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【モヤカラ♪ vol.42】シン・先輩に贈るエール

「失敗しなかったら成長しないだろう!」

今日の夕方に再放送されていた「孤独のグルメ」で、漁師の先輩を演じていたガッツ石松さんが仰っていました。

漁船の上で、「すいませんでしたー!!」と頭を下げる若い漁師さん。失敗を責めることなく、もっと失敗して学べと諭す先輩。ふたりの姿を見て、ゴローさんも微笑む……というシーンに、思わずほっこりするのでしょうけれど。

とはいえ。

自分だったらそんなこと、言えますか……?

だって、後輩に失敗されたら尻ぬぐいするのはこっちだし、教え方が悪いと自分の評価が下がるかもしれない。「最近の若いモンはさー」なんて言いたくなっちゃうくらい、言葉も文化も通じない。

この春、新入社員を迎えて「シン・先輩」となった方の中には、こんなモヤモヤを抱えている人もいるのではないでしょうか。

そこで第42回「モヤモヤをカラッと♪(モヤカラ♪)」は、「シン・先輩」へのエールを特集しました。

配信にあたっては、『7つの習慣』を学びながら実践する7SALONメンバーほかにアンケートを実施。たくさんのご意見をいただきました。ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました!

まずは新人たちが戸惑う、「社会人パラダイムシフト」をご紹介します。

社会人になって、パラダイムシフトしたこと

「社会人になったばかりのとき、一番戸惑ったことはどんなことですか?」という質問に、「会議に出ても何の話かわからなくて、居眠りしてしまった」という声がありました。

分かる……。

会社や業界で使われる専門用語とか、先輩たちの中でホットな話題とかは、後輩にとってはちんぷんかんぷん。

「モヤカラ♪」パーソナリティーのむらけんさん曰く、「仕事のことなら聞こうと思えるけど、雑談なのに“それってどういうことですか?”って、聞くのも聞かれるのもつらいなー」とのこと。

空気を読んでしまう新人たちに対して、ここは先輩側が気をつけてあげたいところですね。

一方、「社会人になって、パラダイムシフト(自分の思い込みに気づくこと)したことはありますか?」という質問には、こんな回答が。

・学校の成績はテストや先生の採点で決まるけど、社会に出れば色々な人が色々な評価をしてくれる。社内社外問わず、色々な人に感謝されるような仕事をするのは楽しいと気付いた。
・とにかくやってみると、何かが動く!
・自分の立場を守ることで精一杯の人もいるんだなー。愚痴の多い人もいるんだなー。
・給料から天引きされるものが多い!
・働く前は会社員は地味でつまらないと思っていたけど、出会えればそんなこともないとわかる。

情報過多の中で学校生活を送った20代は、おそらくわたしが20代だったときより「知っている」ことが多いと思います。

ですが、「知っている」を「できる」に積み上げていく行動が、新人に求められることでしょう。先輩たちとしては、新人たちがチャレンジできる環境をつくることが重要といえるかもしれませんね。

先輩だって新人だった!

いまは“頼りになる”感じの先輩にだって、「新人」だった時代はあるはず。そこで「いまだから話せる大失敗エピソードはありますか?」と聞いてみました。

・会社のトップにジェンダーについて偏見があると文句を言った。
・早朝の新幹線で出張したが、寝過ごしてしまい、お客さんとの打合せに遅刻した。
・絶対に保管しておかなくてはならない重要書類をシュレッダーにかけてしまった。
・飲みに行っては毎晩徹夜で会社に行けなくなった。
・速達で出さないといけない郵便物を忘れていて、先輩に告白したらシュレッダーしてくれた。
・自分が辞めるとき、大好きだった先輩にありがとうもごめんなさいも何も言えず避けてしまったこと。

みなさん、けっこうやらかしてますね……。

入社はしたけど、すぐにリモートワークという方もいるかもしれません。そうすると、どうしても人とのつながりの感覚が薄れてしまいます。

先輩たちが自分の失敗体験を語ることで、親しみを感じてもらえるかも!?

「シン・先輩」に贈りたいエール

今月の「モヤカラ♪」は、アンケートでいただいた回答をいろいろご紹介してきました。新人たちへ贈りたいエールは、こちらの記事にまとめています。

ちょうど先輩たちにも、新人たちにも、贈るエールとしてピッタリの言葉をいただいたので、最後にこちらをご紹介します。

「あなたがプロ級の社会人ではないのと同様に、上司も上司という仕事がプロ級とは限りません。あなたの学校生活が100点満点ではない可能性と同様に、あなたの会社があなたにとって100点満点ではない可能性は高いです。完璧をめざすよりまずやってみて」

先輩だって、たくさんの失敗をして、多くの人にお世話になって、いまがあります。完璧主義より、ちょっとだけやってみる。この心意気、胸に刻みたいと思います。

わたしが新人だったころ、一番つらかったのは最初の一か月でした。とにかく何も分からないし、こんなことも分からないのかとショックだし、指示されたこともよく分からない。笑

ゴールデンウィークの頃は、どよ~んと落ち込んでいたように思います。

でも、何があっても自分の価値は変わりません。まだ慣れてないだけです。

新人のみなさんには、落ち込む前にセルフコーチングを、そして先輩たちには、パラダイムを自覚することをおすすめしたいと思います。

願わくば、お互いのチャレンジを応援できる関係でありたい。どうかチームとしての信頼関係をつくって、シナジーを生み出す仕事ができますように。

心から応援しています!


「パラダイムシフト=パラダイムを自覚して、世界の見え方が変わる」と、自分の世界が広がります。

「モヤカラ♪」シーズン2は、ゲストのお悩みをうかがい、問題の根っこにあるパラダイムを一緒に考えることで、明日のワクワクにつながるヒントをお伝えしています。

今回の配信は、こちらから聴くことができますよ。今年の新人はなんだかスゴイぞと思っている方、新しい環境にチャレンジしている方、ぜひ聴いてみてください!

5月の「モヤカラ♪」は、6日と13日にお送りする予定です。どうぞお楽しみに!

「7つの習慣セルフコーチング」の公式サイトはこちら。

「モヤカラ♪」過去の放送はマガジンにまとめています。


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