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【モヤカラ♪ vol.24】 サポーターがサポートしているもの

昨年8月から、毎月第1・第2月曜日の22時10分に「モヤモヤをカラッと♪」というTwitterスペースを開催しています。

略して「モヤカラ♪」

この配信は、ゲストの「パラダイムシフト=ものの見方や思い込みが変化した瞬間」をお伺いして、明日へのヒントをお届けできれば……と考えて始めました。

仕事がうまくいかなくて凹んでいたとき、奥さまから言われた言葉でハッとしたり、海外旅行で死にかけたことで真剣に生きるスイッチが入ったり。

これまで多くの方から、パラダイムシフトした体験をお聞きたのですけれど。

7月10日に配信した第24回「モヤモヤをカラッと♪」では、パーソナリティであるわたしと、むらけんさん(@muraken7habits)のふたりがパラダイムシフトを経験することに!

ゲストは、「人生大半がセレッソ大阪サポーターの基盤作り」と豪語する、いばさん(@masahiroiba)です。

この言葉、伊達じゃなかった……。

そして、サポーターの深い愛に触れ、思わず涙……。

とはいえ、今回のテーマは「次世代育成」です。ビジネスの場やコミュニティの中など、同じような悩みを抱えている方のヒントになればうれしいです。

「モヤモヤ」を「カラッ♪」とさせよう

毎月第1・第2月曜日の22時10分から、「モヤモヤをカラッと♪」というTwitterスペースを開催しています。

略して「モヤカラ♪」

毎日、仕事をしたり、子育てをしたり、友だちと話したり、ひとりでご飯を食べたり。生活する中で、「モヤモヤ」することがあります。

「そういう言い方ってどうなの!?」

「こんなにがんばってるのに、なんで評価されないの!?」

「モヤモヤ」には、自分の「パラダイム」が関わっていることが多いんですよね。

人は、「パラダイム=ものの見方や思い込み」によって思考し、選択し、行動しています。でも、自分がどんなパラダイムを持っているかは、なかなか意識できません。

そこで、「パラダイムシフト=パラダイムを自覚して、世界の見え方が変わった瞬間」をうかがい、明日のワクワクにつながるヒントをお伝えしています。

セレッソ大阪を世界一のクラブに!

1993年。新聞に載った記事が、今回のゲスト・いばさんの運命を変えました。

「大阪に、プロサッカークラブが誕生」

記事を見て、いばさんはその日のうちに事務局を訪ね、サポーター組織を作ることを相談。1994年の「セレッソ大阪」クラブ初年度から初代コールリーダーとして活動されてきました。

いまは会社員をしながら、大阪のホームスタジアムの横でサッカーショップを運営したり、毎週木曜日にTwitterスペースで配信したりされています。

実は、わたしはあまりスポーツ観戦に行かないので、「サポーター」という組織がイメージできなかったんですよね……。サッカーファンが集まってワイワイするってこと??

いばさんによると、「サポーター組織の中では、学歴や職業、年齢も性別も関係ない」とのこと。

つまり、つながりは「クラブを応援するマインド」だけ。

利害関係もなく、上下関係もない。このマインドがどのように発揮されるのかというと、なかなかにシビれる経験なんですよ。

組織を起ち上げて間もない頃、まだ「応援慣れ」していなかったいばさんは、なんと小学生から「応援の仕方がよくない」とフィードバックされてしまうんです!

よくないと感じた想いを伝えられること、それを素直に受け止められること。これぞまさしく『7つの習慣』でいう、「第1の習慣:主体的に生きる」と「第4の習慣:Win-Winを考える」です。

そしてセレッソ大阪の場合、「コールリーダー」は、既存サポーターの中でどんどん世代交代しているそう。

これは、いばさんが「コールリーダー」をすることになった当初から考えていたことでした。

「コールリーダー」は選ばれてなるものではないそうですが、サポーターそれぞれの想いを大切にしながら、Jリーグの試合はもちろん、ジュニアチームの試合にも駆けつけ、声援を送るわけです。

ところが、「コールリーダー」だって人間ですから生活もあります。ライフステージだって変化します。

そんな「変化」を、次世代とのシナジーを作る機会として活かそう。

そんなふうに考えたそうですが、リーダーを退いてもサポーターであることに変わりはありません。自分とは違うタイプのリーダーを盛り立て、選手に「応援」を届けることが、いまの自分の役割だとお話されていました。

セレッソ大阪のサポーター組織ができて約30年。生まれたときからセレッソ大阪があり、親子2代にわたってサポーターをしている人も増えてきています。

一方で、ジュニアチームで研鑽を積み、プロとして活躍する選手も誕生。

自分たちの中からプロ選手が生まれ、成長する姿を見守ることができるなんて!

こうなると、ちょっと言いたくなりませんか?

「アイツは、オレが育てた」

ふつうなら「笑」とされる表現ですが、サポーターの方にとっては、文字通り、そんな気持ちなのかもしれません。セレッソ大阪で育ち、応援され、強くなっていく。これこそが誇り。

プロサッカー選手は、1試合でだいたい10kmくらいは走るんだそう。90分近く経ってきたら、さすがに足が止まる……。

そのとき、選手の背中を押し、もう一歩足を出せるように、声を届ける。

試合前の緊張感も、勝利の涙も、負けたときの苦さも、体力ギリギリのしんどさも、みんなで一緒に。いばさんが「終わり」として思い描く「我が町のクラブを世界一に」は、こうしたプロセスも欠かせないもののようです。

最後に、若手のリーダーが誕生したとき、年長者として気をつけたいポイントを伺いました。

・いいか悪いかを判定しない
・伝え方や伝える方法を工夫する
・「変化」を、次世代とのシナジーを作る機会として活かす
・自分が中心にいるより、次の世代が出てくることの方が目的のためになる

代が変わっても受け継がれる歴史。つないでいるのは、「クラブを応援するマインド」です。

今後、サッカー観戦をしてピンクの波が揺れるとき、コールをまとめている人にも注目してしまいそうです。

まとめ

1993年の「新語・流行語大賞」は「Jリーグ」で、新語部門の金賞は「サポーター」でした。

当時のサッカーは、まだマイナーなスポーツで、だからこそ大きく注目されていました。そこから何度もワールドカップに出場し、強豪国にも勝てるところまで強くなったのは、いばさんたちのようなサポーターの力も大きいのかもしれません。

「12人目の選手」と呼ばれるサポーター。

いばさんご自身はサッカー選手としての経験はなく、純粋に、

「我が町から世界一のクラブができたらすごいやん!!」

という想いで始めたそうです。

夢中は努力にかなわないって、ホントにそうなんだなと実感しながらお話を伺いました。

最近、夢中になっていることはありますか?

自分が育ててきたものを、さらに大きくするために。「手放す」という選択は、最大級に効果性の高い行為なのかもしれません。


いばさんのお話は、こちらから聴くことができますよ。


昨年8月からスタートした「モヤカラ♪」は、なんとか1年続けることができました! 聴いてくださったリスナーのみなさん、ゲストとしてお話ししてくれた仲間たちのおかげです。

本当にありがとうございました!

8月からシーズン2に突入するにあたり、内容をアップデートしてお送りする予定です。次回の配信は、8月7日。みなさんの「モヤモヤ」が、「カラッと」なるようなトークをお届けしたいと思います。お楽しみに!

「7つの習慣セルフコーチング」の公式サイトはこちら。

講座内容はこちらに掲載されています。

「モヤカラ♪」過去の放送はマガジンにまとめています。


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