を疑って点滴や薬を出すことはできるけど、たぶんそれは何の意味もない。」

先生はそう言うと、大きめの総合病院に回してくださいました。

そのままタクシーで総合病院へ向かうと、そこでもすぐにベッドに案内してもらえました。

移動するにあたり車いすを勧められましたが、座ることが一番痛かったため断り、ゆっくり歩いて処置室に向かいました。


抗生物質と鎮痛剤の点滴が半日ほど繋がっていたと思います。


その日はクリスマス。

たまたま有休をとっていました。

クリスマスだからと狙って休んだわけでも、特別な予定があったわけでもありません。

上司から有休消化をすすめられ、他の方との兼ね合いで休みを取りやすかったのがたまたまクリスマスだっただけなのですが…

それでもせっかくのクリスマスなので、ごちそうとケーキを用意して、おうちで夫と愛猫とささやかなクリスマスディナーを楽しもうと考えていました。


もうこの状況、絶対できないじゃん…

なんで今日なの。


ついつい悲観的になってしまいました。

そんな時は、【今日そうなる必要があった理由】を考えるようにしています。

今日そうなって良かった、ラッキーだったと思えるまで理由を考えます。


仕事が休みの時で良かった。

今日が出勤日だったら、急な欠勤で迷惑をかけることになったはず。

しかも欠勤は給料が減ってしまう。

それにあと数日遅かったら、病院も年末年始休業に入ってしまうところだった。

今日こうなってラッキーだった。


その考えで気持ちが落ち着きました。


点滴のおかげで少し楽になり、処置室のベッドで少し眠っていました。


血液検査とCTの結果、なんらかの炎症が起きていること、子宮が肥大していることがわかりました。

しかも子宮の形がいびつだと指摘されました。

そういえば4ヶ月前、尿膜管遺残の検査の時にも指摘されていたことでした。

子宮の形がいびつであること、婦人科で検査を受けた方がいいということ。

行かなきゃとは思っていたものの、特段の自覚症状がなかったため後回しにしていました。

本当に懲りないやつ…


婦人科疾患の可能性大ですが、その日婦人科の先生方は手術が何例か入っていたため、外科の先生がずっと様子を見ていてくれました。

点滴を終えた夕方5時、近くの洋菓子屋さんでクリスマスケーキを買って帰りました。

わたしは食べられないけど、気分だけでもクリスマスを味わおうと思ったので。


そういえば薬受け取るの忘れて帰ってきました(絶望)


家にある鎮痛剤でごまかしながら、クリスマスの夜は少し眠りました。


2日後、婦人科を受診。

子宮筋腫が破裂していたようです。

その話はまた次回。


婦人科疾患に悩んでいる人、そうでない人も、定期検診を受けることをお勧めします。

また、身体に異変があればすぐ病院に行きましょうね。

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